公訴時効の在り方についての意見募集[2010年01月08日(Fri)]
現在、法務省が、凶悪・重大事件の公訴時効の在り方等について意見募集を行っています。
昨年には、公訴時効撤廃を求めて被害者遺族の方たちが声を集め、「宙の会」も設立されました。
県内でも犯人がいまだ検挙されていない未解決事件があります。
ご遺族の心情を考えると、公訴時効の制度そのものが一日一分一秒ごとに被害者遺族を追い詰め、苦しめています。
当事者でないとわからない部分かもしれませんが、加害者は逃げ切りをはかり、被害者遺族は逆に時間に追い詰められていくという矛盾があります。
今回の意見募集は、1月17日までです。
公訴時効制度については刑事訴訟法を学んだ人であれば、一番制度趣旨を理解しづらい部分であることを、皆さん口に出さないだけで、気づいているのではないでしょうか。
多くの方の声を法務省に届けることができたらと思います。
法務省ホームページ・意見募集(凶悪・重大事件の公訴時効の在り方等について)
産経新聞(2009.12.30)
産経新聞(2009.3.29)