たとえ江川紹子さんでも今回はミスマッチ[2010年02月06日(Sat)]
きのう2月5日(金)、岡山市主催の「犯罪被害者の方の支援を考える特別講演会」にNPOメンバーも聴きに行きました。
講師が江川紹子さんで、演題が「犯罪被害者とその救済〜今、行政に求められること〜」だったからです。
ただ、今回は事前に岡山市からご案内いただいたものの、ブログでの紹介は差し控えていました。
江川さんの講演には関心があるものの、被害者支援に関して江川さんが語ることを想像できなかったからです。
やはり参加したメンバーの感想は「期待はずれ」というものでした。
会場の山陽新聞社さん太ホールは6、7割が埋まっていたと思いますが、講演内容は、「被害者支援を考える」とはほど遠い内容でした。
これは江川さんの責任ではなく、主催者側が演題についてミスマッチであることを事前調整してなかったからだろうと思います。
江川さんの講演そのものを期待している方は多いはずなので、あえて「被害者支援」や「行政に求められること」を出す必要はなかったと思います。
被害者支援に関する講演を期待した方には、朝青龍問題、民主党小沢幹事長不起訴の問題、トヨタプリウス問題からオウム事件の加害者の家族のことなど聴いていても、一体この講演会は何だったんだろう、としか感じられませんでした。
どんなに素晴らしい講師でも演題とのミスマッチは致命的です。
あえて辛口のコメントになりましたが、税金を使って被害者支援の必要性について広報啓発を行うのであれば、担当者はもっと真剣に取り組んでほしいと思います。
NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ