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知っていますか? [2019年11月12日(Tue)]
国のレッドデータブックで絶滅危惧種の上位に指定を受け、30数年にわたり保護活動が行われてきたシマフクロウ。絶滅寸前といわれた70羽から現在170羽まで数が回復しました、しかし、一方で毎年、一部の人間による繁殖期立ち入りで繁殖を妨げられる行為が北海道の森で繰り広げられています。
あなたは知っていますか?

『シマフクロウ・エイド会報2018年6月号NO.93NO.93 ーふくろう谷通信より抜粋ー』

この繁殖期にシマフクロウの写真を撮ることが目当てで繁殖中の巣の前に、シマフクロウの生態も知らないガイドがアマチュアカメラマンを5人も連れていたのです。

このペアは一度目の繁殖が失敗して巣を変えて2度目の繁殖にトライしている最中でした。

2度目のトライということもあり、他の繁殖ペアとは1ヶ月ほどずれがあり、ヒナはまだ親鳥の保温等が必要な時期でも在り、当然メスは一緒に巣内に居る時期でもあります。もし、写真を撮ることだけで親鳥にプレッシャーとストレスを与え、巣を飛び出したら、残されたヒナの体温維持はどうなりますか?

こんなことも知らずに、シマフクロウの写真を撮りたい、と思っている人達が未だ多く、腹立たしいを通り越して、悲しくなります。

何よりも、生息地に何の配慮もせずに、大勢を案内する人を「ガイド」と言わせて良いのでしょうか?

自分たちが立ち入った事でこのシマフクロウの繁殖が失敗したとしても、彼らは全くその結末までは心及ばずなんでしょう。

繁殖期は研究者でも巣に近づくことは控えます。抱卵期や孵化初期などはストレスを感じただけで簡単に放棄してしまうこともあります。

心からのお願いです。
繁殖期に巣に近づく行為は絶対にしないで下さい。


シマフクロウは1年に一度しか繁殖をしないのです。
2度目のトライがあるとしても、一度目の放棄時期によっては行わない事もあり、ましてや、3年〜5年に一度しか繁殖出来ない様な生息地に入り込むような無神経な行動は、絶対にあってはならないことです。
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【シマフクロウは、生息環境の保全が大きな課題で未だ絶滅危惧種の上位種です。多くの人に知られていないこの危機的な現状は、毎年北海道の森で繰り広げられています。
今後、インバウンドの増加で益々懸念が広がっています。
これ以上被害を増やさないよう、貴方の近しい人が被害に加担しないよう、拡散にご協力をお願いいたします。】

 シマフクロウ・エイド代表 菅野正巳

Posted by eaglowl at 14:53
森づくりは地域づくり [2019年10月25日(Fri)]
今朝は−4度まで冷えました。
前半暖かい10月で紅葉はどうかな、と思いましたが
ここに来て黄色、赤、オレンジ…と深まりを見せています。
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木の実を捕ったり、運ぶ動物たちの忙しそうな姿も見かけるシーズンです。

今年のミズナラの実は大きく、ヒグマはじめ、今年は充実の秋かもしれません。
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川の瀬には、この秋生まれた魚の地魚たちが沢山いました。

落葉広葉樹と針葉樹の入り交じった森は、
ヒグマやシマフクロウなど生態系の頂点の生きものの暮しを支えてくれます。
魚など水生生物や小動物の暮しも支えてくれます。

森から川をへて、海の生きもの、漁業、私たちの暮らしを支えてくれます。

森づくりは地域づくり。
北海道の自然・文化を代表するシマフクロウの安定した未来につながります。



Posted by eaglowl at 12:42
シマフクロウの森に住む [2019年10月05日(Sat)]
日本経済新聞にシマフクロウ・エイド代表菅野正巳の記事が掲載されました。
電子版に動画も配信中。ぜひご覧下さい。

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NPO法人シマフクロウ・エイド
Posted by eaglowl at 09:12
夏の生きものたち [2019年08月09日(Fri)]
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6月に出前授業で子供たちと訪れた川へ行くと、すいーすいーーーっと
のびやかに飛ぶ鮮やかな色のトンボに出会いました。
ニホンカワトンボでしょうか。
「あっ、稚魚もいっぱい!」
2pくらいのまだ体が透けた稚魚が浅瀬にたくさんいるではありませんか。
6月に観察したウグイの群れ、ウグイの子のようです。
DSC03286rs.jpg

同じ場所を訪れるとその変化が楽しいですね。
子どもたちは、ヒグマの心配もあり、授業以外で個人的に森や川に来ることは学校でも禁止されているため、その機会はほとんどありませんが、
今60歳以上くらいの年齢のおじさんたちが同じ年齢の頃は、
子どもたちだけで釣りにいったものだそうです。
「1回に100匹は釣れたよ」「大人には内緒で行ったもんだ」などなど、
昔の子供たちは、たのしい体験を普通にしていたんだなぁと、思いました。
「当時はクマはいなかったなぁ。会わなかった」と、おじさんたち口々に。
いえいえそんなことはないと思います。
今より本来の自然が残っていて、山で食べ物に不自由することはなかったのでは。困って里に出て来たりすることもなかったでしょう。

シマフクロウエイドの出前授業では、昔の人の話を聞いて、そこから、昔はあって今は無くなってしまったものを、子どもたちが実感し、自ら身近な自然に対してどうして行ったらいいか、考える授業も行っています。
Posted by eaglowl at 14:47
エゾサンショウウオ [2019年05月14日(Tue)]
卵嚢に変化がありました。
4月23日に見かけたエゾサンショウウオの卵嚢は
きれいなとぐろを巻いていました。
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昨日には、卵嚢はゆるゆるになり
1pくらいまで成長していました。
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シマフクロウは主食が魚。ですが
一年を通じて様々な生き物を食べて生きていくことを選択した生き物です。
エゾサンショウウオを捕食することもあります。

#生物多様性保全 #シマフクロウ #シマフクロウ・エイド
 
Posted by eaglowl at 15:30
卵からオタマジャクシに [2019年05月08日(Wed)]
4月18日生まれたエゾアカガエルの卵の真ん中の黒い部分、7日目くらいから変化してきました。
DSC01705r.jpg

10日目にはエラが形成されました。
5日後には、まるくて透明の膜がやぶれ、
中からひじきのようなオタマジャクシの赤ちゃんが登場しました。
まだひじきのようです。
エラやくびれがはっきりとしてきて、2日後にはオタマジャクシらしくなりました。
昨日の雨で水が増え、行動範囲が広がりました。
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立派なカエルになる頃、シマフクロウの春の食を支えてくれます。
Posted by eaglowl at 12:47
モモンガの木 [2019年03月02日(Sat)]
「グルルルル‥‥‥‥‥‥‥‥ 」
先日生息地パトロール中、木の上から低い音が聞こえてきました。
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モモンガが交尾をしていました。
第一回目の繁殖がはじまったようです。

今日は木の根元に大量の糞がありました。

周囲の森からは、クマゲラのドラミングがこだましています。

2月下旬から例年になく暖かい日がつづき
雪が解けた地面には、
フクジュソウのつぼみが見られるようになりました。

まだまだ朝晩氷点下で冷えこみますが、
その寒さが花の開花やシマフクロウの孵化にも必要なことのようです。

☆シマフクロウエイド会報では、
旬のシマフクロウ、保護活動、関連ニュースなどご紹介しています。


Posted by eaglowl at 10:34
日本で一番おおきなフクロウ [2018年09月11日(Tue)]
今朝は冷え込みました〜。それもそのはず、6度でした。
昨日は、おさかな寄付45,000円で活魚30kgを購入しシマフクロウへの補助給餌を実施しました。
ちょうど今、おさかな寄付につながるキャンペーンも実施中! 目標額92%達成中です!皆さまありがとうございます!
シマフクロウがデザインされた素敵なアイテムがたくさん、ぜひご購入ください。1アイテム購入ごとにシマフクロウ1日の食費になります!
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皆さまから、おさかな寄付を集めているのは、わけがあるの、知ってますか?
生態系ピラミッドの一番上にいるシマフクロウが給餌をされている現状。
おさかな寄付で私たちの暮す環境を子どもたちも含め一人でも多くの人に、今一度考えてほしいからです。

『食事代は1羽1日700円?!』
シマフクロウは魚を主食とする大型のふくろう。1日にどれくらいの魚を食べると思いますか?

1羽の成鳥が1日に食べる魚は4〜5匹。
今年は親子3羽で利用しているため合計約15匹になります。

自然の川に魚が少ないエリアで暮らすつがいには、繁殖を補助するため補助給餌を行っています。
1匹のおねだんは約140円、親子1日で約2000円、ひと月約60000円にもなります。季節によって変動はありますがなかなかお高いです。。
「えっ、我が家の食事代より豪華かも! 手厚く保護されているのね…」
こんな声が時々聞こえてきます。

もとをたどれば、森を切り開いたことで川に土砂が流れ込んだり雨水が保水されにくくなり、結果魚が住みづらい環境にしてしまったことです。そのかわり私たちは便利な道路やおいしいものを手に入れることができました。

おさかな寄付は、失ったものの大きさを確認し、これからの環境について私たちが出来ることを考えるアクションかもしれません。

シマフクロウ・エイドは今後、シマフクロウにとっても人にも持続的に暮らしやすい環境の保全に取り組んでいく予定です。
私たちが生きるのに必要な水につながることです。
環境の回復には時間がかかります。 平行して、おさかな寄付で引き続き応援いただけますようお願いいたします。

▼只今、Tシャツ1枚がシマフクロウの一日のおさかな代になるキャンペーン実施中!

デザインのテーマは「シマフクロウが生きる自然」
ぜひ、ご家族皆さまで、楽しんでご購入ください。

日本で一番大きなフクロウの暮し応援につながります!

Posted by eaglowl at 16:57
大事にされたヤーキ [2018年07月26日(Thu)]
北海道は6月頃から、「ミョーキン ミョーキン…」
新緑の森から波打つようにエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてきます。
シマフクロウたちも、毎年この声を聞きながら初夏をむかえます。

先日から、冷夏だった北海道東部もようやく晴れの日が安定してきました。
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見上げる程に成長したヨシの羽に羽がぼろぼろになったエゾハルゼミがいました。
今期のお役目は終えたかな。

北海道の先住民アイヌの人々は、セミの種類を「ヤーキ」と呼び、
昆虫の中でも多く伝承に登場するそうです。

本別町というところに伝わるお話では、蝉が人間の孤児を育て、
その孤児がクマ狩りのめいじんとなったため、
クマを捕ったときにはクマのカムイ(神)だけではなく、
セミにもお酒をあげるのだそうです(更科)


 ヤーキのお話は、
 「アイヌ語で自然かんさつ図鑑」帯広百年記念友の会からの抜粋となります。

Posted by eaglowl at 15:15
参加しませんか♪ [2018年06月08日(Fri)]
5月に地域情報紙月刊fitさんから取材を受け、
6月号にシマフクロウ・エイドの活動を紹介いただきました。
釧路を中心に95000部ほど発行しています。
遠方の方からもご要望がありましたので、
CANPAN団体情報データベースにアップしました。
広く多くのセクターの皆さまにも、当活動の目指すところなど
について、ご理解をいただく機会になれば幸いです。

fields.canpan.info/organization/detail/1650093204#attached

地域を潤しシマフクロウの未来も作る活動に参加しませんか?
当活動がこの1冊でわかる、パンフレットができました。
パンフレットをご希望の方は、当事務局までご連絡ください。
【NPO法人シマフクロウ・エイド事務局】
 電話・FAX:0153-65-2183 火〜金曜日 10:30-17:00
 email:office@fishowlaid.jp

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Posted by eaglowl at 16:58
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