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IPCC横浜報告 その2 [2014年03月29日(Sat)]

こんにちは、横浜から再び小野寺です。

桜が満開となった横浜で開かれている気候変動に関する国連科学者機関IPCCの第2作業部会は最終日の5日目を迎え、各国政府向けの指針となる「政策決定者向けサマリー」の採択へ向け連日深夜まで作業を続けています。FoE Japanは横浜に集まった日本や海外のNGO数十人とともに議論を見守ってきました。

IMG_0729.jpeg


サマリーづくりは、2,000ページを超え30章からなる膨大な第2作業部会報告本文から、鍵となる情報を約40ページ弱にまとめた後、一行ずつ初めから終わりまで精査して、合意するという手続きを必要とするもので、根気と忍耐を試される作業です。

国連気候変動交渉では各国の利害がぶつかり合い、しばしば困難な妥協を強いられますが、IPCCはそうした政府間の国際政治とは一線を画し、本報告の各章をリードした科学者たちが、壇上から科学的知見に沿った助言を与え文章を採択して行きます。

興味深いのは通常国連交渉において欧州連合EUは、内部で意見調整して欧州委員会のみが発言するのですが、ここではドイツ、イギリス、ベルギー、そしてスウェーデンまで自由に発言して、空気がだいぶ異なります。

前日までに気候変動のリスク、これまでの影響の評価、将来の影響予測と進み、本日午後は、影響やリスクを減らす対応策に関するサマリーの最後の章に着手します。またサマリーでは、洪水や嵐、海面上昇や温暖化の程度を示す(若干)かわいげな温度計などのグラフィックなシンボルを使って読みやすくする努力がなされています。極地、海洋、小島諸島からアフリカ、アジアなどまで世界を9つの地域に分けカラフルなシンボルが散らばった世界地図ができています。

今日までの作業で文面の多くが随分すっきりとしてきました。不完全な情報をもとに誤った認識が広がらないよう、31日にサマリーが発表されるまで、参加している科学者、政府、マスコミからNGOまで、内容を外に漏らすことは出来ません。

科学者の成果を分かりやすく市民に伝えて行くというのがFoE他、市民団体の大切な仕事であり、それはこの会議が終わるときに始まります。
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