プリンス+ティモール+トイレ=命
[2012年03月03日(Sat)]
みなさんお久しぶりです
Canpanブログの調子が悪く記事がアップ出来なかったですが、ようやく直りました
今週も二号によるホットでマットなファンドレイジング情報をお届けします
今までなんとなく触れてきたCRMについてもう少しお話をしようと思っています。
近年アメリカで注目され始め、数多くの企業が取り入れ始めているマーケティング手法・・・
そうあいつが!
コーズリレーテッドマーケティング
横文字でイメージがつきにくいですが、つまりはこういうことです。
コーズ=大義
リレーテッド=関連した
マーケティング手法
一般的な解釈としては、企業の社会的責任(社会貢献)に関連させたマーケティング手法のことをコーズリレーテッドマーケティング(以下CRM)と呼びます。
前回お話したCSR2.0や3.0もそれに該当します。
これまでは私たちの企業は社会貢献をしていますよと社会や消費者の方に訴えていました。
例をとると
私たちは、月一で地元の清掃活動に参加しています
私たちの会社では、年2回地元の老人ホームへ出向いてお年寄りと交流を深めています など・・・
でもこれらの事実を知って「いや〜この企業さんは素晴らしいね!商品を購入するとしたらやっぱここしかないね!」・・・という風にはどうもならないんですよね
だってインパクトに欠けるし、消費者からすれば当然でしょで片付けられちゃいます・・・
会社は社会貢献するべきという認識があるからなんです。
周りが当たり前のようにやっていればインパクトがないのも当たり前。
それでは・・・
うちの会社の本業は社会貢献ですではどうでしょう?
私の会社は社会貢献が仕事です
ちょっと「おっ?」ってなりますね
しかもその社会貢献内容が共感出来るものであれば、消費者も商品購入して応援することも出来ます。
それが、寄付つき商品と呼ばれるものなのです
日本の寄付つき商品の代表的な事例として
王子ネピア株式会社さんの「千のトイレプロジェクト」があります
これを見るたびに秋川雅史さんのあの歌が頭を過ぎります・・.どうでもいいですけど・・・
それより・・・
現在、世界では毎年150万人もの子どもたちが衛生面の問題により命を落としています。
そのほとんどが、トイレと水が原因です。
ネピアでは東ティモールに1000の家庭トイレの建設と、給水設備の建設・修復をする為に
千のトイレプロジェクトを開始しました
一定のキャンペーン期間を設けて、キャンペーン中に対象商品の売上の一部を、
ネピアからユニセフを通して寄付をするというもの
2008年から毎年9月1日から3月31日の4ヶ月間をキャンペーン期間としてプロジェクトを
取組んでいました。
当初は社内で「業績が悪化しているにも関わらず、なぜこんな無駄なことを。」という声もあがっていたそうです
それとは逆に周囲の評判は良かったそうですが・・
このキャンペーンで得た寄付金はユニセフを通して東ティモールに
1000の家庭トイレ
5つの学校トイレ
給水設備の建設・修復
を目指して活動に使われています。
またこれをきっかけに、命と健康を守ることの大切さを訴える活動も始めました
結果として多くの命を救うきっかけとなったこの寄付つき商品キャンペーン
それでは、企業にはどんな影響があったかというと・・・
それまでは国内シェア3位だったネピア。
このキャンペーン後のシェアはなんと
国内トップへ上昇したのだから驚きです
良いことをすれば返ってくる。
これをお涙頂戴作戦と言ってしまえばそれだけですが、ただ金儲けの為に戦略をうったのでは消費者には分かってしまうものなのです。
消費者だってバカではありません
きっと王子ネピアさんが、この東ティモールの事実を知り、どうにかしたいと思った熱意には嘘はないと思います。
結果業績も上がったという、あくまで結果論なので
寄付つき商品の事例はまだまだありますが、国内でもっとメジャーになっていただきたい
そうすれば助かる命や人生が多く存在します
また王子ネピアが辞めてしまったら東ティモールの方々は、以前のように水やトイレの問題で命の危険に晒されます・・・
私たちの本業は社会貢献です。
これがどれほどインパクトのあることか分かっていただけましたか?
このキャンペーンにしても単純な話ではないので、
これを読んで「あー、これならうちでも出来る」なんて思って利益追求主義で初めてもまず失敗します
是非ここはプロのファンドレイザーが事業のコンサルに入りますから、ご相談下さい
コンサル料は成功報酬で受け取るので、始める段階ではタダです
それでは次回もお楽しみに
Canpanブログの調子が悪く記事がアップ出来なかったですが、ようやく直りました
今週も二号によるホットでマットなファンドレイジング情報をお届けします
今までなんとなく触れてきたCRMについてもう少しお話をしようと思っています。
近年アメリカで注目され始め、数多くの企業が取り入れ始めているマーケティング手法・・・
そうあいつが!
コーズリレーテッドマーケティング
横文字でイメージがつきにくいですが、つまりはこういうことです。
コーズ=大義
リレーテッド=関連した
マーケティング手法
一般的な解釈としては、企業の社会的責任(社会貢献)に関連させたマーケティング手法のことをコーズリレーテッドマーケティング(以下CRM)と呼びます。
前回お話したCSR2.0や3.0もそれに該当します。
これまでは私たちの企業は社会貢献をしていますよと社会や消費者の方に訴えていました。
例をとると
私たちは、月一で地元の清掃活動に参加しています
私たちの会社では、年2回地元の老人ホームへ出向いてお年寄りと交流を深めています など・・・
でもこれらの事実を知って「いや〜この企業さんは素晴らしいね!商品を購入するとしたらやっぱここしかないね!」・・・という風にはどうもならないんですよね
だってインパクトに欠けるし、消費者からすれば当然でしょで片付けられちゃいます・・・
会社は社会貢献するべきという認識があるからなんです。
周りが当たり前のようにやっていればインパクトがないのも当たり前。
それでは・・・
うちの会社の本業は社会貢献ですではどうでしょう?
私の会社は社会貢献が仕事です
ちょっと「おっ?」ってなりますね
しかもその社会貢献内容が共感出来るものであれば、消費者も商品購入して応援することも出来ます。
それが、寄付つき商品と呼ばれるものなのです
日本の寄付つき商品の代表的な事例として
王子ネピア株式会社さんの「千のトイレプロジェクト」があります
これを見るたびに秋川雅史さんのあの歌が頭を過ぎります・・.どうでもいいですけど・・・
それより・・・
現在、世界では毎年150万人もの子どもたちが衛生面の問題により命を落としています。
そのほとんどが、トイレと水が原因です。
ネピアでは東ティモールに1000の家庭トイレの建設と、給水設備の建設・修復をする為に
千のトイレプロジェクトを開始しました
一定のキャンペーン期間を設けて、キャンペーン中に対象商品の売上の一部を、
ネピアからユニセフを通して寄付をするというもの
2008年から毎年9月1日から3月31日の4ヶ月間をキャンペーン期間としてプロジェクトを
取組んでいました。
当初は社内で「業績が悪化しているにも関わらず、なぜこんな無駄なことを。」という声もあがっていたそうです
それとは逆に周囲の評判は良かったそうですが・・
このキャンペーンで得た寄付金はユニセフを通して東ティモールに
1000の家庭トイレ
5つの学校トイレ
給水設備の建設・修復
を目指して活動に使われています。
またこれをきっかけに、命と健康を守ることの大切さを訴える活動も始めました
結果として多くの命を救うきっかけとなったこの寄付つき商品キャンペーン
それでは、企業にはどんな影響があったかというと・・・
それまでは国内シェア3位だったネピア。
このキャンペーン後のシェアはなんと
国内トップへ上昇したのだから驚きです
良いことをすれば返ってくる。
これをお涙頂戴作戦と言ってしまえばそれだけですが、ただ金儲けの為に戦略をうったのでは消費者には分かってしまうものなのです。
消費者だってバカではありません
きっと王子ネピアさんが、この東ティモールの事実を知り、どうにかしたいと思った熱意には嘘はないと思います。
結果業績も上がったという、あくまで結果論なので
寄付つき商品の事例はまだまだありますが、国内でもっとメジャーになっていただきたい
そうすれば助かる命や人生が多く存在します
また王子ネピアが辞めてしまったら東ティモールの方々は、以前のように水やトイレの問題で命の危険に晒されます・・・
私たちの本業は社会貢献です。
これがどれほどインパクトのあることか分かっていただけましたか?
このキャンペーンにしても単純な話ではないので、
これを読んで「あー、これならうちでも出来る」なんて思って利益追求主義で初めてもまず失敗します
是非ここはプロのファンドレイザーが事業のコンサルに入りますから、ご相談下さい
コンサル料は成功報酬で受け取るので、始める段階ではタダです
それでは次回もお楽しみに