被害者支援(直接支援)実績統計(3月)[2010年03月31日(Wed)]
昨年7月から、直接支援(危機介入)の実績について、統計を公開しています。
本当に必要な被害者支援とは何だろうか、多くの方に一緒に考えてほしいからです。
近く支援センターは早期援助団体になると思いますが、「実績」とか「統計」の無意味さを知ってもらうために、あえて小さなNPOの支援「実績」と対比してみてください。
直接支援に関して補助金も助成金もなしで活動しているNPOとしては、大きな支援センターへの補助金が被害者のために本当に使われているのか、検証してもらいたいからです。
今年1月から3月までの直接支援(危機介入)の統計です。
統計は支援センターが用いている集計表に沿って作成していますので、対比してください。
建設的に批判的意見を述べていくうえで、この実績統計をもうしばらく対比しつつチェックしていただきたいと思います。
今回も1事件のみがクリアになってしまうと、プライバシー配慮に欠けること、また加害者からのアクセスも少なからずある点を考慮し、集計のしかたで事件や被害者が特定されないようにしている点はご容赦ください。
支援センターが早期援助団体に指定されるのであれば、これまで何度も二次被害を発生させた加害者が大きな顔をして被害者支援を語ることがないよう、監視を強めていく必要があります。
また、全国被害者支援ネットワークの被害者支援ニュースによれば、被害者支援員は時給500円で支援を行っているようです。
NPOが行う支援は無償ボランティアによるものですし、被害者遺族のピアサポートも当然無償です。
統計実績をよく比較してください。補助金を出している国と県は、責任をもって支援の中身を検証してください。税金の無駄使いと言われないためにも。
NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ
実績報告書を岡山県に提出[2010年03月31日(Wed)]
きのうの成果物冊子の発送作業を終えて、本日やっと岡山県あてに実績報告書を提出しました。
岡山県人権啓発パートナーシップ推進事業です。
今年度は、昨年12月の人権週間に「犯罪被害者の人権を考える」をテーマにシンポジウムを開催できました。
基調講演をしていただいた高橋正人弁護士の講演録を小冊子化でき、全国犯罪被害者の会(あすの会)が犯罪被害者の権利確立を求めて動いていったプロセスを丁寧にお話いただいたので、貴重な資料です。
これで、7つの助成事業、補助事業の報告書のうち、5つを提出できました。
あとは来月10日までに一つ、月末までにもう一つです。
NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ
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きょうは成果物の発送作業でした[2010年03月30日(Tue)]
きのう「犯罪被害者の人権を考える2009」(高橋正人弁護士講演録)、「子どもたちのいのちを支えるまちづくり」報告集の2冊がNPO事務局に納品されました。
きょうは事務局とボランティアメンバー3名とで、袋詰め、発送作業でした。
約500通の発送なので、大変な作業量でした。
何とか無事に夕方には発送でき、ひと安心です。
先日の岡山NPOセンター主催のブログ講座上級編でも山田講師が触れておられましたが、ブログでの情報発信に気づいてもらうためには、こまめに知らせることが大切ということでした。
そうした意味で、今回も成果物の発送と同時に毎日更新中のブログの表示もきちんとしておきました。
一人でも多くの方に関心をもってもらい、正しい理解がされていくことにつながればと思います。
NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ
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ファイザー・プログラム完了報告書を提出[2010年03月30日(Tue)]
何とかファイザー・プログラム完了報告書を速達で送ることができました。
2か年にわたる継続助成をいただき、本当に大きな力を得ました。
そして、「助成金」だけでは得られない、全国の団体との「つながり」、「交流」や、ビッグイシューとリンクした広報支援など、ファイザーがヘルスケアに関するNPOを応援していく姿勢はすごいです。
私たちのNPOは「犯罪被害者支援」をベースにし、「グリーフワーク」や「命の授業」へと展開してきました。
ファイザー・プログラムで「グリーフワーク」をテーマに取り上げ、初年度の中間報告会で福井・東尋坊の茂幸雄さんとお会いし、その年の秋の岡山でのシンポジウムに来ていたたくことができました。
茂さんと私たちNPOの市原さんとのジョイントが実現し、地域全体で命を支えるまちづくり、という視点を提示することができました。
また、ビッグイシューの広告記事は、NPOを知っていただく際の名刺代わりにさせていただいています。
お金には換えられない大きな財産をいただいたように思います。
幸いなことに、こうした取組みが、あと一歩のところで国にも理解していただけそうな気配です。正式に決まったら、ご報告できると思います。
とりあえず、年度末の残された3つの宿題の一つを無事提出できました。
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名古屋保護観察所の研修会で講演[2010年03月29日(Mon)]
きょう3月29日(月)、代表は愛知に出向き、名古屋保護観察所主催の被害者等施策研修会で講演を行いました。
「更生保護と被害者支援〜地域での支援活動を通して見えてくるもの」と題して2時間いただき、お話ししました。
北海道から沖縄まで全国から被害者担当官、被害者担当保護司の方が参加されていたので、驚きました。会場は60名の方が参加されていました。
名古屋では、新施策について取組みが進んでおり、被害者担当官は緒あしすの青木さんとも交流があるようで、安心しました。
各地で中長期的な情報の中継基地として被害者担当官や被害者担当保護司の方が活躍されることを期待したいと思います。
年度末のあわただしい中を熱心に聴いてくださった皆様に感謝したいと思います。
NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ
岡山市DV対策基本計画策定記念シンポジウムに[2010年03月28日(Sun)]
きょう3月28日(日)午後、岡山市のさんかく岡山会議室で開催されたシンポジウムに代表がコーディネーターとして参加しました。
今回のシンポジウムは、岡山市がDV対策基本計画を策定したことを記念して開催されたもので、DV防止基本計画策定ワーキンググループと岡山市の主催によるものでした。
県レベルの基本計画は策定されていますが、市レベルの基本計画策定は全国的に見ても画期的なもので、その内容も市民協働でプロセスを重視したもので、充実したものとなっています。
2時間のシンポジウム「ストップ!DV 〜安心できる関係をめざして〜」はパネリストが金香百合さん(HEALホリスティック教育実践研究所所長)、中村正さん(立命館大学大学院教授)のお二人でしたので、被害者の問題、加害者の問題、子どもたちの問題、緊急支援、長期的支援、予防教育など総合的な視点から、発言をいただくことができました。
パネリストのお二人はそれぞれ単独でも二時間では語り足りないほどの方なので、二時間のシンポはあっという間に終わりました。
代表は11年前に大阪YWCAで金香百合さんのワークショップに参加しており、10年ぶりの再会となりました。
たぶん大阪で金香百合さんと出会っていなければ、虐待防止やDV被害者支援活動を10年にわたって続けてはいなかっただろうと思います。
この10年間に亡くなられた方、バーンアウトを余儀なくされた方の顔を思い起こしつつ、それでもその後を生き続ける意味を再確認することのできた一日でした。
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DV被害者支援
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twilogはじめました[2010年03月28日(Sun)]
ツィッターも40日がたち、古いツイートが埋没して消えていきそうなので、ブログ形式で整理できる twilog をはじめました。
右欄のリンク末尾にアップしています。
事務局の思いつき、ひらめき、つぶやきを追っています。
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大切な人を亡くしたあなたへ[2010年03月27日(Sat)]
毎週土曜日午前10時から午後4時まで「身近な人、大切な人を失った方のための電話相談」を行っています。3月27日(土)も受け付けています。
受付は、086−245−7831 です。
2007年4月から犯罪被害者遺族の方だけでなく、事故、自殺や突然死で身近な人、大切な人を亡くされた方のための電話相談を始め、多くの方から電話をいただいています。すぐに電話できない方も、話したい気持ちになったとき、遠慮なくかけていただければと思います。
2007年8月から毎月1回(第4土曜日午後)、大切な人・身近な人を亡くした方のため、同じような思いを語ることのできるグループ・ミーティングを開催しています。次回は4月24日(土)に開催いたします。
深い悲しみや亡くなった方への思いなどを遠慮なく話せる場がないことを痛感しています。少しずつ、つながりができていけばと思っています。
分かち合いの場に参加を希望される方、詳しいことを知りたい方は、土曜日の相談電話にお電話ください。
また2008年12月から始まった被害者参加制度の勉強会と犯罪・交通死遺族のための自助グループは毎月第3土曜日に開催しています。お問い合わせは平日に事務局(086−226−7744)川崎弁護士まで。
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助成金に頼らず何とか・・・[2010年03月25日(Thu)]
きょうも一日、雨が降ったり止んだり。
NPO事務局も来年度の助成金、補助金の見通しがたつかどうかで、不安な毎日。
きょうも期待していた日本財団から不採択の通知。
応募した事業名まで変更されたうえでの不採択なので、よほど説得力が不足していたのだろう。
2年連続で、支援者中心ではなく、被害当事者の相互支援や、仲間どおしのヒアリング調査をテーマにしたものの、認められなかった。
愚痴をこぼすよりも、「被害後10年を生きる」プロジェクトを何とか形にしなくてはと思う。
現場で必要なことは、自分たちでやっていくしかないし、自前で資金確保していく自助努力をするしかない。
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