2019年12月11日(Wed)
奨励賞の坂上和子さんからのお手紙
11月の第53回社会貢献者表彰式典にて、奨励賞を受賞された坂上和子さん(平成22年度受賞者)からお礼のお手紙をいただきました。
坂上さんは、長い年月をかけて病院と連携を取り、重い病気で長期入院をする子どもたちに遊びのボランティアを、また付き添うお母さんのために手作りのお弁当を差し入れるなど、病気の子どもとその家族を支える活動を続けています。
(許可を得て公開します)
この度は社会貢献者表彰式典におきまして、「奨励賞」をいただきましてありがとうございました。
最初の受賞ではその豪華さにびっくりしました。随所に祉会貢献者に対する敬意とねぎらいのおもてなしを感じて感激しました。それが今も脈々と引き継がれ、53回ではその上、「奨励賞」をいただき、夢のようでした。社会貢献支援財団さまには心から感謝とお礼を申し上げます。
私どもNPOは病気の子どもと家族を応援するボランティア活動です。10年前に篤志家の寄付1,000万円が寄せられたことで病院近くに「ハウスグランマ」(おばあちゃんち)を構えました。「ハウスグランマ」専用の通帳を作り、そこから家賃と光熱水費だけを差し引き、人件費に使わないで大事に使ってきました。それも底をつき始めたころ、この度の受賞で300万円がおくられました。
小さなNPOにとってたいへん大きなお金です。私どもの活動のひとつに、「お母さん食堂」がございます。これは子どもに付き添う家族に食事を提供する活動で、病室から出られない方にはお弁当にしてお届けしています。対象の病院は国立国際医療研究センター、東京女子医大、東大病院にも広がっています。
中には心臓移植を待つお子さん、重い腎臓病、呼吸器をつけて何度も入退院を繰り返すなど、病気と縁が切れず、長い方は1年、それ以上の方もおられます。遠方から見える方は近所に家族もおりません。そういうお母さんたちから大変感謝されている活動です。
あるお母さんは引き出しにカロリーメイトをたくさんもっていて、自分のごはんのことどころではない方、あるいは夫の給料だけで、家計がふたつに分かれているので贅沢はできないと言い、コンビニのおにぎりで済ませている方もおられます。これでは長い入院の方は体を壊してしまいます。「ハウスグランマ」は栄養と愛情を込めたお弁当を作ってお届けして喜ばれています。
この度の「奨励賞」はこうした活動の充実のために使わせていただきます。私ども遊びのボランティアは子どもの遊び相手をしながらその間病室に缶詰めになっている付き添いのお母さんに独りの時間を提供しております。
ときに子どもに呼ばれクリーンルームやICUにも入ります。医療の信頼がなければこうした活動はできません。28年にわたり、病院のスタッフと連携しながらこの活動を続けてまいりました。
地方からの利用がほとんどで、そのため、新宿区や自治体から支援が一切うけられませんが、こうした寄付によって支えられておりますこと、心から感謝しています。
活動はブログやHPでも報告しておりますのでご覧いただけましたら幸いです。
2019年11月27日認定NPO法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティア
坂上和子
● 坂上和子さん:受賞者紹介ページ(平成22年度) - 社会貢献支援財団
≫ 認定NPO法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティア






