バームクーヘンを作って食う編【第15回】 [2008年10月12日(Sun)]
以前開催した企画で、親子でバームクーヘンを焼く催しを開催したことがある。 本当は野外で炭火を使って焼く予定だったのだが、雨が降ってしまい、場所を変えて室内で開催することになった。 野外での企画は、雨に弱いという弱点がある。ある『おやじの会』では、「雨でもへっちゃらでやるよ!だって、子どもはその方が喜ぶよ!」とのことで、雨天でも通常通り開催している。それくらい信念を持って、強気でやれるといいのだが、まだそこまでには至っていない。 という訳で、雨天時のことも常に考えながら、企画を立てるというのは、少々大変だが、いろいろな副産物もある。それは今回の場合、野外プログラムのバームクーヘンも、室内でもできてしまうということを実証できたということだ! では、どうやって焼くんだということも含めて、ご紹介しますね。 〜バームクーヘンの作り方〜 バウムクーヘンはドイツの代表的なお菓子で、木(バウム)のお菓子(クーヘン)と言う意味です。ちょうど木の年輪を作るのでこう呼ばれています。心棒に生地をつけて、火の上でぐるぐる回して焼きます。薄く生地が焼けたら、この上から生地を流し、また焼きます。この作業を繰り返すと、生地が何層にもなり、まるで木の年輪のようになるのです。是非芸術的な年輪を作ってみてください。なお、生地の層は何層にしても結構ですが、写真の層にするまで、たっぷり1時間半かかりました。 まず材料だが、2mぐらいの長さに切った直径5cmの竹の棒を用意します。(室内の場合は、竹の丈は80cm位にしたほうがいい)そして、節と節との間に必ず1ヶ所ずつノコギリかキリで穴をあける。竹の破裂を防ぐためだ。 次に・・・・ バームクーヘンの生地を作ります @薄力粉500g、バター300gをボールに入れて練る。少しベーキングパウダーを入れてもよい。 A卵20個を黄身と白身に分けてそれぞれかき混ぜる。黄身には砂糖300gを加えて混ぜ、卵白はツノが立つくらいかき混ぜる。 B@にAの黄身を入れて混ぜる。 CBにAの卵白を入れて混ぜ完成。このとき、バニラエッセンス数滴入れると更に本格的になります。 さーここからが、本番です。 バームクーヘンを焼く 親子で2人一組になり、竹の両端を持って焼くわけだ!親子が協力して焼かないとうまく焼けません。 親子のチームワークの見せ所です。 D火をおこして、焼きはじめましょう!火は野外で作る場合は、炭かもしくは薪が完全に置き火状態になってから焼き始めましょう。また室内の場合は、火は弱火にしてコンロ用の焼き網をのせて火が直接届かないようにします。 E竹の棒にアルミ箔を巻き付け、少し火の上であぶってから、ボールの上で生地を上から回しかける。そして、しっかりと焼き色がつくまで、棒をまわしながら焼きます。この時アルミホイルをくしゃくしゃにしておいた方が生地がつきやすいです。 Fその上からさらに生地を薄く伸ばして回しがけ、焼き色をつけます。焼きはじめは生地がタラタラと落ちてしまって、ちょっと不安ですが、大丈夫!あとはこの繰り返しです。 G時間をかければ、機の年輪と一緒で、大きなバームクーヘンができます。焼くこと、約1時間半といった所でしょうか? H出来上がったら、竹からバームクーヘンを抜き取るのですが、節があるので節の手前で竹を切り落とし、バームクーヘンを包むように持ちながら、回転させて抜き取ります。アルミ箔の部分を抜き取って、あとは、好みの厚さに切り分けて出来上がりです。 苦労をして最後まで頑張った人にだけ味わえる、至福の時を親子で味わって下さい。 最高に美味しいです! |