「水Do!でいこう!」奈良県生駒市で2Rセミナー開催 [2014年03月16日(Sun)]
スタッフの瀬口です。
3月8日(土)、奈良県生駒市で2R公開セミナーを開催しました。 生駒市は、現在の山下真市長が就任して以来、環境への取り組みを積極的に進め、折りしも先日、国の環境モデル都市に選定されたばかり。庁舎や市の施設の自販機設置をやめ、水飲み場を増設したり、会議のペットボトル飲料不使用などを進めてきた「水Do!先進自治体」でもあります。しかし、まだ、行政全体や市民の2R行動を喚起するまでには至っていません。 そこで、今回、生駒市の環境基本計画づくりから生まれた市民、事業者、行政のパートナー組織、「ECO-net生駒」の主催、呼びかけで、本セミナーが開催され、環境問題に関心を持つ市民が集いました。 <熱心な参加者が集いました> 環境部の職員の方から、導入のお話をいただいた後、FoE Jpaanの瀬口から「ペットボトルから考えよう、地球1個分のくらし〜水DO!のすすめ」と題して講演を行いました。 ペットボトルは、リサイクルが進んでいるものの、その生産量が増え、トータルでの環境負荷を増大させている「大量生産、大量消費、大量リサイクル」の象徴ともいえる存在です。 講演では、クイズを交えながら、ペットボトル飲料水と水道水の環境負荷の比較、国内外の脱ペットボトルの動向などを紹介し、「水Do!」(水道水でいこう)を呼びかけました。 休憩時間には、FoE Japanが提供した「水DO!」関係のパネルと、生駒市水道局が用意した生駒市の水道水に関するパネルを、参加者が熱心に見ていました。 <熱心にパネルを見る参加者> そして、後半は、「おいしい生駒の水を知ろう」ということで、利き水体験。 各自に、国産ミネラルウォーター、輸入ミネラルウォーター、生駒の水道水の3種類の水が入ったコップが用意されていました。 1)おいしいと思う順に1、2、3の番号をつける 2)どれが生駒の水かあてる(○をつける) の2つの作業をします。 <利き水体験 各自に用意された3種類の水とチェックシート> <利き水体験中> 正解率は3割ほどでしたが、中には、どれが生駒の水かを当てた上、それが一番おいしいと自信を持って答えた人も。 生駒市の水道水は地下水を30%以上含んでいるので、おいしいのです。 改めて、地元の水の味を認識し、見直す時間になりました。 最後に質疑や感想を交換して終了。 担当の職員さんが、とても理解と熱意があったこともあり、とても有意義なイベントになりました。今後、水DO!を各地に広げていく上でも参考になりそうです。 間もなくオープンする生駒市の新しい駅前広場にも、水飲み場が設置されます。 地域の資源である水を見直し、無駄な資源を使わない気持ちよいくらしを、生駒から進めていただけること を期待したいと思います。 ▼セミナーの告知はこちら http://www.foejapan.org/waste/event/140308.html |