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グリーフワーク連続講座(第3回)[2008年07月27日(Sun)]

大変な暑さの一日でしたが、きょう7月27日、午後1:30から4:00まで、25名の参加者でグリーフワーク連続講座の第3回を持つことができました。

今回は、初回から講師として継続して参加してくださっている常磐大学の長井進教授(臨床心理士)と、きょうだいを犯罪で亡くした坂口まゆみさん、竹治綾さんの鼎談形式で、「子どもたちのグリーフ〜きょうだいの立場から」をテーマに進めることができました。

冒頭で坂口さん、竹治さん、それぞれが取材を受けたビデオ映像を見ていただいてから、長井先生がお二人から話を引き出すように進行したため、あっという間に4時になりました。

犯罪被害により家族全体が被る打撃、喪失は、家族成員間のそれぞれに深い傷つきを残し、しかもそれを互いに語る余裕すらないまま、悲しみを封じ込めて仮面をかぶって生きていかざるを得ない現実が、それぞれの言葉で語られ、参加者の方たちに様々な気づきがあったことと思います。

これまで市原千代子さん、高橋幸夫さんとも、親の立場、大人の立場から犯罪被害について語ってきましたが、「子どもの立場から」語られることで、また新たな多くの気づきがあったことと思います。

今回は、2007年度ファイザー・プログラム、心とからだのヘルスケア市民活動・市民研究助成金により、この連続講座を開催できました。兵庫、香川から参加し、思いを語ってくださったお二人に深く感謝したいと思います。また、遠方から長井先生が継続的に関わってくださることにも心から感謝しています。

安全を確信できる場で、安心できる聴き手に、繰り返し語ることは、グリーフワークを進めていくうえで、大きな力にもなるのだろうと思います。

そうした意味で、当事者のグリーフワークの促進と、援助者のグリーフケアにおける気づきをこの講座を通して、少しずつ形にしていけたらと感じています。

参加される皆さんが、一緒に場を作ってくださりそうなので、主催者側も第4回以降に期待しています。

次回は8月31日(日)です。



長井進教授を囲んで[2008年07月26日(Sat)]

あす7月27日は、ファイザー・プログラム、グリーフワーク連続講座の第3回です。

今回も常磐大学の長井進教授を講師としてお招きし、「子どもたちのグリーフについて」と題して、きょうだいを事件で亡くした坂口さん、竹治さんのお話に耳を傾けつつ、ともに考えていきたいと思います。

前日から遠路岡山入りしてくださった長井教授を囲んで、NPOコアメンバー5名と交流会を持つことができました。

7月の日程調整がつかず、理事会を開催できていませんでしたが、少し立ち止まっていたNPOの直面する課題についても、いろいろな示唆をいただき、少し解決に向けて意思統一できたように思います。

外部からの暖かいまなざしに、いつもNPOは励まされていると思います。

何とか、気分を一新して活動再開です。







分かち合いの場もまる1年[2008年07月26日(Sat)]

きょう第4土曜日は、大切な人を亡くした方のためのグリーフワーク・ミーティングでした。

昨年8月から始めて、ちょうど12回目、まる1年が経過しました。

安心して思いを語ることのできる場として、これからもつながりを大切にしていきたいと思いました。

前回から保健師の方にも参加していただき、地域での分かち合いの場つくりへとつながるものと予想されます。






大切な人を亡くしたあなたへ[2008年07月26日(Sat)]

毎週土曜日午前10時から午後4時まで「身近な人、大切な人を失った方のための電話相談」を行っています。7月26日も受け付けています。

受付は、086−245−7831 です。

昨年4月から犯罪被害者遺族の方だけでなく、事故、自殺や突然死で身近な人、大切な人を亡くされた方のための電話相談を始め、多くの方から電話をいただいています。すぐに電話できない方も、話したい気持ちになったとき、遠慮なくかけていただければと思います。

昨年8月から毎月1回、大切な人・身近な人を亡くした方のため、同じような思いを語ることのできるグループ・ミーティングを開催しています。次回の「分かち合いの場」は、岡山市内で、8月30日(土)午後1:30からです。

深い悲しみや亡くなった方への思いなどを遠慮なく話せる場がないことを痛感しています。少しずつ、つながりができていけばと思っています。

分かち合いの場に参加を希望される方、詳しいことを知りたい方は、土曜日の相談電話にお電話ください。





助成財団によるヒアリング[2008年07月25日(Fri)]

きょうは東京から、昨年度助成金をいただいた助成財団の方が、NPO事務局にヒアリングに来られました。

代表において対応しましたが、助成する側として、助成される側の声を聴いて学びたいという姿勢に共感しました。

当該財団の特色は「地域」に焦点をあてているため、犯罪被害者支援については大きく関わりが遅れていると謙遜されていましたが、私たちの地域での取組み、特に行政との協働の取組みに強い関心を示されました。

今年度は選外でしたが、企画書の書き方も含めて示唆をいただき、多くの気づきとヒントを得ました。

考えてみれば、「地域」に焦点をあてた当該助成財団が犯罪被害者支援に関わってこなかったのは至極当然であって、「犯罪被害者支援」そのものが「地域」までまだおりてきていないのだと強く感じました。

つまり、犯罪被害者支援の取組みは、国、県レベルでまだ止まっており、被害者支援センターもまだ「地域づくり」のところまで、目が向いていないのだと思います。

だからこそ、学校(地域)に出向いて活動している私たちサポート・ファミリーズの動きが斬新に映ったと言われました。

犯罪被害者等基本計画の5つの重点施策として、国民の理解の増進が掲げられていますが、裏返せば「犯罪のない、子どもたちが被害者にも加害者にもならないための、まちづくり・地域づくり」につながる部分であり、とても大切に感じます。




内閣府へ情報提供[2008年07月24日(Thu)]

このところ、NPOとして立ち止まって考える状態に入っていますが、8月7日の人権教育体験交流研修会の情報だけは、内閣府に事前に知っておいてもらいたく、きょう情報提供をしておきました。

小さなNPOが地域で取り組める課題は限られていますが、できたことを確実に発信していくことで、種が蒔かれていき、各地で芽を出していくものと思います。

被害者遺族による「命の授業」の試みがまさにそうでした。

発信しなければ、一つの地域の一つの珍しい取組みで埋もれてしまいます。

しかし、今回の体験交流研修会は、次に必ずつながる、しかも深い意味のある企画です。

是非、全国に種がとんでいくことを期待します。


「当事者から学ぶ」〜人権教育体験交流研修会(ブログから)












県外からのヒアリング[2008年07月23日(Wed)]

きょうはNPO事務局に県外からヒアリングがあり、自死遺族支援と犯罪被害者支援の関係について、質問がありました。

ちょうどNPOが直面する課題とヒアリング事項が重なっていたこともあり、現状そのままをお伝えし、一緒に考える良い機会をつくっていただいたように思います。

NPOとして、もやもやしていたことが、かなり輪郭が見えてきて、何とか解決に向けて動けそうな気がしてきました。

本当に暑いなかを来てくださった3名の方に感謝したいと思います。






熱意[2008年07月22日(Tue)]

きょうも大変暑い一日でした。

暑さで気力が減退しかねないところですが、被害者支援はいきなり待ったなしで始まります。

被害に遭った人のことを真剣に考える人たちの熱意が、暑さを忘れさせます。

へこんだ気持ちも少しずつ回復していくのがわかります。

一人で抱え込まない、という被害者支援の鉄則を再度おもいおこしています。

また後方支援でも十分役に立つこともあるので、それぞれの場面を大切に、関わっていけたらと思います。










交通死被害者の会[2008年07月22日(Tue)]

これまで講演をお願いしたり、また交流のあるTAV交通死被害者の会から「TAV NEWS」7月号を送っていただきました。

最近、徐々に地域ごとの交流会や家族会が動き出していることや、またそこに各地の被害者支援センターや臨床心理士の方たちが関わって、協力している姿が見えてきます。

当事者の方たちが集まり、その場を相談員や専門家が協力して支えていく動きはとても意味があると思います。

こうした動きが少しずつでも各地に広がっていくことを願っています。







NPOの悩み[2008年07月21日(Mon)]

3連休中、悩み抜いていますが、どうも先日の岡山NPOセンター総会でのシーズ松原事務局長の講演どおり、いままさにNPOの活動が疲弊し、悪循環に陥りつつあるように思います。

しばらく新規事業はみあわせて、悪循環の回路を断ち切る必要があるかもしれません。

被害者サポートセンターおかやま(VSCO)が、何はともあれ、全国ネット加盟組織として、組織つくりに重点を置き、形から整えて3年間がんばってきた方向性は、正しかったのかもしれません。

おそらく年内には早期援助団体の指定を受け、警察からの情報提供があれば、事件直後の被害者にとっても意味ある支援がなされることと思います。単にVSCOの支援の質を批判するだけでは、遠吠えにすぎないような気がしています。

いま私たちNPOにできることは何なのか、つきつめて考えると、さらに悩みは深まるばかりです。

電話相談は週一回では、待ちきれないという声を複数の当事者の方から聴きました。週6回の電話相談体制をとっているVSCOと重ねて土曜だけ電話を受ける意味を何に求めるべきなのか・・・。

自助グループも県内5つのグループがあり、その相互連携がとれていないことの方が課題のように思います。

直接支援は早期援助団体の指定があれば、警察はVSCOへと情報提供を行うでしょう。NPOとして何ができるかを明示して、むしろVSCOと役割分担を行った方が被害者の方のためには有益なような気がします。団体同士が被害者を横において、つばぜりあいをしている方が滑稽です。

年内には、そうした問題を整理しつつ、NPOとしてできることも整理していった方がよいのかもしれません。







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