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そば粉のクレープを作ってみよう!【第62回】 [2010年01月29日(Fri)]

以前、東京に遊びに行ったとき、友人に「クレープ専門店」に連れて行ってもらいました。

そこでビックリ!! 

クレープというから、甘いデザートのイメージでしたが、元々はフランスの北西部の「ブルターニュ地方」発祥のフランス料理だったんですね!

そば といえば、日本独自の食べ物で、食べ方も麺にして食べる食べ方しかないと思い込んでいたので、さらにビックリですね。

そういえば、シフォンケーキもそば粉を使って焼けるとのこと、これはメタボのお父さんに朗報ですね。そばにはルチンなど、が含まれていて、現代人の生活習慣病予防の健康食として注目されている食材なんです。

そんな そば粉を使った、クレープを作ってみよう と思います。

【材料】 (4枚分)
 〔クレープ〕
そば粉   60g(そば粉100%にしてもOK!です)
小麦粉   20g
塩      一つまみ
牛乳     200cc
とかしバター  30g(サラダ油大さじ1に変えてもいい)
卵 (Mサイズ) 2個
サラダ油    少々
〔具〕
生ハムスライス     4枚
卵      4個
玉ねぎ    1個
とろけるチーズ    40g
(黒胡椒)  適宜

【作り方】
1. 小麦粉、そば粉、塩、卵を加えます。
2. 次に溶かしバターを加え、さらに牛乳を加え、泡だて器を使ってよく混ぜる。
3. 半日から一晩、冷蔵庫で寝かせます。(このとき、子守唄を歌うともっと美味しくなるかも)
4. 玉ねぎは薄切りする。耐熱皿に入れてラップをかぶせ、火が通るまでレンジで3〜4分加熱する。
5. 弱火で温めたフライパンに薄くオイルをひいて、クレープのタネを薄く流し入れる。
6. 固まってきたらひっくり返して、玉ねぎ、ハムをのせ、中央に卵を割り入れる。
7. 白身が1箇所に固まらないように適当に広げ、とろけるチーズをのせる。
8. 蓋をして、弱火で5〜6分、チーズが溶けるまで熱する。
9. 好みで黒胡椒をふり、皿に入れ、端を折る。
 
※ あくときの玉子は常温に戻しておくと上手に焼けます。

※ 更に本格志向で作るなら、チーズを専門店で扱われている、グリュイエールチーズ、エメンタールチーズ、コンテ等を使ってみよう。更に美味しく仕上がりますよ!


クレープのタネがあまったら焼いておいて、ハチミツやバターを包んで、私達になじみのあるデザートに仕上げてもいいですよね。レストランで出てきたときもクレープの端を折って出てきたんですが、こうやって出すのが本場のしきたりのようです。ほとんど固まっていない半熟の黄身を絡めながら食べるのがおいしい食べ方のようです。結構ボリュームがあって、1枚で充分満足しちゃいます。

休日のランチにもぴったりなので、お父さんの休日の創作料理にいかがでしょうか?本場では、クレープにはシードルというのが定番らしいので、クレープとシードルでフランスでバカンスしているような気分でゆっくりとした休日を親子で味わうのもいいのですよね?是非お試しください!!


鶏肉のリヨン風煮込みに挑戦!【第37回】 [2009年07月10日(Fri)]
夏はダッチオーブンの出番ですね。

ダッチオーブンは煮込み料理がお得意!本格的なフランス田舎料理を野外で堪能してみましょう。
ダッチオーブンで煮込むと、短時間で鶏肉もすごくやわらかくなるから不思議です。添えのバラーライスも、ダッチオーブンでおいしく炊けました。
ごはんに添えるのはカレーが定番ですが、「この味も合う!!」と新しい取り合わせが発見できると思います。
子どもたちも「おいしい!」と大好評でした。調理の過程で、白ワインのビネガーのかもしだす匂いが不思議で刺激的ですが、そんな不思議な匂いからは想像できないくらい、とてもおいしい仕上がりになります。
ハーブのエストラゴンは、手に入りにくいハーブですが、このハーブがこの料理の風味のポイントと言ってもいいくらい重要なので、頑張って探してみてください。

もちろん、ダッチオーブンでなくてご家庭の鍋でも作れます!!


■■ 材料 ■■(4人分)

・鳥もも肉         4枚(できれば骨付き)
・にんにく(皮付き)    2かけ
・たまねぎみじん切り   1/2ヶ分
・白ワインビネガー    30cc
・白ワイン          100cc
・トマトピューレ       100cc
・生クリーム        100cc
・タイム、エストラゴン、パセリ(乾燥)    各小さじ1/2
・炊いたご飯        茶碗2杯分
・塩・胡椒・サラダ油・小麦粉・バター    各 適量

■■ 作り方 ■■

1.鶏肉に、塩・胡椒をして皮側に小麦粉をまぶしてサラダ油とにんにくを熱した鍋で焼き色をつける。
※皮付きのままのにんにくを包丁の腹で軽くつぶし、サラダ油に香りを移すような感じで熱する。

2.余分な油を拭き取り、白ワインビネガーを加え、水分をとばしたら、肉とにんにくを取り出す。バター少量で玉ねぎを炒める。(弱火)

3.白ワインとトマトピューレを加え、沸騰させたら肉とにんにくを鍋に戻し、タイム、エストラゴンを入れて蓋をして、弱火で10〜15分煮込む。

4.肉がやわらかくなったら、生クリームを加え、軽く煮込む。

5.少量のバターでご飯を炒め、パセリをふる。

6.鶏と一緒に盛りつける。


【子どもと作るときのポイント】

意外と子どもに料理を手伝わせないお家が多いですね。
「なぜ?」と聞くと、子どもは散らかすし、台所が汚れるからとのことです。

確かに、子どもと料理を作ると台所は汚れます。
片付けも含めると、労力と時間は倍かかると考えてもいいかもしれません。
でもそれは、最初のうちだけの辛抱なのです。
それに料理は、家庭でしかできない大切な教育なのです。
大きくなってから強制的にやらせようと思っても無理です。
「勉強があるから・・・」「忙しいから・・・」といって振り向きもしません。
子どもに自我が目覚め出す、9歳までが勝負なのです。
それを過ぎると難しいですね。

小さいうちから、普通に一緒に楽しみながら料理をする環境を作ることはとても大切なことです。
料理はお母さん一人が頑張って作るものと思い込んでいませんか?

どんどん、子どもたちにやらせてしまいましょう!

そして男の子女の子を問わず、料理好きの子どもを育てましょう。将来、楽できますよ!
まずは、一緒に料理作りに参加しているというところから始めて、最終的には、最後まで自分ひとりで作れるようになるまでサポート(最小限度で)できるといいですね。

お手伝いの初級・・・

・鶏肉の両側に塩コショウをふりつける。
・鶏肉に小麦粉をまぶす。
・最後の盛り付け
・ためねぎの皮むき
・調味料の投入
・ストップウオッチのボタンを押す

中級・・・

・たまねぎを炒める
・バターでごはんを炒める

上級・・・

・たまねぎのみじん切り
・調味料の計量
・ご飯も炊いてみよう

フレンチトースト風クロックムッシュ【第32回】 [2009年06月25日(Thu)]
先日、父の日に開催した、「親子企画」でレクチャーして好評だったので、レシピをご紹介いたします。フレンチトーストでは物足りない、もう少しバージョンアップしたい方にお勧めです。
作り方はいたって簡単、サンドイッチを作る要領で、ハムやシーズを挟めばいいのです。
そして、卵液に浸して焼く!
フライパンがあれば、どこでもできます。もちろん野外でも・・・。

■■ 材料 ■■ (2人分)
・ 卵           1個
・ (A)牛乳 1/4カップ + コンソメ(粉末) 3g
・ 食パン(8枚切り)  4枚
・ バター        適宜
・ スライスチーズ   2枚
・ ハム         2枚
・ オリーブオイル   大さじ2杯
・ バター        大さじ2杯
・ パセリ・プチトマト  適宜

■■ 作り方 ■■
@ ボールに卵を解きほぐし、(A)を加えて混ぜ合わせます。
A 食パンにバターを塗り、チーズとハムを挟み、1.の卵液を絡めます。
B フライパンにオリーブオイルとバターを熱し、2.のパンを入れ、強火で手早く両面がきつね色になるまで焼きます。
C 3.を半分に切って器に盛り、パセリとプチトマトを添えます。。


【子どもと作るときのポイント】

子どもたちと作るときは、フライパンよりも、ホットプレートを使うといいでしょう。周りが熱くなることだけ注意を促してください。わざと触った振りをして、お父さんが「あちち」などと失敗してみるのもわかりやすいかもしれません。
今回の一番のポイントは、卵割りです。結構難しいのですが、きれいに割れると、とてもうれしがります。卵をちゃんと割れるというのは、とても大きな自慢ですし、料理作りの上での自信につながります。最初はお父さんが、手を添えて一緒にやってみると、感覚がつかめると思います。お父さんで割れない人は、卵を買い込んで、影でこっそり割る練習をしておきましょう(笑)!
※ 卵を割ってみよう!〜ちょっと難しいけど、頑張ってチャンジしてみよう。
まず、卵と卵を割りいれるボール等を用意します。卵を横にしてテーブルの上で軽く卵の側面をたたく。すると少し卵にひびが入ります。今度は卵のひびの入った部分を上側にして横にして両手で持って、卵の真ん中のひびの部分に親指の爪を立てるようにして上から押さえ、親指で両側へ開くような感じでこじ開けます。割れ目が1cmぐらいになったら、親指を下にして両側へさらに開いて卵をボールにポトンと落とします。あとは、卵の殻が入っていないか確認します。
さらに高度な技として、片手で割るやり方もあります。
練習すれば、お父さんでも出来るようになります!
これが出来たら、拍手喝采!!

【一番重要なポイント】
とにかく子どもと一緒にやる時は、自分自身(パパ)が楽しい雰囲気でやらないと子どもたちは寄り付いてくれません。まずカガミをみて、怖い顔をしていないか確認してからはじめて下さい。自分でくだらないおやじギャグを言いながらでもいいので「とにかく笑う!」事がとても大切です。なんだか楽しそうにお父さんがやっていたら、子どもたちも「何を楽しそうにやっているんだろう?」「ぼくもやりたい!」となるはずです。
ただ注意が必要なのは、テレビは消しておくことです。あと、ゲーム・・・。お父さんが楽しそうにしていても、テレビやゲームには勝てません。まったくの禁止にすることは、今の時代、とても無理なので、テレビやゲームをする時間を決めて、上手にバランスをとるといいのではと思います。料理には、バーチャルの世界では味わえない楽しさがあります。そんなことを体験するきっかけを、休日にお父さんがつくるのもいいじゃあないですか!