• もっと見る
« 2011年01月 | Main | 2011年03月 »
<< 2011年02月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
オンライン寄付サイト Give One
フェイスブック・ファンページをよろしくお願いします![2011年02月28日(Mon)]

試運転を続けていたフェイスブックですが、

ファンページを開設し、応援してくださる方も25名を超えました。

専用のアカウントの取得もできましたので、3月からは本格的に情報発信、情報交流のツールとして活用していきたいと思います。

ちょうど岡山県では、県及び県内市町村で、犯罪被害者支援条例が次々と策定されていく状況に入っており、まさに「当事者の声を施策に」というNPOのミッション実現のための格好の機会がやってきています。

これまでコツコツと制作してきた小冊子や、支援現場からの各種情報を発信して、多くの方に理解の輪が広がっていくようつとめたいと思います。

今後とも、よろしくお願いいたします。


フェイスブック・NPOファミリーズ





インターン事業報告会に出席しました[2011年02月27日(Sun)]

きのう2月26日(土)午後、NPOから代表がゆうあいセンター開設5周年記念シンポジウム後の分科会Cに参加しました。

今回は、ゆうあいセンターで昨年企画されたインターンシップ事業の報告会を兼ねた分科会で「寄付と支持を集める」がテーマでした。

県内のNPOの方々や行政の方を含め22名の参加でした。

まだまだ寄付集めにまで力及ばずのファミリーズではありますが、昨年のインターンシップ事業への協力、インターン生の白神さんとの意見交換の中から、とても大切な視点を得ることができ、実際上も日本興亜思いやりプログラムの助成金も獲得できました。

申請書はインターンの方との意見交換の内容をそのまま書面化したものだったので、本当にありがたかったです。

分科会には、財団法人ふるさと島根定住財団の樋口課長もアドバイザーとして参加され、あしながPウォークの例も引きつつ、理解してもらえないと諦めるか、理解されない人たちから理解と支持を得ていく工夫と方法をどう考えるか、示唆に富む多くの言葉に、たくさんの気づきと勇気をいただきました。

そして、今月の理事会で決まった、「NPO版・犯罪被害者白書(岡山)」の製作も宣言しました。

認定NPO法人をめざすうえで、今回「NPO版・犯罪被害者白書(岡山)」の製作を応援してくださる方を100名(お一人3000円)募集していくこともお伝えしました。

早速、会場で寄付の申し出があり、感謝です。

寄付いただいた方には、5月完成の「NPO版・犯罪被害者白書(岡山)」をお送りします。

そして今なぜ「NPO版・犯罪被害者白書(岡山)」なのかは、まさに県内市町村が一斉に犯罪被害者支援条例制定に動くなかで、当事者そして民間NPOの視点から施策推進の提言をしていきたいからです。

政策提言を行う基盤は、この6年間の草の根活動の現場から見えてきたこと、感じてきたことにあります。

3月に入って公式発表しますが、一ヶ月間、短期集中の広報、寄付募集をしていきたいと思います。





大切な人を亡くしたあなたへ[2011年02月26日(Sat)]

毎週土曜日午前10時から午後4時まで「身近な人、大切な人を失った方のための電話相談」を行っています。2月26日(土)も受け付けています。

受付は、086−245−7831 です。

2007年4月から犯罪被害者遺族の方だけでなく、事故、自殺や突然死で身近な人、大切な人を亡くされた方のための電話相談を始め、多くの方から電話をいただいています。すぐに電話できない方も、話したい気持ちになったとき、遠慮なくかけていただければと思います。

2007年8月から毎月1回(第4土曜日午後)、大切な人・身近な人を亡くした方のため、同じような思いを語ることのできるグループ・ミーティングを開催しています。

深い悲しみや亡くなった方への思いなどを遠慮なく話せる場がないことを痛感しています。少しずつ、つながりができていけばと思っています。

分かち合いの場に参加を希望される方、詳しいことを知りたい方は、土曜日の相談電話にお電話ください。

また2008年12月から始まった被害者参加制度の勉強会と犯罪・交通死遺族のための自助グループは毎月第3土曜日に開催しています。お問い合わせは平日に事務局(086−226−7744)川崎弁護士まで。





2月の「命の授業」E〜倉敷翔南高校で[2011年02月25日(Fri)]

2月23日(水)、NPOから市原千代子理事が倉敷市立倉敷翔南高校に出向き「命の授業」を行いました。

この日は、午前9時過ぎに岡山駅で県警の方と合流し、児島に向かう予定でしたが、東岡山駅の信号機トラブルにより、下り線が動いておらず、急遽県警の方が岡山から迎えに来てくださり、そのまま山陽自動車道、瀬戸中央自動車道を経由して児島に向かうことになりました。

そういう状況で、予定より遅く家を出ることになって心配しましたが、県警の方のご尽力でなんとか時間までに学校に着きました。

倉敷翔南高校は岡山で「命の授業」 が実現した直後の2006年12月に出向き、今回は2回目でした。

当時依頼をくださった先生は昨年に退職されていましたが、2006年の時に担当だった先生がおられ、今回も対応をしてくださり、前回同様、午前と夕方の2回の「命の授業」でしたので、講演と講演の間の時間は、やはり相談室を開放し自由に過ごさせてもらえました。

今回話を聴いてくれたのは2年生で、午前中は60名弱、夕方は20名弱の子どもたちでした。

前回同様に、翔南高校の子どもたちは昼間部も夜間部も本当に真剣に聴いてくれていたと感じました。子どもたちから無言で伝わってくるものがあり、やはり前回と同じようにたくさんの思いを感じました。

昼間部の時は、「命の授業」の後に少年補導員の方より携帯やネットについての話があり、夜間部の時には、児島署の生活安全課の課長さんが聴きに来てくださっていました。

夜間部の講演の時、話し始めて間もなくして児島署の生活安全課の課長さんが背筋を伸ばし、子どもたち同様本当に真剣に聴いてくださっているのが分かりました。

講演終了後控え室の相談室に戻り、教頭先生や担当の先生と少しお話をした後、帰るために立ち上がりましたら、児島署の方がすっとそばに来られ、「今回初めてお話を聴かせてもらいました。お話をお聴きし、警察官として初心に戻り、捜査をしていこうという思いを新たにしました」とわざわざ伝えに来てくれました。

色々な想いを抱えながら、翔南高校を後にし、県警の方に送っていただき、帰路につきました。

昨年から今年にかけて二度目の学校からの講演依頼が続いています。

4年前を思い起こしながらの「命の授業」となりました。






2月の「命の授業」D〜神戸市立須佐野中学校で[2011年02月25日(Fri)]

2月22日(火)にNPOから市原千代子理事が神戸市立須佐野中学校に出向き、「命の授業」を行いました。

昼前に元町にあるひょうご被害者支援センターに出向き、事務局長とお昼を一緒した後、支援センターにお邪魔し、事務局長、兵庫県警の方とともに須佐野中学校に出向きました。

学校では校長先生や生活指導担当の先生と神戸市の保健福祉局総務部人権推進課の主査の方が待ってくださっていて、「命の授業」の前後にお話をさせていただきました。

子どもたちの様子をお聞きする中で、7月に出向いた夢野中学校の校長先生の前任校が須佐野中学校だったことをお聞きしました。子どもたちの中には、家庭の事情などで親に十分相手にしてもらえず寂しい思いをしている子や、親との関わりの中で本来育っているはずの言葉や語彙、そして表現方法が十分に育っていない子もいます。先生方はそういう子どもたちが少しでも生きやすくなるように努力をされていると言うことが分かりました。

今回の依頼も「子どもたちに是非聴かせたいとずっと思っていて、他の中学校よりかなり遅くなりましたが、やっと実現しました」と言われ「市原さんの話を子どもたちがどう受け止めるのか、とても楽しみです」と事前に言ってくださっていました。

話を聴いてくれたのは生徒318名と教職員30名、そして神戸市の方と数名の保護者の方々でした。

「命の授業」の前に、兵庫県警の被害者支援室の方が少し話をされた後に話をさせてもらいました。子どもたちは真剣に聴いてくれていたと思います。

終了後に校長室に戻った後、直ぐに言葉が出なかった校長先生が少ししてから「市原さんの話はとてもストレートで、だからこそ子どもたちにそのまま真っ直ぐ入っていると思います」と言っていただきました。そして、「せっかく市原さんが子どもたち蒔いてくださったタネを、これから我々がどう育てるか、根付かせていくかが課題です」とも言っていただき、須佐野中学校の先生方が、子どもたちに向き合っておられる事が伝わってきました。

神戸駅まで送ってくださった県警の方も、今回初めて「命の授業」を聴いてくれた被害者支援センターの事務局長も、車の中で「講演中は涙がこぼれて・・・」と話してくださって「来週もですが、これからも是非多くの子どもたちに聴いてほしい話だと思いました」と言っていただき、お二人に見送られて岡山に戻ってきました。







内閣府・犯罪被害者等施策ホームページがリニューアル[2011年02月25日(Fri)]

気がつくのが遅れましたが、内閣府のホームページがリニューアルされています。

犯罪被害者等施策のページも見やすくなり、詳しいことを知りたいときは次のページで今までのページを見ることができます。


内閣府・犯罪被害者等施策ホームページ






「命の授業」TV放映のお知らせ(中国地方の皆様)[2011年02月25日(Fri)]

2月16日(水)にNHK岡山の夕方のニュース6で「命の授業」の様子が放映されました。

今回、再度放映の案内がありました。

あす2月26日(土)朝のNHK「おはようちゅうごく」で、7時30分〜8時の時間帯に、リメイク版で5分ほど放映されるそうです。

担当ディレクターの方から連絡をいただきましたので、16日にご覧いただけなかった皆様にご案内いたします。


美咲町立中央中学校ホームページから(「命の授業」の感想など)





「命の授業」の直面する課題[2011年02月24日(Thu)]

NPOとして、犯罪被害者遺族による「命の授業」に取り組んできました。

多くの方たちの協力もあって、岡山県・岡山県警・岡山県教委とNPOの4者協働事業「心と命の教育活動」という仕組みもできて、個別にNPOへの依頼も含めて年間数多くの学校へ出向いています。

こうした取組みを続けるにあたり直面する課題について、メンバーとともに整理してみました。

○ 取組みにあたって直面した課題と解決方法

@ 語り手の疲弊

 いくら強い思いを抱いていても、被害者遺族が語る回数が増えていくことは、心理的負担が大きくなっていきます。

 心理的負担の軽減のため、協働事業に関しては「命の授業」の送迎について行政側で行っています。これは授業に集中する(事件当時に気持ちを戻す)ことで、その往復の車の運転がかなり危険を伴うものになるからです。遺族の意見のなかで、事件直後に運転中に事件のことを思い出し何度も自損事故を起こした経験が語られました。

 同様に、学校に出向く際に、学校での授業の雰囲気を同じ場で感じとれる同行者がいると、遺族の心の揺れや授業中の子どもたちの様子などの体験を共有してくれるので、事件当時(非日常)に気持ちを戻して話した後に、日常生活に戻るまでの時間を同行者が共にすることで、語り手の気持ちのクールダウンにつながることがわかりました。その意味は大きく、こうして伴走ボランティアが授業に同行するようになりました。これも語り手の心理的負担の軽減に役立っています。

 しかし、まだ実際に体験を語ることのできる遺族はごくわずかです。当然に取組が広がっていくと特定の遺族に依頼が集中し、疲弊は避けられません。そして、語ることのできる遺族は、外側から見ると「語ることのできる人」=(もう大丈夫な人)と見られがちで精神的なフォローは意外に見過ごされやすい点も注意が必要です。

 事件からかなりの年数は経過し、語り手としての取組をしている者が抱える心理的課題について遠慮なく話し合える場の必要も見いだされました。ゆるやかな「語り手ネットワーク」がないと各地で個別に語ることを続けている遺族が疲弊し、ダウンしてしまう問題点も指摘されました。

A 受け手(子どもたち)の課題

 子どもたちの感想から見えてくる課題は多くあります。自尊感情が育っていない子どもたちの感想に接することも少なくありません。

大人たちが「犯罪被害は他人事」、「自分には関係ない、被害に遭うには何か理由があったのでは」といった無関心や偏見の兆候すら垣間見えてきます。

また、学校は社会の縮図であり、子どもたちの中のいじめや貧困の問題も出向いた学校現場でお聞きすることもあります。学校だけで解決できない課題もたくさんありますが、現に傷ついたまま孤立し困っている子が「困った子」として問題行動を起こすことも知ってもらいたく、「命の授業」の中で触れることもあります。

こうした子どもたちが抱える課題、学校現場が抱える課題は、「命の授業」によってすぐに変わるものではないかもしれません。ただ、「いのち」を考える総合学習の初回に招いた中学校のように、「命の授業」をきっかけに子どもたちの心に蒔かれた種を、周囲の大人たち、教職員の方たちが育てていくことができれば、出向いた意味があると感じます。大人たちにも伝わる「命の授業」を今後考えていくことは課題かと考えます。

B 事業化の課題

 岡山県でも行政・NPO協働事業として動き始めて、一気に取組が広がり、地域に浸透していきました。県の予算的な裏付けもでき、取組の推進につながりました。

 一方、「事業」が形となっていくと、それに伴う本質部分の変容にも注意が必要となってきます。つまり、当初は遺族の語る思いが大切にされたはずですが、学校によっては人権教育の一コマを埋めるために講演依頼があったのかと思うこともときにあります。それは学校が事前準備を丁寧に行っているかどうか、子どもたちの心の受け入れ状態をきちんと把握しているかどうか、個々の傷つきを抱えている子どものフォローができる態勢をとっているかどうかなどを見ると、学校ごとに大きな違いとなって現れてきます。

 また、「次の語り手を探す」とか、「語り手を育てる」という議論も聞こえてきますが、「事業のために被害者遺族を無理に引っ張り出す」といったことだけは避けなくてはいけませんし、二次被害にもつながりかねないことなので、あってはならないことかと考えます。

 そして、子どもたちの感想は、「命の授業」を続けていくにあたり、子どもたちにきちんと思いが届いているかどうかを確認し、またそれを返してもらうことで間接的な対話を遺族として行い、次の授業の組立ての参考としているものです。したがって、感想の評価を学校や警察が行うことには違和感を感じることがありましたし、授業後の数量化を意図したアンケートについても断ったことがあります。それは「命の授業」をビデオにとって教材にする企画を断ったことにも通じています。なぜ、遺族が直接語りかけることを大切にし、また子どもたちの感想を評価せずありのまま返してもらいたいと考えるのか、とも関係しています。  

 こうした事業化の課題はどんな取組にも必ずつきまとう問題であり、語り手側も独りよがりにならないためにも、語り手の仲間や周囲の伴走ボランティアや理解者の声も聴きつつ、常に検証していく必要を感じます。





NPOレジリエンスの皆さんと[2011年02月20日(Sun)]

今日は早朝に岡山を発ち、東京に出向きました。

午前中はNPO法人レジリエンスの総会に参加。午後は講演を担当しました。

ここ数年、日程の都合がつかず総会を欠席していましたが、メンバーの皆さんのあたたかい雰囲気は変わっておらず、とても嬉しかったです。

当事者の方は、やはり必要とする情報が不足しており、悩んでいることを再確認すると同時に、自治体ごとにDV対策や相談体制の温度差があることも考えさせられました。

現在、岡山県、岡山市は現場の相談員の方たちの努力の積重ねと、シェルターを運営する民間支援のNPOの方たちのアドボケイト活動や政策提言により、総合的な施策推進ができていることを感じました。

内閣府のアドバイザー派遣事業で近県にも年数回おじゃまするのですが、全国的に対策の底上げをしていくことが、苦しんでいる当事者の方たちに情報が届き、つながることにより支援体制もできていくのだろうと感じました。









次年度に向けて理事会は和気藹々と[2011年02月19日(Sat)]

毎月第三土曜日の夕方はNPO理事会の定例開催日です。

先週の全国交流、意見交換会と県人権啓発パートナーシップ事業の座談会が終わり、この後は年度末の事業報告書作成と、来年度に向けた事業計画を話し合うことになります。

今日は理事5名で、県はもちろん、県内の市町村が犯罪被害者支援条例制定に向けて動き出すなかで、ファミリーズがNPOとして何をなすべきか、議論しました。

NPOのミッションにぶれはなく、「被害者の声を施策へ」ということですから、今回の条例制定に向けての大きな動きは格好の犯罪被害への理解を広げる機会だと考えています。

そうした中で、4月以降の各市町村の施策推進担当者に向けて、そして広く県民に向けて情報発信を行う必要と、またNPOとしてできるプログラムの提供をきちんと行っていくことを確認しました。

特に、これまでなかなか手が回らなかった賛助会員や寄付の募集についても、犯罪被害者を同情の対象とか、可哀想な対象として見ての寄付ではなく、当事者主体の情報発信を応援してくださる方を広く募集する形で短期集中で取り組むことを話し合いました。

それが認定NPO法人に向けた準備となるようにとの思いも互いに確認しました。

ただ寄付を求めるのではなく、使途を限定して(県民理解を広げる、施策を推進するための冊子制作など)協力を求めていきたいと考えています。

いろいろなアイデアも出て、いつもどおりの和気藹々の理事会となりました。











| 次へ
プロフィール

NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズさんの画像
リンク集

ジオターゲティング
NPOおかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ | Facebookページも宣伝