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インドネシアの浸水被害 [2015年02月16日(Mon)]

スタッフの柳井です。
FoE Japanは2008年からインドネシア、中部ジャワ州の気候変動影響に脆弱な地域のコミュニティ支援を続けています。
プカロンガン市沿岸部では2006年頃から海面上昇による浸水被害を受け、多くの住民が田畑を失い住居や道路が水に浸かった状態での生活を強いられています。このような状況に対し、行政は沿岸部にマングローブ公園を設置して保全地域とする計画を立てました。当初は行政主導の計画に住民が取り残されていることが懸念されましたが、FoE Japanと現地NGOの働きかけや住民支援の結果、現在ではマングローブ公園の運営は住民グループが管理するまでに至っています。公園には多くの市民も訪れるようになり、エコツーリズムからの収入増加も期待されています。しかし一方で高潮の影響はますます深刻化しつつあります。自然の堤防として期待されたマングローブをもなぎ倒し、ますます住民の生活は困難になっています。

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なぎ倒されたマングローブ

バンドゥンガン村はマングローブ公園と隣り合わせた場所にありますが、海岸線まで数百メートルの農地が水に沈みました。農地の一部は魚の養殖場へと転換されていますが、養殖業は維持管理のコストが高く、数年に渡って収入源を失っている元農夫たちには簡単なことではありません。水に浸かった家も多く、住居の中にまで大量の水が入り込み衛生環境の悪化が心配されます。
FoE Japanではこの地域にもマングローブ植林を支援していますが、今後はすでにマングローブ等では防ぐことのできない被害に対する支援のあり方を、住民や行政と話し合いを持ちながら模索していきます。

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水に浸かる家屋

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生活道路の浸水

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