10月の「命の授業」@〜新見公立大学・短大で[2010年10月16日(Sat)]
10月13日(水)に、NPOから市原千代子理事が、ボランティアメンバーの伴走のもと、新見市の新見公立大学・短期大学に出向き、「命の授業」を行いました。
新見公立大学・短期大学は、新見市立の大学で、以前は短期大学だけだったそうですが、この春から看護学部看護学科が大学として開学し、以前からあった幼児教育学科や地域福祉学科が短期大学として残っているとのことでした。
公立大学で入学希望者が多いため倍率も高く、地元の子どもたちでもなかなか入学することができないということ、また苦学生も少なくないとお聞きしました。
新見公立大学・短期大学では、”学生生活講演会”を年度内にもうけていて、新見警察署から話がもちかけられたとき、すでに司法書士の方に「トラブルにまきこまれないために」という内容で講演依頼をしていたそうで、90分の時間をその方と半分ずつにしてということで、講演時間は45分間でした。
今回話を聴いてくれたのは、当初は1年生150名余りと教職員のあわせて160名ほどとお聞きしていたのですが、専攻科(地域看護学専攻科)の学生も加わってくれていたみたいで、総勢で180名余りだったようです。
前半に司法書士の方が話をされ、その後市原が話をしました。
「命の授業」をしつつ感じたのは、今まで出向いたどの大学の学生よりも、本当に真剣に聴いてくれていることが伝わってきたことです。
何人かの女生徒は、講演が始まってからずっと泣きっぱなしで、ある女生徒はタオルでずっと顔を覆ったままでしたし、別の女生徒からは講演途中に嗚咽が漏れていました。
講演終了後に学生部長で看護学部の教授や看護学科の准教授、学務課長などとお話をしましたが、それぞれの先生から「(我が校の学生は)看護師を目指している学生が多いため、入学後は色々な形で”命”に向き合っている(向き合わさされている)学生が多いので、市原さんのお話は新たな視点で”命”に向き合うことになったと思いますし、対人援助をするにあたって必要なことなどを考えるきっかけになったと思います」と言っていただきました。
そして「今年は準備不足で講演時間が45分しかとれなかったけれども、来年は是非90分で、また新たな1年生に向けて話をしていただきたいと思います」とも言っていただきました。
先生方とのお話はつきなかったのですが、一時間ほどお話をした後、講演前にお話をさせていただいていた学長や事務長までも玄関まで見送りに出てくださり、そういう皆様に送られながら学校を後にしました。
山陽放送、NHKのカメラも会場に入っていたようで、その様子については先日のブログでご紹介したとおりです。