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性犯罪と裁判員制度[2009年05月31日(Sun)]

5月30日の共同通信の配信記事を今朝の地元紙で見ました。

「裁判員候補者に被害者名告げず 性犯罪の選任手続き」

という内容です。

市民が市民を裁く過程で、被害者のプライバシー保護が不十分である点を女性支援団体からの指摘で最高裁が見直しをした形となりました。

裁判員候補者には事件の情報に関する守秘義務がないため、選任手続きのプロセスそのものが、被害者の名前を多数に知らしめるだけに終わって、うわさを流布することに協力するようなものだからです。

現在の刑事裁判では、起訴状朗読から、審理の過程でも、裁判所の決定で、被害者名を公開しないで進めることができます。傍聴席を意識しての配慮です。

今回は、最高裁が市民の声にすばやく耳を傾けたことを評価したいと思います。

女性支援団体のなかに、全国の被害者支援センターも含まれているのか定かではありません。

裁判員制度が定着していく過程で、被害当事者により近いところで問題意識を持って動く団体が、被害者の声を代弁していく必要をあらためて感じました。


共同通信ホームページ(2009.5.30)から




凶悪・重大犯罪の公訴時効の在り方(意見募集)[2009年05月31日(Sun)]

全国犯罪被害者の会・関西集会からの情報提供を受けました。

現在、法務省が「凶悪・重大犯罪の公訴時効の在り方」についての意見募集を行っています。

締切りは、6月11日までです。

被害当事者の方、関心ある市民の方たちの多くの意見を届けていただきますよう、ご案内いたします。


法務省・意見募集「凶悪・重大犯罪の公訴時効の在り方」について(法務省ホームページから)








好評につき追加発送します[2009年05月30日(Sat)]

5月中に県内外にNPO事業報告を兼ねて、完成冊子2冊を発送しましたが、県外から追加で送ってほしいという要望が続いています。

とてもありがたいことだと思います。

2冊は、

@犯罪被害者の人権を考える2008「子どもたちを被害者にも加害者にもしないために〜遺族が学校・地域で語る思い」

A「遺族による遺族のための犯罪被害者サポート・ブック」

です。

送料だけご負担いただければ無償配布しています。





修復的司法に関するアンケート協力依頼が[2009年05月30日(Sat)]

常磐大学国際被害者学研究所から修復的司法に関するアンケート調査の協力依頼が代表あてに届きました。

被害者・加害者間調停、被害者・加害者間対話、カンファレンスの形態に関する調査だけでなく、示談、謝罪などの実践についての情報収集も兼ねているようです。

被害者支援を行う中で、最も警戒すべき領域になってしまっていることは、日本への概念の導入のされ方とその時期に問題があったと今でも思っています。

アンケート調査には協力したいと思います。







大切な人を亡くしたあなたへ[2009年05月30日(Sat)]

毎週土曜日午前10時から午後4時まで「身近な人、大切な人を失った方のための電話相談」を行っています。5月30日(土)も受け付けています。

受付は、086−245−7831 です。

一昨年4月から犯罪被害者遺族の方だけでなく、事故、自殺や突然死で身近な人、大切な人を亡くされた方のための電話相談を始め、多くの方から電話をいただいています。すぐに電話できない方も、話したい気持ちになったとき、遠慮なくかけていただければと思います。

一昨年8月から毎月1回(第4土曜日午後)、大切な人・身近な人を亡くした方のため、同じような思いを語ることのできるグループ・ミーティングを開催しています。次回は6月27日(土)に開催いたします。

深い悲しみや亡くなった方への思いなどを遠慮なく話せる場がないことを痛感しています。少しずつ、つながりができていけばと思っています。

分かち合いの場に参加を希望される方、詳しいことを知りたい方は、土曜日の相談電話にお電話ください。

また昨年12月から始まった被害者参加制度の勉強会と犯罪・交通死遺族のための自助グループは毎月第3土曜日(6月は6月20日)に開催しています。お問い合わせは平日に事務局(086−226−7744)川崎弁護士まで。






福武教育文化振興財団の成果発表会へ[2009年05月29日(Fri)]

昨年度、研究助成金をいただいた福武教育文化振興財団から正式な研究発表会への案内が届きました。

7月10日にプラザホテルで開催されます。

全部で69件の研究助成事業のうち、10事例が発表会にのぞむようです。

一人7分間で発表です。

会場の大多数は、学校の先生方なので、かえって民間の私たちNPOの実践を知っていただく良い機会かもしれません。

当日、市原さんは県外で講演なので、代表が発表します。





岡山県管理職人権教育研修講座の準備[2009年05月28日(Thu)]

さきに岡山県総合教育センターから講演依頼のあった人権教育研修講座が1週間後に迫りました。

パワーポイント資料がやっとでき、明日資料冊子もセンターあてに送付の準備ができました。

今回は、「平成21年度岡山県管理職人権教育研修講座」で、対象が高等学校、特別支援学校の管理職(市立、私立学校を含む)ということで、約120人の校長または教頭先生が参加される見込みです。

「子どもたちを加害者にも被害者にもしないために〜犯罪被害者の人権を考える」という演題で川崎理事長が90分時間をいただきました。

子どもたちの視点から犯罪防止とともに犯罪被害に遭った子どもたちの支援、また身近で大切な家族を失った子どもたちの存在に大人たちがどう気づき関わるか、という観点からお話できたらと思います。

一昨年小中学校の人権教育担当教諭400名を対象にした講演内容をベースにしつつ、管理職研修ということなので、同僚や教職員が犯罪被害に遭った場合に同僚、上司としてどう関わることができるのか、さらに裁判員制度が開始したなかで、司法への市民参加とともに犯罪被害について法教育の観点からどう考えていけるのか、などにも触れることができたらと、考えています。

そんな準備をしつつ、講師依頼文を見ていると、県総合教育センター所長のお名前をどこかで見たことがあるとすぐに気づきました。美作県民局との行政・NPO協働事業の際、大変お力添えをいただいた当時の津山教育事務所長さんのお名前と一致しました。

草の根で活動していくなかで、多くの方々に力をいただいてきたことをあらためて感じる次第です。






被害者参加できない悔しさ[2009年05月28日(Thu)]

昨年12月から被害者参加裁判への支援を2事件で続けている。

被害者参加人席に両事件で延べ4期日着席してきたため、それがある意味あたりまえに感じていた。

5月27日は、昨年12月以前に起訴された事件につき、傍聴席でご遺族の付添支援を行った。

傍聴しかできない。

被害者参加ができないことの悔しさを痛感した。

一体この無力感は何なのだろうかと、あらためて悔しさと怒りがわいてきた。

傍聴されたご遺族にとっては、なおさらのことであり、わき上がる強い思いを傍聴席でハンカチを握りしめながらじっとこらえる苦しさがひしひしと伝わってきた。

今後の裁判員裁判を考えるとき、傍聴席で感じる疑問をぶつける暇もなく、裁判があっという間の短期間で終わってしまうことの違和感も気になった。

やはり、きちんと被害者が参加できる裁判でなければ、被害者はいつまでも事実と向かい合うことすらできないままである。

旧制度と新制度のはざまで、何としても割り切れない思いの残った一日だった。





福武教育文化振興財団の成果発表会へ[2009年05月27日(Wed)]

昨年度、研究助成金をいただいた福武教育文化振興財団から昨日お電話をいただきました。

7月に毎年行われる前年度の助成事業の成果発表会での発表をとの電話でした。

多数の研究のなかで、発表会での発表ができるのは限られているので、大変光栄に思います。

しかも、学校の先生方の研究がほとんどである中で、民間団体に発表の機会をいただいたことは大変ありがたいことだと思います。

犯罪被害者遺族による「命の授業」の持つ意味をきちんと位置づけられたらと願います。







県外からの激励[2009年05月26日(Tue)]

昨日、20年度の事業報告を兼ねて、活動報告集としての、@「子どもたちを被害者にも加害者にもしないために〜遺族が学校・地域で語る思い」、A「遺族による遺族のための犯罪被害者サポート・ブック」の2冊を都道府県の犯罪被害者等施策担当課あて全国発送させていただきました。

目立とうとするための全国発信ではなく、地域での小さな取組みでも、一つひとつ丁寧に形にしていくことで、犯罪被害者の声がつながっていくからです。

各地域で、被害当事者の声に施策担当者がていねいに耳を傾けることで、おそらく同じような地域での取組みは可能だと信じています。

そうしたモデルになればと思い、切り口だけを提供させていただいたつもりです。

ありがたいことに、早速、きょう「届きました」という連絡をいただき、サポートブックの感想を教えていただきました。

県外からのこうした反響は、岡山での小さな活動を続けていくうえで、大きな励みになります。










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