森づくり [2017年01月17日(Tue)]
今日は深夜から大雪となりましたが、
釧路総合振興局 森づくりセンターにて職員研修として 「シマフクロウ保護の取り組み」について講演させていただきました。 代表の菅野です。 ブログではご挨拶が遅れてしまいましたが、 今年もどうぞよろしくお願いします。 ![]() (写真提供:釧路総合振興局 森林室) シマフクロウの生態、保護の取り組みの認知としての紹介から始まり、 林業とシマフクロウの関わり、施業はシマフクロウにとって悪い行為なのか? 生息地周辺の施業のあり方、誤解の解消、理解と協力、 人工林と天然林の違いとシマフクロウのテリトリーとしての利用等。 伐採、風倒木の影響、最近目立って来た自然災害規模の影響等 自然バランス、海、川、山のつながりに欠かせない河畔林の重要性、 山は植林等で整備されるが、河畔林は一切整備されない。 人が手を入れた所は終世面倒を見ていかなければならない。 どんなに科学技術が進展しても自然は創る事は出来ない。 莫大な資金を投資して整備しても、一旦、自然が猛威を振るえば無になることもあり得る。 伐採することによって山が活性化し、稀少種を含め生物多様性も活発化することもある。 自分たちに出来ることとして、今回の講演で知り得た事をきっかけに、 それぞれの立場で「配慮」する 意識を持つだけで、やがてその裾野は広がり、 結果的には生物多様性に良い影響を与え、自分たちにも恩恵が返ってくることになる。 終盤は職員の皆さんと意見交換も交え有意義な1時間半となりました。 今後も継続して相互に連携をとっていく事が重要と思われました。 |
Posted by
eaglowl
at 17:26