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「森のプレゼント」事業視察 宮城県岩沼市@被害の模様 [2011年05月06日(Fri)]

こんにちはスタッフの中畝(なかうね)です。私たちFoE Japanは、先の震災被害を受け、今後の復興の中で、
「環境NGOとしてできることは何か」「環境NGOがすべきことは何か」
について考えた結果、これまでの森林保全活動を通じて行ってきた、国内の森林保全を目的とし、社会や環境に負荷の少ない地域材や国産材を選んで使い、街と山が一つになって森を守る「森のプレゼント」のスキームを活用し、街の復興のサポートを行っていくことにしました。※詳細は下記参照(ご支援お願いします!)
http://www.foejapan.org/forest/moripre/fukkou.html

被害を受けた地域で、現在何を必要としているのか、私たちに何が出来るのかを確認するため、連休を活用して現地に入りました。
現地入りするのは、3月末に続いて今回で2回目。前回訪問時との比較などで現地の状況をお伝えします。


岩沼市は仙台市の南側に位置するベッドタウンで、報道などでも取り上げられた仙台空港(名取市とにまたがる)がある街です。太平洋側に開けた海岸線があり、平坦な土地が多いため、海岸線沿いが主に津波被害を受けました。
街の東部に広がる田畑には、近くの住宅地から流れてきたガレキや車両などが散乱しています。それでも1ヶ月前から比べると、道路脇のガレキは片付けられてきていますが、テレビなどでは感じられない潮とヘドロが混じった臭いはまだ鼻を刺激し続けます。


海岸線は外側から堤防、防潮林が守っていましたが、高さ5mもあろうかという堤防はところどころで破壊され、松の防潮林をも押し流してしまいました。1ヶ月前までは、海から運ばれた大量の砂がさえぎっていましたが、復旧のための駐車場を確保するために砂がどけられて堤防まで進めるようになっていました。


防潮林の内側には貞山堀(伊達政宗公が開削した、元は木材を運搬するための運河。貞山は政宗公の贈り名)という川が流れていますが、堤防の決壊により一部では直接海水が流れこんでしまっているところもあります。

次回は復興への動きをお届けします。

中畝幸雄
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