国からの措置額、77億円が不明確−−県予算 /宮崎 [2010年09月15日(Wed)]
宮崎県は14日、口蹄疫対策のためにこれまで計上した予算884億円のうち、77億円について国からの措置額が明確でないとの認識を示した。
県議会一般質問で中野広明議員(自民)の質問に稲用博美総務部長が答えた。 現時点で確実に歳入が見込まれるのは、国庫補助金などの特定財源による717億円。残る一般財源167億円のうち20億円を企業局から借り入れ、さらに殺処分対象の家畜への手当金で70億円が特別交付税で措置される。 脆弱(ぜいじゃく)な財政基盤に加え77億円の見通しが立っていない現状に、稲用部長は「確実に措置いただくよう国に要望したい」と述べるにとどまった。 ―毎日新聞9月15日― |