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<復興支援事業>津波から5ヵ月後の岩沼の農地 [2011年08月12日(Fri)]

こんにちは、森林担当の中畝です。

東北の農漁業の復興支援事業<http://www.foejapan.org/forest/moripre/fukkou.html>の中で、"農業"の支援候補地となっている岩沼市に移動し、現地視察、調整を行いました。

(5月訪問時の報告はコチラ⇒https://blog.canpan.info/foejapan/archive/18)

市役所での打合せのあと、早速農地の現状視察に繰り出しました。
まずは下の写真をご覧下さい。




同じ場所で、上が3月末、下が今回8月です。

津波による被災直後は潮水が流れ込んだことで、住宅や車両のカケラが田んぼを覆っていましたが、それらも大きなものはほぼ撤去され、青々と草が茂っていました。
地表部の塩分濃度の高い土を攪拌してしまう恐れから、重機の使用も出来なかったとのことなので、大変なご苦労があったことと思います。

青々とした田んぼは、一見すぐにでも作物が育ちそうにみえますが、特に海岸に近い田んぼのくぼんだところには、いまだ潮水が残って池のようになっていたり、内陸部でも、潮水が滞留し高い塩分濃度が残されたであろう場所の草は、先端部分から黄色く変色し、枯れてきているような状態です。

そんな中、ある試みがスタートしています。その名も「震災復興!塩トマト」。
なんでも、干拓地など塩分濃度の高い土壌で育ったトマトは少々小ぶりなものの、糖度が高くなるようで、熊本県の干拓地などで栽培されてきたもののようです。




NPO、企業、地元住民が協働している事業として、とても参考になります。
岩沼市は、先日宮城県内でも一番早く復興計画を策定しました。いよいよ本格的な復興がスタートしますが、現地の動きにあわせて私たちの支援が役に立つように、今後も調整を進めていきます。

中畝
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