”まりこふんさん”が、博物館に来たっ![2014年01月23日(Thu)]
”まりこふんさん”が来たっ!
2014.1.22 その1
昨日(1/22)、西都原考古博物館に素敵なお客様がお見えになりました。お客様の名前は、”まりこふん”さんです。昨年から秘かなブームとなって「日経MJ」やTV等でも紹介されている「古墳ガール」の仕掛人ともいえる方です。「古墳にコーフン協会」の会長さんとして活動されるとともに、自らはミュージシャンとしての活動もされており、「古墳ブルース」という歌をを歌われています。
今回は、今年出版する「古墳」の書籍の取材として来館いただきました。実際にお会いしてみると、とってもチャーミングで可愛らしい女性でした。この日は、午前中に博物館展示室、午後からは古墳群の見学・取材をされました。
この日は、当法人のI代表理事にガイドを務めていただきました。まずはご挨拶と概要の説明を行っています。同行されているのは、出版社(扶桑社)の担当者さんです。
まず、まりこふんさんが歓声を上げたのは、展示室に向かうスロープの壁にある箸墓古墳等のレリーフです。西都原の古墳と畿内の古墳が同じ設計に基づいているという説明に驚かれていました。
次に驚かれたのは、当館の特色である”ハンズオン展示”。これは、展示品それもレプリカではなく出土した本物に手で触れることができるという事です。つまり、展示品はほどんど破損した、つまりバラバラの状態で出土しています。だから、壊れたらまた修復すればいい。という考え方に基づいています。
まりこふんさんも、はじめは恐る恐るでしたが実際に手を触れたり、持ち上げたりされていました。
これは、西都原古墳群”170号墳”から出土した「子持家形埴輪」で、重要文化財に指定されています。残念ながら展示品は複製品で、実物は東京の国立博物館に所蔵されています。全体の30%という出土物から修復した修復担当の方の想像力に驚かされます。
これは、スクリーンの前に展示されている「男狭舗塚」、「女狭舗塚」の立体模型です。まりこふんさんが「欲しいぃ〜っ!販売すればいいのに・・・」とおっしゃっていましたが、「売れるかも!」と思ってしまいました。相談してみようかと思います。(笑)
これは、宮崎県唯一(たしか)の国宝である「金銅馬具」で、百塚腹古墳群から出土しました。これも、残念ながら複製品で、実物は五島美術館の所蔵です。しかし、嬉しいことに本館が今年、開館10周年を迎えるということで、特別展において”里帰り展示”される予定になっています。必見です!とっても楽しみです。
大スクリーンに「男狭舗塚」、「女狭舗塚」の映像が映し出されています。まりこふんさんが食い入るように見入っていました。なかなかの迫力です。
これも、地下式横穴墓の模型に立体映像が映し出されています。こちらでも、まりこふんさん大コーフン!でした。
これは、軽石でできた石棺です。手に持って重さを実感していただきました。これも当館の特色です。
たまたま、他のお客様の相手をされていた学芸のH副主幹からも解説をしていただきました。こういった繋がりも当館の特色です。
これは、地下式横穴墓から出土した古代の剣のサビを落としたものです。南九州独特の湿度の高い環境のおかげだそうです。それにしても見事な輝きですね。
この兜を見たまりこふんさん、「この帽子カワイイ〜ッ!欲しい〜っ。」まりこふんさんの視点、やっぱり違います。
※その2へ続きます。
2014.1.22 その1
昨日(1/22)、西都原考古博物館に素敵なお客様がお見えになりました。お客様の名前は、”まりこふん”さんです。昨年から秘かなブームとなって「日経MJ」やTV等でも紹介されている「古墳ガール」の仕掛人ともいえる方です。「古墳にコーフン協会」の会長さんとして活動されるとともに、自らはミュージシャンとしての活動もされており、「古墳ブルース」という歌をを歌われています。
今回は、今年出版する「古墳」の書籍の取材として来館いただきました。実際にお会いしてみると、とってもチャーミングで可愛らしい女性でした。この日は、午前中に博物館展示室、午後からは古墳群の見学・取材をされました。
この日は、当法人のI代表理事にガイドを務めていただきました。まずはご挨拶と概要の説明を行っています。同行されているのは、出版社(扶桑社)の担当者さんです。
まず、まりこふんさんが歓声を上げたのは、展示室に向かうスロープの壁にある箸墓古墳等のレリーフです。西都原の古墳と畿内の古墳が同じ設計に基づいているという説明に驚かれていました。
次に驚かれたのは、当館の特色である”ハンズオン展示”。これは、展示品それもレプリカではなく出土した本物に手で触れることができるという事です。つまり、展示品はほどんど破損した、つまりバラバラの状態で出土しています。だから、壊れたらまた修復すればいい。という考え方に基づいています。
まりこふんさんも、はじめは恐る恐るでしたが実際に手を触れたり、持ち上げたりされていました。
これは、西都原古墳群”170号墳”から出土した「子持家形埴輪」で、重要文化財に指定されています。残念ながら展示品は複製品で、実物は東京の国立博物館に所蔵されています。全体の30%という出土物から修復した修復担当の方の想像力に驚かされます。
これは、スクリーンの前に展示されている「男狭舗塚」、「女狭舗塚」の立体模型です。まりこふんさんが「欲しいぃ〜っ!販売すればいいのに・・・」とおっしゃっていましたが、「売れるかも!」と思ってしまいました。相談してみようかと思います。(笑)
これは、宮崎県唯一(たしか)の国宝である「金銅馬具」で、百塚腹古墳群から出土しました。これも、残念ながら複製品で、実物は五島美術館の所蔵です。しかし、嬉しいことに本館が今年、開館10周年を迎えるということで、特別展において”里帰り展示”される予定になっています。必見です!とっても楽しみです。
大スクリーンに「男狭舗塚」、「女狭舗塚」の映像が映し出されています。まりこふんさんが食い入るように見入っていました。なかなかの迫力です。
これも、地下式横穴墓の模型に立体映像が映し出されています。こちらでも、まりこふんさん大コーフン!でした。
これは、軽石でできた石棺です。手に持って重さを実感していただきました。これも当館の特色です。
たまたま、他のお客様の相手をされていた学芸のH副主幹からも解説をしていただきました。こういった繋がりも当館の特色です。
これは、地下式横穴墓から出土した古代の剣のサビを落としたものです。南九州独特の湿度の高い環境のおかげだそうです。それにしても見事な輝きですね。
この兜を見たまりこふんさん、「この帽子カワイイ〜ッ!欲しい〜っ。」まりこふんさんの視点、やっぱり違います。
※その2へ続きます。