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「幸せに暮らしています」〜虐待後を生きる[2009年01月23日(Fri)]

夕方、久しぶりの電話。

何年ぶりだろう。

まだ首のすわらない赤ん坊を抱えて二人で真っ青な顔でふるえながら相談にきたときのことを思い起こす。

虐待親が逃げた先の二人の行方をつきとめ、ベランダ越しに侵入してきそうになる恐怖の現場を電話で指示しながら避難させたときの記憶を思い起こしていた。

警察に介入してもらい、女性は緊急避難所へ。

男性は保護施設がない。お金もない。さて困ったと頭を抱えていた。

ちょうど民間シェルター開設前だったので、わずかな期間、特例で若い男性を保護してもらった。

「今は幸せに暮らしています」

頼りなげだった彼の後ろから、やんちゃな子どもの声が聞こえてくる。

ときにこうした声をきくと、また頑張らなくてはと励みになる。





夕方から小雨が[2009年01月23日(Fri)]

ここ数日は雨模様ですっきりしない。

きょうも夕方からパラパラ小雨。

仕事が一区切りついた夜7時からパジャマの着替えをもって父の病院に向かう。

術後の血液検査も異常なく、体力も回復してきている。

ふらつきながら母が昼間に病室に来たそうだ。あれだけ顔を合わせたら喧嘩になるのに、止めてもきかない。

父の戦時中の話を30分ほど聴く。ふだんは互いに話さないので、耳を傾けたらいくらでも話したいのだと思う。岡山から加古川を経て北海道、樺太までたどりついた。

祖父にほめられたことがなかったが、出征の挨拶だけはほめられて嬉しかったらしい。笑顔が見えた。

私も父にはほめられたことがなかったとふと我に返る。「勉強だけできても仕方ない」と言われ続け、そのくせ社会に背を向けて何らの成功モデルも示さなかった父に対して、反発も肯定もしなかった。たぶん何者にもなれないだろうと予感しつつ、途中で脱線することがわかっているレールの上を走らざるを得なかった。

まだ聴いておかないといけない父への質問が一つだけ残っている。それは週明けにおちついていたら聴いておこうと思う。なぜ自分がここにいるのか、が少しでも納得できたらと思う。

きょうも30分で小雨の中を病院を後にした。








赤磐市議会の人権研修会で講演[2009年01月23日(Fri)]

きょう1月23日(金)午前10時から、赤磐市議会の市議25名の方を対象とした人権研修会に川崎代表が講師として出向き80分講演、20分質疑を行い、無事研修会を終えました。

毎年、市議会で議員の方たちが人権研修をもっておられるそうで、議会事務局から市教委社会教育課の方を介して講演依頼があったものです。市教委の担当の方が昨年の生涯学習センターでの代表と市原さんの講演を聴いておられ、声をかけていただきました。こうしたつながりが一つひとつ地域での理解の輪を広げていっています。

市議の方ばかりなので初めは少し緊張しましたが、赤磐市立吉井中学校から県内の犯罪被害者遺族による「命の授業」が始まったことを新聞記事を添えてお伝えしたので、身近にとらえていただくことができたようです。

質疑も予定時間をオーバーして5名の方から熱心な意見と質問がありました。

報道被害について、ネットいじめについて、裁判員制度について、地方からでもできることについて、質問は多岐にわたっていました。

講演では、先月の津山市役所の全職員研修の様子にも触れて、市の職員の方々が身近に遺族の方に接する機会は多いはずなので、犯罪被害に対する理解を広げてもらえたら、と研修の大切さを伝えました。

今回は犯罪被害について限定してお話ししたにもかかわらず、終わった後に廊下で、質問されなかった議員のお一人がそっと話しかけてこられ、遺族の孤立という点では自死遺族の方のつどいなども必要ですね、という指摘がありました。理解されている方は深いところで感じ取られているのだなと思いました。

いろいろな意味で、代表にとっても、貴重な学びと気づきの場を与えていただいたと思います。帰りは玄関まで議長、副議長、議会事務局の方たちが見送ってくださり、頭が下がる思いでした。

よく考えてみると、こうした研修は全国的にも珍しいのではないかと感じています。そして、画期的な取組みであることも間違いありません。





精神医療従事者への講義[2009年01月23日(Fri)]

1月20日、東京の国立精神保健研究所で開催された第3回犯罪被害者メンタルヘルス研修でNPO副理事長の高橋幸夫さんが被害当事者として、そして精神科医として講演をしました。

この研修は今年で3回目。高橋さんの講演も昨年に引き続いてとなります。

研修には、北海道から沖縄までの各県や国立病院機構の健康福祉センターとこころの健康相談センターの人達を対象に26名が参加されていました。

咋年と合わせると計70名ぐらいになります。

来年も計画されているようです。

今回は東京で顔の見える話しやすい関係作りもでき、高橋さんもこの人間関係を大切に発展していきたいと思われたそうです。

講義の後には、以前に岡山に来て意見交換をさせていただいた中島聡美さんや、連続講座の講師として来ていただいた白井明美さんたちとも、交流の時間があったようで、伴走のNPOメンバーともども、意義あるときを過ごせました。

NPOファミリーズの講演活動も、様々な領域に広がりを見せており、高橋さんからは、「川崎代表が行政・法曹関係者に、市原さんが県警・地域・教育現場の人達に、僕が健康福祉関係者に働きかけながら、「国民の理解の増進と配慮・協力の確保への取り組み」を実行していると実感しました。」との思いをお聴きしました。





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