• もっと見る
« 2008年10月 | Main | 2008年12月 »
<< 2008年11月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
オンライン寄付サイト Give One
犯罪被害者週間E〜2.5人称の視点[2008年11月30日(Sun)]

犯罪被害者週間六日目。

あすから12月です。

被害者参加制度がはじまり、裁判員候補者名簿への通知もなされるなど、新聞も各社たくさんの記事が掲載されてとても追いつけません。

しかし、制度を動かしていくのは「人」であり、多くの人がこうした機会をとらえて、「犯罪被害に遭うとはどういうことなのか」を「ともに考える」ことで、何かが少しずつですが、変わっていくものと思います。

柳田邦男さんが以前からとなえている「2.5人称の視点」について、最近も朝日新聞(11月26日朝刊)に掲載されていたので、一部引用します。

私が考える「2.5人称の視点」とは、次のようなものなんです。

普通1人称とは、自分自身を指しますが、この場合は事件や問題の被害者本人、2人称はその家族です。3人称とは、その問題にかかわる法律家などの専門家や企業人、役人です。1、2人称は一体のもので、ただ、被害者自身が亡くなるなどのケースがあるので、2人称がとても大事になるのです。

この1、2人称からの視点が抱える思いを大切にしなければならないのは、もちろんですが、時に感情に偏りがちです。だから、客観性と合理性を持つ冷静な3人称の視点が必要なのですが、往々にしてひとごとのように、ことを処理しがちです。

相手に寄り添う心遣いをもちながら、専門的職業人の務めもこなす。そんな、ぬくもりのある「2.5人称の視点」が大切だし、社会を変えると考えるわけです。

(以上引用)

被害者参加制度に対して法廷が報復感情の場となると懸念されたり、裁判員への影響を心配する声が聞こえますが、従前の裁判のシステムそのものがいかに冷たく徹底した3人称の視点で運用されていたかの裏返しのうな気がします。

被害者が感情を表出し、裁判員がそれに影響を受けるのは自然なことであり、その中から一人ひとりが「2.5人称の視点」に気づくことで、システムに血が通い、社会そのものが被害者も加害者もうまない気運を醸成していくことにつながることを期待しています。

あすは犯罪被害者週間・国民のつどい中央大会に参加するため東京に出向き、高橋さん、市原さんと合流します。









被害者参加制度前に討論会[2008年11月30日(Sun)]

きょう11月30日の全国犯罪被害者の会(あすの会)シンポジウムの様子がNHKニュースで放映されていました。

いよいよ明日から被害者参加制度が始まります。






犯罪被害についてともに考える図書[2008年11月30日(Sun)]

犯罪被害者週間(11月25日〜12月1日)にあわせて、岡山県立図書館で「犯罪被害についてともに考える」図書コーナーが設置されています。

1階正面の展示コーナーは今日までですが、2階は週間後も続きます。

こんな感じになっています。

是非、足を運んでいただけたらと思います。



岡山県立図書館ホームページから





全国犯罪被害者の会(あすの会)シンポジウム[2008年11月30日(Sun)]

あすから被害者参加制度が始まります。

犯罪被害者の方たちが、あすの被害者のために力を結集して社会を動かして作られた制度です。

あすを前にきょう11月30日、東京でシンポジウム「被害者参加・損害賠償命令を明日にひかえて」が開催されます。

岡山からもメンバーが参加しています。

法テラスのホームページがわかりやすく案内されているので、引用させていただきます。


法テラス・ホームページから






全国被害者支援ネットワーク事務局に感謝です[2008年11月29日(Sat)]

来週12月3日に代表が広島に出向き中国5県の保護観察所の被害者担当官、被害者担当保護司の方たちの研修会講師をひきうけています。

被害者支援機関等との連携がテーマであるため、全国被害者支援ネットワーク事務局にリーフレットの送付を急遽お願いしたところ、即座に速達でお送りいただき、事務局に本日届きました。

全国ネット事務局長さんからは、いつもニューズレターを送っていただくなど、細やかな配慮をしていただき、感謝していますが、今回もきちんと打ち返していただき、嬉しかったです。この場を借りてお礼申し上げます。

各県の保護観察所をはじめ更生保護機関が、地元の民間支援センターや被害者団体ときちんと連携をとるためには、「待ちの姿勢」ではなく、一歩ふみこんだ関係作りが必要であることをお伝えしようと思います。

すでに大阪、愛知などでは、保護観察官の方が支援センターの講座に参加したり、自助グループに情報提供のために足を運んだりしておられ、良い関係作りに踏み出しておられます。

ここでも「ともに考える」という姿勢がとても大切になるのだろうと思います。






犯罪被害者週間D〜つながり[2008年11月29日(Sat)]

犯罪被害者週間の五日目。

本村洋さんの講演会の会場で、私たちNPOとつながりのある方たち10名弱の姿がみえました。

本村さんの講演の後は、ぐっと参加者が減ったのですが、第2部のシンポジウムが終わった後に、毎月第4土曜日の「分かち合いの場」に参加されている方たちから声をかけていただき、とても心が温かくなりました。

現在、第3土曜は犯罪・交通死遺族の方たちで、第4土曜は突然死・自死遺族の方たちで「分かち合いの場」を持っています。

今年4月に二つのグループ間の交流会を赤穂市で開きました。そのときの暖かい雰囲気がそのまま伝わってきて、犯罪被害者週間の後半に向けて、少しエネルギーをいただきました。

あすは、高橋さん、市原さんは東京へ移動し、全国犯罪被害者の会のシンポジウムに参加します。








本村洋さんの講演会に[2008年11月29日(Sat)]

きょう11月29日、岡山県警主催の「犯罪被害者等支援講演2008inおかやま」が倉敷市の川崎医療福祉大学で開催され、本村洋さんの講演「犯罪被害者の現状と必要な支援」がありました。

多くの方が本村さんの話に耳を傾け、本村さんは犯罪のない社会をつくり、被害者を孤立させない関係機関のとぎれのない支援を呼び掛けました。

あいかわらずの忙しさの中ながら、各方面に配慮されつつ、丁寧で説得力のある説明をされたのが印象的でした。

夕方のニュースでも各社放映されているようですね。


山陽放送(RSK)ホームページから







大切な人を亡くしたあなたへ[2008年11月29日(Sat)]

毎週土曜日午前10時から午後4時まで「身近な人、大切な人を失った方のための電話相談」を行っています。11月29日(土)も受け付けています。

受付は、086−245−7831 です。

昨年4月から犯罪被害者遺族の方だけでなく、事故、自殺や突然死で身近な人、大切な人を亡くされた方のための電話相談を始め、多くの方から電話をいただいています。すぐに電話できない方も、話したい気持ちになったとき、遠慮なくかけていただければと思います。

昨年8月から毎月1回(第4土曜日午後)、大切な人・身近な人を亡くした方のため、同じような思いを語ることのできるグループ・ミーティングを開催しています。次回の「分かち合いの場」は、岡山市内で、12月27日(土)午後1:30からです。

深い悲しみや亡くなった方への思いなどを遠慮なく話せる場がないことを痛感しています。少しずつ、つながりができていけばと思っています。

分かち合いの場に参加を希望される方、詳しいことを知りたい方は、土曜日の相談電話にお電話ください。



犯罪被害者週間C〜いのちかなでる[2008年11月28日(Fri)]

犯罪被害者週間も四日目となり、きょうは一日何もNPOの活動はなく、広報も中休みでした。

昨日のCAPおかやまとのジョイントは意義あるものとなり、来年はあらたな広がりがみられそうです。

地域防犯と被害者支援は決して別物ではなく、裏表の関係にあり、地域への理解を広げることが防犯力を高めるだけでなく、被害者支援にもつながるのです。

11月23日、24日と名古屋で開催された「第7回いのちかなでる」に参加した市原さんからお聴きした青木さんたちのメッセージは以下のとおりです。おそらく、この問題に一番早く気づいて行動に移されたのは緒あしすの青木聰子さんだと思います。

以下当日リーフレットからの引用です。


第7回いのちかなでる〜ひとに まちに 思いやりのともしびを パート2〜

本日はお忙しい中、第7回「いのちかなでる」〜ひとに まちに 思いやりのともしびを パート2〜にご来場いただき、誠にありがとうございました。

「犯罪被害者」とは特別な人ではありません。残念ながらいつ誰が犯罪被害者になってもおかしくないのが今の日本の現状です。

被害に遭うとはどういうことでしょうか?
つい今までの当たり前の日常生活が営めなくなるということです。
その人生、その未来は大きく変えられてしまいます。

もしあなたが被害に遭ったら、あなたの大切な人が犯罪にまき込まれたら、一体何ができるでしょうか。何をしなければならないのでしょうか。どこへ相談にいきますか。どんな支援制度があるのでしょうか。

2004年に「犯罪被害者等基本法」が制定され、本年12月からは刑事裁判に被害者が参加できる制度、2009年5月からは裁判員制度がスタートします。
被害者を取り巻く法制度が大きく変わりつつあります。

自治体の「安全・安心な街づくり」の一環として町内パトロールなどを実施されている地域も増えています。防犯とともに「もしお隣が被害にあったら、地域で何ができるか」という『被害者支援』もお考えいただければと思います。

そして、新しい法制度をより良い制度として活かすために、運用する方々の「心」が必要となります。「人を救えるのは人だけ」です。

どうぞ、今日この機会にお感じになられたことを是非ご家庭で、職場で、地域で話題としていただきたくお願い申し上げます。

それが『被害者支援』が拡充されていく次の一歩となることを信じています。





助成金申請をすべて完了[2008年11月28日(Fri)]

きょう岡山県共同募金会の助成金申請をぎりぎりで提出し、これで何とか10月〜11月の大きなヤマを越えました。

事務局スタッフの事務処理の手際よさのおかげで、締切りぎりぎりでも、かねてからの構想を形にするだけなので、迅速にできます。

今回は5件の申請とも、重複することなく、しかも個別の必要性・緊急性の高いものばかりでしたので、仮に採択されなかったとしても、自助努力で何とか来年度に実現したいと思います。

現在、行政職員のための研修会講師に招かれることが多く、その都度「犯罪被害についてともに考えるための手引き」を配布させていただき、活用しています。

16ページの小冊子ですが、当事者の声、支援者の気づき、県内の相談機関という内容でコンパクトにできており、重宝がられています。

増刷費用は結構かかりますので、何とか工夫していきたいと思います。





| 次へ
プロフィール

NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズさんの画像
リンク集

ジオターゲティング
NPOおかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ | Facebookページも宣伝