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敬老の日にビックリ巻き寿司をプレゼント! [2010年09月18日(Sat)]


いつまでも健康で長生きしてほしい!

そんな願いをこめて、敬老の日におじいちゃんやおばあちゃんに、豪華な巻き寿司を巻いてプレゼントしてみませんか?

はみんなが笑顔になれる不思議な力があります。

そんな力を使えば、みんなが仲良く、幸せ になれるんです。

先日も岩倉の児童館で、お父さんと子どもさんにレクチャーしてきたところですが、初めて巻き寿司を巻くお父さんやお子さんも上手に巻けていましたよ。

お寿司は回転寿司で回っているもの・・・・
といったイメージが強いですが、自分達で作るのも結構楽しいですよ!

そして何よりも、お寿司はお年寄りから子どもまで食べるの大好き ですよね!

言い忘れましたが、こういった面白いデザインの巻き寿司は千葉県が発祥の地で、男性(お父さん)が巻いていたそうです。

昔の日本の食文化は、おやじ達が担っていたんですね!

という訳で、今回は六車というデザイン寿司に親子で挑戦してみたいと思います。


★★ 材料 ★★六車(1本分)〜約10センチの長さの太巻き1本分

• 卵焼き(3cm角×10センチ)・・・・・・・1切れ 

・ でんぶ・・・・・・・大さじ1 

・ 黒ごま(すり)・・・・・・大さじ1

・ 青のり・・・・・・・大さじ1

・ すしめし・・・・・・150g

・ 焼きのり・・・・・・1枚+1/4枚

●下ごしらえ〜でんぶ、黒ごま、青のりは、それぞれ50cのすしめしに混ぜて色を付けます。


★ ★ 作り方 ★★

@ 卵焼きは角を切り落とし、丸く形を整える。(スーパーで焼いたものが売っている)

A 全形ののりを縦横半分に切った1/4枚ののりに、色づけしたすしめしを棒状にまとめてのせ、巻きすで手前から巻きます。

B 巻きすをこすり合わせるようにして丸く形を整え、縦半分に切ります。(キッチンバサミでもOK)

C のり1/2枚を巻きすに縦長に置き、Bを断面を下にして、手前から並べ、中央に@の卵焼きをのせる。

D 形がくずれないように指を添えながら、手前から巻きます。巻きすを両手で持ち上げ、巻きすの中でころがすようにして、丸く形を整えます。

E 巻きずしを巻きすの端に移動し、側面を平らにします。包丁をぬれ布巾でふきながら、4等分に切ります。



〜巻きずしを上手に巻くポイント」〜
手にすし飯が付くので、手水を付けるというやり方がありますが、それよりも、キッチン手袋を使ったほうがいいですね。子ども用もあります。

〜すし飯は〜
超簡単なやり方としては、通常に炊いたご飯に、「すしのこ」という粉末の酢味の粉を混ぜ込むやりかたがあります。これスーパーに行けばどこでも売っています。

〜のりまきまっきーを使って巻く〜バンダイから発売されている食玩具を使って巻くと、もっと簡単に楽しくできますよ。
【参考】https://blog.canpan.info/father/archive/52


ちょっと文字だけでは、わかりにくい部分もあると思いますが、意外と簡単に巻けてしまいます。わからないことがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

メール、もしくはツイッターでつぶやいてください。フォローいたしま〜す。
info@father-net.org
http://twitter.com/okamoto758papa


障がい者支援施設では、バラの巻き寿司を巻いて、ご老人の弁当の中に入れてお配りいたしました。「敬老の日を祝ってくれるなんてうれしい!」と皆さんとても喜ばれていました。
▼その模様が中日新聞に掲載されております。▼
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100917/CK2010091702000109.html


祭り寿司は日本の誇る食文化〜ひなまつり〜【第65回】 [2010年02月26日(Fri)]


世界の三大料理として挙げられているのが、中国料理、トルコ料理、フランス料理ですが、日本料理も負けていないと私は思っています。特に、日本の各地で継承されている郷土料理。本当に奥の深い日本の文化の底力のようなものを感じております。先日、千葉県の郷土料理を研究されている龍崎先生を訪ね、千葉県房総半島に昔から伝わる「祭り寿司」のお話をお聞きしてまいりました。

「祭り寿司」?というのは名古屋ではまだあまり一般的に知られていないのですが、飾りまき寿司とも呼ばれていて、巻き寿司の中に絵柄を巻き込むデザイン寿司のことです。本や話では聞いたことはあるという方もお見えでしょうが、実際に作って食べたという方はまだまだ少ないのではないでしょうか?

このお寿司、サプライズという言葉がぴったりなお寿司で、一般に流通している食材を使って、巻き寿司の中に絵柄を表現していきます。作って、見て、食べて感動する巻き寿司なんです。私も息子の通う保育園の誕生会に差し入れて持っていった時の子ども達の感動の反応が忘れられず、それからいろんな絵柄に挑戦しては、子ども達を驚かせております。
この「祭り寿司」は、千葉県の房総半島で戦前は実は男性が巻いていて、お祭りや祝い事になると必ず登場していたそうです。現在は時代の流れの中で、巻き手は主婦達が担っていますが、その技術は進化しながら、現在でもその文化は継承し続けています。

そんな、感動の「祭り寿司」を今回はご紹介したいと思います。
もうすぐひな祭りということで、「おだいりさま」と「おひなさま」を巻いてみることにしました。
ちょっと文章だけで説明するのは難しいのですが、イメージだけでも伝わればうれしいです。

【作り方】
ではまず、おひなさまから・・・

寿司飯240gを用意します。そのうち50gにピンク色の桜でんぶを小さじ1ほどを混ぜて色づけしておきます。残りの酢飯にあれば「とびこ」大さじ2、無ければすり胡麻を小さじ1を混ぜ込みます。

次に全形海苔(19cm×21cm)を1枚と半分用意して、1/2を1枚、1/4を3枚、1/6を1枚、3センチ幅を1枚に切り分けます。

次に巻き込むパーツを用意して海苔で巻いて用意しておきます。

厚焼き玉子(3×1×10cm)を1/4の海苔で巻いておきます。

チーズかまぼこ(16mm径10p長さ)1本を1/6の海苔で巻きます。

山ごぼうの味噌漬け(10pの長さ)1本を3センチ幅の海苔で巻いておきます。

巻きすの上に1/4の海苔をのせ、その上にピンクのす飯50gを真ん中にたわら状に乗せ、小さなトンネル型に巻き込みます。

海苔1/2と1/4をご飯粒で長くつないで巻きすの上に置き、真ん中に厚焼き玉子を乗せます。

その上にトンネル状のピンクのす飯を重ねて乗せます。

白い酢飯を50g×2を用意し、その両側からピンクの胴体部の横に下から縦長に積み上げていきます。

胴体部の上に頭部分のチーズかまぼこを乗せ、白い酢飯を30g×2を用意し、海苔の幅に棒状して両側からはさみこみ、チーズかまぼこの上に山ごぼうを乗せ固定します。

上から蓋のようなイメージで白い酢飯30gを頭の上に乗せます。

最後に海苔を片側ずつかぶせて閉じ、巻きすで形を整えて1/4に切り分けて出来上がりです。

おだいりさまは、具材をピンクの酢飯部分を青のりに代えて、山ごぼう部分を野沢菜2本に代えて同じように巻き込めば出来上がります。




毎回、この切り分けるときの感動は、なんとも言えませんね。

私の夢は、日本のお父さんが、普通にこの祭り寿司を巻けるような日本のおやじの食文化にできればということです。あと、障害を持った方が巻けるようになるようになって、地域の皆さんに喜んでいただけるような仕組みを現在プロジェクトを組み、実現に向けて1歩ずつ近づいています。

皆さん一緒にこの夢を実現していきませんか?

お父さんが家族や地域から喜ばれて、ヒーローになれるチャンスが、この「祭り寿司」には含まれています。
せっかくなので更に夢は広げて、世界の方に、「日本のお父さんはこんなすごいお寿司が普通に巻けてしまうんです!」といったことを、驚きと感動をもって紹介される日が来ないかな?などと思っています。

日本は車などの物だけでなくて、文化も独自のすばらしいものを持っているので、今度は文化を輸出するようになると面白いのではと思っています。

▼龍崎先生の参考サイト▼
http://www.ruralnet.or.jp/ouen/meibo/160.html
http://www.manabook.jp/misyoku1-ryuzaki.htm
http://www.nhk.or.jp/chiba/caster/nikki/090923_wada.html

▼飾り巻き寿司ファンクラブ▼
http://fun-papa.upper.jp/website/osusi-culb/index.html


なごやの新名物誕生!!「天むすこ寿司」【第64回】 [2010年02月20日(Sat)]


名古屋にはいろんな名物がありますが、ちょっと新しい名物を作ってみました!

題して、親子合作の「天むすこ寿司」!!

「天むす」を作ろうとしたんですが、丁度、寿司飯しかなくて、寿司飯で作ったらどうなるだろうか?とちょっと試行錯誤してみたら、おいしい「天むすこ寿司」が完成いたしました。

赤えびの皮をむい(4年生の次男と6歳の娘が皮をむいてくれました)ててんぷらにして寿司飯で握って海苔を巻いて食べてみましたら、寿司飯の味が強くて、えびの味が負けていました。

「う〜ん、どうしよう?」

と思って思案していましたら、試作品を食べた中学1年生の息子が、

「甘味噌を乗せてみたら?」

とアドバイスしてくれました。「それはいいかも!」ということで、食べてみたら、

これがとっても美味しくてGOODなのです。息子と一緒に作ったので、その息子の功績を讃え「天むすこ寿司」と命名しました。(笑) 言ったもん勝ちです!
我が家では大好評でした。
名古屋の味が更に進化した「天むすこ寿司」!!一度おうちで是非試してみてください。



【材料】 (2人分)
4つ切り海苔     5枚
むきえび       約80g
酒・しょうゆ      各大さじ1
小麦粉         大さじ2
卵黄          1個分
揚げ油         適量
寿司飯(茶碗)    3〜4杯
甘味噌         大さじ2杯

【作り方】
(1)のりは、4等分に切る。
えびは、水けをペーパータオルなどで拭き取ってボウルに入れ、酒、しょうゆを混ぜ合わせる。
小麦粉と卵黄を加えて混ぜる。
※ころもがゆるい感じがしても、卵黄が入っているので、カラッと揚がります。
(2)フライパンに深さ1〜2cmの揚げ油を熱し、えびを中温(約170℃)で揚げる。(えびが小さい場合は、何個かまとめて揚げる)
(3)手に水をつけてご飯をゴルフボール大にとり、天ぷらのエビを入れて三角に握り、のりを巻き、最後に甘味噌をつける。

トンボの巻き寿司」を作ってみませんか?【第46回】 [2009年09月18日(Fri)]


「トンボの巻き寿司」を作ってみませんか?

トンボの巻き寿司を作る?
飛んでいる赤とんぼを捕まえて巻き寿司で巻くの?
「違う!違う!」

はじめて聞いた方は、「え〜、そんなのできるの?」と思われるでしょう!
この巻き寿司は、千葉県の房総半島の郷土料理で、はれの日の食事として、地域のご婦人の方が伝承されてきた巻き寿司なんです。
いろんな絵柄を巻くことが出来て、巻き寿司を切ると、どこを切っても金太郎飴のような感じに出来上がります。
それをおやじが作れるのか??
確かにハードルが高いかもしれませんが、プラモデルの感覚で見方を変えれば、意外と簡単に出来てしまうものです。
先日も、障がい者の方たちと一緒に「とんぼの巻き寿司」を作りましたが、見事に完成することが出来ました。やればできるのチャレンジ精神で、挑戦してみませんか?

■■材料■■ (1本分)
・ 山ごぼうのみそ漬け22p
・ 厚焼き玉子(1cm幅)1切れ
・  でんぶ・・・大さじ2杯
・ 煎りごま(白)・・・小さじ1
・ 青のり・・・・・・・・小さじ1/2
・ 寿司めし・・・・・・330g
• 焼きのり・・・・・・全形2枚分

■■材料の下ごしらえ■■
山ごぼうは、長さを半分に切ります。厚焼き卵は断面が長い三角形になるように切ります。すしめし80gにデンブを混ぜて、赤いすしめしを作ります。すしめし100gに煎りごまと青のりを混ぜておきます。
のりを図のように切り分けます。(1人分使用部分は色つき)

〜巻き込む絵柄のパーツ部分を作成いたします〜
羽根・・・のり全形1枚の横を3等分に切り(Aの部分)、手前3cm、向こうを1cm残し、赤いすしめし40グラムを広げます。2つ折にして薄い涙形に整え、のりの合わせ目を1cmほど切り落とし、長さを半分に切って重ねます。これを2本作ります。

胴・・・厚焼き玉子を、のり1/2枚(Bの部分)で巻きます。

目・・・のり1/2枚(Cの部分)に山ごぼう1本をのせてひと巻きし、もう1本をのせてさらに巻きます。

■■作り方■■
1.のり@の部分を2枚をすしめし2〜3粒で縦長につなぎ合わせた縦長ののりを作ります。30cm×30cmの巻きすを用意して、その上にのりを置きます。
※のりを置く時に、のりの裏表を間違えないようにしてください。
上下3cmを残し(のりしろのようなもの)、白すしめし130gを均一に広げます。目の部分の山ごぼうのパーツを中央に置き、その両側にすしめしを10gずつのせます。

2.目の中央部に胴の厚みのある側を下にして立て、胴をはさむように羽を置きます。

3.青のりと煎りごまのすしめし100gを羽根の上に胴が隠れるようにのせます。両端ののりを合わせるように巻き、丸く形を整えます。

【すしめしの作り方】 炊きあがり600gとして
材料
米・・・2合(360ml)
水・・・2合(360ml)
すし酢・・・60ml
1.分量の米を研ぐ。ざるに入れたお米は最初は浸水するのみでサッとあげる。続いて水でもむように洗い、水を切る作業を4度ほど繰り返す。
2.米と同量の水でかために炊く。
3.炊き立ての熱いごはんに、すし酢をかける。
4.3をボールにあける。
5.すし酢をごはんにいきわたらせるつもりで、しゃもじで軽くほぐすように混ぜる。
6.ごはんの粒のあいだに風を送るようにうちわであおぐ。
余分な水分がとんでつややかなすしめしに!!
粗熱がとれる時に味もしみこむ。さめたらできあがり。