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企画展関連講演 8月17日(土)[2013年08月17日(Sat)]
企画展関連講座
「宮崎の鏡」

西都原考古博物館 セミナー室にて講師に辻田淳一郎氏(九州大学准教授)「鏡からみた 宮崎の弥生・古墳時代」の講座が行われました。あふれんばかりのお客様が見え、会場外で聴講される方もいらっしゃいました。

P8170173.JPG

弥生時代から古墳時代への変遷 
 宮崎の弥生・古墳時代の鏡と古墳の特徴、銅鏡の生産・流通、東アジアの中での弥生・古墳文化の内容でした。なかでも中国鏡(舶載鏡)、三角縁神獣鏡、倭製鏡(仿製鏡)の話があり、長寿を願う文様もあり面白く感じました。

東アジアにおける国際情勢の変動と銅鏡の種類と変遷 
 破鏡の構造、弥生時代から古墳時代にかけての破鏡と完形との割合、破鏡の分布の内容でした。北九州を中心にみられる破鏡の話が興味深く感じました。

古墳時代前期の鏡 
 3世紀中葉〜4世紀代における列島各地の前方後円墳の出現と鏡の副葬、完形中国鏡(後漢鏡・魏晋鏡)、三角縁神獣鏡、倭製鏡、大型鏡(近畿を中心)についての内容でした。鏡は中国から輸入されたもの、中国のものをまねたもの、日本オリジナルのものがあり、中でも鼉龍鏡は、中国にはなく、オリジナルを作ろうという思いから制作されたものではないかという事でした。

古墳時代中〜後期の鏡
 5世紀(倭の五王の時代)〜6世紀代、男狭穂塚・女狭穂塚古墳の時代、倭製鏡(鈴鏡)の内容でした。同じ原鏡をもとに複製された大量の「コピー」鏡が存在し最多のものが画文帯同向式神獣鏡28面、南九州では、宮崎に集中していたという事が話されました。

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