鎌倉で「ごみの出ないまちづくり」プロジェクト進行中 [2012年10月10日(Wed)]
こんにちは。7月から廃棄物・3Rチームでインターンに参加している伊達です。大学3年生です。
神奈川県鎌倉市では、行政、事業者、市民の3者が協働してごみ減量に取り組む「鎌倉のごみ減量をすすめる会」(略称:かまごみ)が今年3月発足し、活動を開始しました。 FoE Japan 廃棄物・3Rチームは、かまごみの「発生抑制チーム」の活動をサポートしながら、ごみの出ないまちづくりの先進事例づくりを進めています。 発生抑制チームがまず行ったのが、市内のスーパーのレジ袋削減をはじめとする発生抑制の取組み調査です。 レジ袋削減のために、有料化、値引きなどどんな方法を取っているのか?不要の場合の確認の方法は?そしてその効果は?他にもトレイなし販売などごみを出さない工夫はあるか?などなど… 市内のすべてのスーパーをリストアップし、手分けして8月末までにほぼ調査を終えました。 普段利用しているスーパーでも、調査してみて改めて認識することがたくさんありました。 <写真:西友大船店 7月からレジ袋有料化> この調査結果は、ウェブサイトにも掲載する予定ですが、まずは10月14日(日)に開催される「鎌人いち場(かまんどいちば)」というイベントにブース出展する際に、パネルにして展示することになりました。 10月5日(金)に私も参加させてもらった発生抑制チームのミーティングでは、その展示内容の打ち合わせを行いました。集まった調査結果を、どのような形にしたら市民のみなさんに伝わるか、熱心な議論が交わされました。 市民の目で見た、市内スーパーの現状。行政に任せきりにするのではなく、市民が問題意識をもって行動する現場に同席させていただき、勉強になりました。 <写真 10/5のかまごみ発生抑制チームミーティング> また、現在準備を進めているのは…「エコスポット登録」。 鎌倉市内で、ごみの発生抑制につながるお店を登録し、マップにして市民の皆さんに知ってもらう活動です。 レジ袋の有料化や辞退者への値引きをしている、飲料容器ごみを減らすためにマイボトルへの給水・給茶サービスを提供するなど、無駄な容器包装を減らす取組みをしているお店を募集しています。また、これをきっかけに、あらたにエコスポットの取組みを始めるお店も大歓迎です。 5日のミーティングでは、最初に登録する候補のお店の具体名がいくつか挙がりました。 <写真:酒屋の高崎屋さんは、焼酎などをオリジナルリユースびんで量り売り。> お店の登録が完了次第、ウェブ上のマップに掲載していく予定です。 取組みの輪が広がって、世界遺産登録をめざす鎌倉が、「エコも誇れる」まちになっていくといいですね。 ※鎌倉のごみ減量をすすめる会のHPはこちら http://kamagomi.kcn-net.org/index.html |