笑っているお父さんを増やしたい [2010年06月18日(Fri)]
笑っているお父さんを増やしたい 考え方や価値観をシフトさせるとき、すごくエネルギーが要るものです。 何か特に問題が起こらなければ、自分自身の人生観や価値観は変ることはありません。 今の時代は丁度、価値観の転換期で、価値観のズレが男女間で出てきています。 そのズレをどこかで修正していかないと、おかしなことになっていってしまいます。 日本でも離婚率が上がってきているのはそういった背景があると思うのです。 結婚をすれば、夫が仕事に集中できる環境をサポートするのが妻としての役割とした、家庭内の役割分担に疑問を持つママが増えてきています。 その役割分担を当然だとパパが勘違いしてしまっていたりすると、ママの不満はどんどんとたまっていってしまいます。 問題が生じたら、それは気づきのチャンス、変化や成長のチャンスだと前向きに捉えて、 自分自身の価値観はどのように作られたのか?自分の価値観は普遍なのか? 自分にとって何が一番大切なのか?そのためにはなにをすればいいのか?素直な心になって冷静に自分を振り返ってほしいと思います。 問題はなさそうに見えても、我慢強いママだったりしたら不満を溜め込んでいて、ある日突然「爆発!」なんてことになるかもしれないので要注意ですよ! 父親になったら、何をすればいいのか? 意外と情報もなく、特に問題なく育った家庭環境であれば、自分の父親をモデルにしてしまう場合が多いいです。でもそのモデルは、今の時代には通用しなくなっています。いわゆる、ウインドウズでいうと98でOSが古いのです。XPやセブンの時代に、98では何ともなりません。でもその時代は最先端だったことは間違いないので、その時代の父親はそれでよかったのです。 法律では、男女雇用均等法や男女の差別をなくす動きが出てきているのに、 結婚をして子どもが生まれると、自分の時間さえ子育てや家事でなくなり、誰からも評価されることなく、ママとして当然しなくていけない役割みたい思われたら、ママは「私の人生って何??」になってしまいますよね。 当然子育てにおいては、ママにしかできないこともありますが、すべてをママに任せていたら、ママはパンクしてしまいます。体力的にもそうですが、一番は精神的な部分が大きいです。 結婚しても、子どもが生まれても、職場では関係なしに、仕事がどんどんと降りかかってきます。でもその仕事を独身時代のように、サービス残業も当然のごとく、バリバリやっていたらどうでしょう? 仕事の場面では評価が上がるでしょうが、家庭内の評価はガタガタになっていってしまいます。 疲れていると、「俺だって頑張っているのに」とか、「しんどいのはお前だけではない」とか、 相手を思いやる余裕もなくなってきてしまいます。この場面は、自分の度量が試されている場面でもあるので注意が必要ですね。 職場でそういった面を気遣ってくれる職場はまれなので、自分でそのあたりはコントロールするしかないのです。それで、夫婦仲が悪くなっても、上司や職場は責任を取ってはくれません。 子どもが生まれるというのは、パパにとってもママにとっても、急激に環境が変るので負荷が多くなるのでしんどくなって当然なのです。 もし、父親も産休を取れる環境にあるなら、積極的にとってもらいたいと思います。 ちなみに私はそのとき、産休が取れる環境になかったので、相当悩みましたが、転職いたしました。 ここでつまずいたら、修正するのに10年はかかります! 経験者ですから間違いありません。(笑) そのとき思ったのは、なんで、子育てがこんなに大変だっていうことを誰も教えてくれなかったんだろう?情報がなかったのだろうということでした。 でもひとつ言えるのは、OSを切り替えて新しいOSに切り替えてしまえばこっちのものなのです。子育ての場面は、父親にとっても楽しい場面が満載で、仕事だけが人生ではない。 「家族がいるから、今の自分がいるのだ!」みたいに思えてくるから不思議です。 そんなお父さんの出番や楽しみ方を、失敗談も含めてお伝えできればと思います。 「笑っているお父さんを増やしたい」そんな願いをこめてお届けしています。 |