朗読と笙の響きのコラボ[2012年09月02日(Sun)]
まちづくりサポーター事業
宮澤賢治作品の朗読を、笙の調べにのせて・・・
「古代の幽玄に誘う
笙の響き」
笙:田島和枝 朗読:中尾幸世
本日(9月2日)、西都市分化ホールにおいて午後2時30分より、「古代の幽玄に誘う 笙の響き」が開催されました。
準備も終わり、開場までのリラックスタイムです。
いよいよ、開演です!
中尾さんの朗読と、田島さんの笙の演奏のコラボ企画です。初めて生で”笙”の音色を聞きましたが、心の中に染み入るような素晴らしい音色でした。
驚いたのは、笙の音量です。マイクを通さない生音だったんですが、会場中に響き渡るほどでした。あの小さな楽器から、こんなにも大きな音が・・と、驚きです。
朗読の中尾さんは、俳優もされているということで、声量と感情を込めた語りに聞き入ってしまいました。
途中、マイクが切れるというアクシデントがあったんですが、それすら忘れさせるような素晴らしい朗読でした。
休憩をはさんで後半は、田島さんによる”笙”という楽器についての解説があり、たいへんに興味深かったです。吹いても吸っても音が出るそうです。
また、横には電気コンロが置いてあり、演奏の合間にはそれで”笙”をあぶっています。これは、呼気により内部が結露するのを防ぐためだそうです。初めて聞きました。
中尾さんの朗読には、本当に引き込まれてしまいます。まるで目の前にその情景が浮かんでくるようでした。やはりプロの朗読は素晴らしいです。
この時ばかりは、文化ホールが別世界になったようなそんな気がしました。
中尾さん、田島さん、本当にありがとうございました。また、ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。この素晴らしい朗読&演奏をもっと多くの人に聞いていただけばと、反省しています。
今後の企画も、よろしくお願いいたします。