被災地視察[2012年07月11日(Wed)]
東日本大震災被災地視察 Part 4
第2日目・7月3日(気仙沼〜唐桑) その2
<潮見町>
次に訪れたのは、「気仙沼中央公民館」。ここはTwitterによる救助要請でニュースにもなりました。
(詳細はこちら http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110620_01.htm)
一時は、幼児を含む約450名の方が避難されていたそうです。海からは300Mほどの距離です。
これは、「宮城県気仙沼合同庁舎」。左上のほうにもあるように「津波避難ビル」になっていました。これでみると海から50Mほどしか離れていないのですが、3階以上は無事のように見えます。(あくまでも外観からですが)
はじめに述べたように小野寺さん自身も当日は津波に遭遇されています。その時に一晩を過ごしたのがこの塀の上あたりということです。今は片付られていて普通の塀ですが、当時はいろんな物が流されてきていて、どんな場所なのかは分からなかったということです。笑顔で話してくれましたが、我々には想像できない壮絶な体験です。
次は昼食に立ち寄った「南町紫市場」。たくさんある復興商店街の一つです。飲食店だけでなく、塾(小野寺さんも週1回、こちらで開講しているそうです)、衣料品、マッサージのお店なんかもありました。皆さんとても元気です。
お目当てのお店はここ!「喫茶マンボ」。震災前から多数の観光客が訪れていた有名店です。喫茶店ですが、有名なのはなんと「ラーメン」!さっそくみんなで頂くことにしました。オススメの「キムチチャーハン」も一緒に頂きました。
そのラーメンがこちら!美味しかったです。
食事の跡で登った安波山から望んだ気仙沼港。この美しい港町があの日、津波に飲まれてしまったんですね。あの頃連日のようにTVで流れていた映像を思い出しました。
<鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅前>
次はニュースでも紹介されていた、JR鹿折唐桑駅前の大型漁船です。遠くに見えてきました。
TVで見てると大きさがよく分かりませんでしたが、そばで見るとその大きさに驚かされます。
全体はこんな感じです。
そばに建っているスタッフと比べるとその巨大さがお分かりいただけると思います。
これがあの日、あたりの建物を破壊しながら漂流してきたんですね。想像するだけで恐ろしくなってきます。
小野寺さんは塾が始まるので、ここでお別れしました。お忙しい中ありがとうございました。また、貴重なお話しを聞くことができてとても良かったです。これからも、よろしくお願いいたします。
<唐桑半島>
ここは、「唐桑半島ビジターセンター・津波体験館」です。残念ながら訪れた日は休館日でした。
唐桑町御崎の海です。普段はこんなに美しい海岸なんですが、津波の時は凄かったろうなと思います。
「ミヤコーバス?」宮崎交通じゃなくて、宮城交通です。
<Part 5 へ続く>