• もっと見る
« 2007年12月 | Main | 2008年02月 »
<< 2008年01月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
オンライン寄付サイト Give One
ブログの宿命@〜閲覧者[2008年01月05日(Sat)]

犯罪被害者支援のブログは意外と少ないと思いませんか?

活動を広く知ってもらううえで、ホームページやブログは有効なのですが、詳しい事例紹介はタブーに近い感じがしています。こうした知ってもらいたくても紹介できない悩みは、どこの支援組織にも共通する部分かもしれません。

ブログで特に気になるのが、「加害者対応」のリスクと「守秘」の点です。

とりあえず、「加害者対応」について感じるところから、触れたいと思います。

つまり、犯罪被害者支援で一番大切なことは「安全の確保」です。不安な状態のまま、再被害の危険のある状態では、傍聴付添や意見陳述どころではありません。

ストーカー事件やDV被害者の方たちの一番危険な場面での支援現場に身をおくと、ブログやホームページでの情報発信には大変気をつかいます。

NPO独自にシェルターを運営してはいませんが、県内のシェルターを探索してブログにチェックをかけてきている「閲覧者」の存在も無視できません。結構、粘着質の加害者は探索行為だけでなく、支援者への嫌がらせも平然と行ってきますので、要注意です。

県外では専門家、ボランティアのいかんを問わず、支援者が危険に遭遇している例は少なくなく、被害者支援はきれいごとではなく、命がけのボランティアともいえます(あまりこの点を強調していると誰も関わってくれなくなるのも困りますが・・・)。

事務局でも年1〜2回は、警察の出動を要請することもあり、危機管理への対応だけはおろそかにできません。

全国被害者支援ネットワークの加盟組織でも事務局所在地を伏せているところも多いと思いますし、ましてやDVシェルターは所在すら明らかにできないところです。

当然にブログには、個々の被害者の方の安全を脅かすような記載はできないので、守秘の観点からだけでなく、安全確保の点からも細心の注意を払っています。

シェルターの現場で行われている支援は、生活に根ざした直接支援なので、私たちも見習うべき点が多数あります。ある意味では「直接支援の原点」ではないかと思います。まさに、危険な状況を脱出し、あらたな生活を切り開いていくための支援ですから、警察、学校、市役所、福祉、裁判所などすべての窓口との掛け合いを当事者と支援者が二人三脚でやっていくわけです。

こうした紹介はまた別の媒体でと思います。

被害者の方たちが、再被害の不安からのがれて、一日も早く安心して眠れる日がくることを祈りたいと思います。






犯罪被害者遺族による「命の授業」モデル事業化へ[2008年01月05日(Sat)]

ネットの朝日新聞ニュースで、来年度警察庁が全国5か所の警察本部で犯罪被害者遺族による中高生への「命の授業」をモデル事業として実施することが報じられています。

昨年1年間、少年犯罪被害者遺族である市原千代子さんが地元で約20か所の中学、高校で「命の授業」を行いました。7月に警察庁の方たちが視察にこられたあたりから、県警、県教委、県、県民局の協働体制もより強固なものとなり、支えらました。

NPOとして福祉医療機構などの民間助成金で交通費などをやりくりしつつ、先駆的な取組みとして実践を重ねてきたことが、一つの「かたち」になり、しかも全国5か所に「おもい」を届けることができたことは感慨深いものがあります。

きっと、全国各地でさらに種がまかれていき、芽を出していくと思います。

自分たちのように悲しむ人をこれ以上ふやしたくないという「おもい」が「かたち」になり、きっと次の世代へと受け継がれていくのだと思います。

2月17日はこうした「おもい」を全国各地で語っておられる遺族の方を岡山にお招きしてフォーラムを開催します。




asahi.com(2008.1.4)




大切な人を亡くしたあなたへ[2008年01月05日(Sat)]

毎週土曜日午前10時から午後4時まで「身近な人、大切な人を失った方のための電話相談」を行っています。きょう1月5日も受け付けます。

受付は、086−245−7831 です。

昨年4月から犯罪被害者遺族の方だけでなく、事故、自殺や突然死で身近な人、大切な人を亡くされた方のための電話相談を始め、多くの方から電話をいただいています。すぐに電話できない方も、話したい気持ちになったとき、遠慮なくかけていただければと思います。

昨年8月から毎月1回、大切な人・身近な人を亡くした方のため、同じような思いを語ることのできるグループ・ミーティングを開催しています。次回の「分かち合いの場」は、岡山県倉敷市内で、1月27日(日)午後からです。

深い悲しみや亡くなった方への思いなどを遠慮なく話せる場がないことを痛感しています。少しずつ、つながりができていけばと思っています。

分かち合いの場に参加を希望される方、詳しいことを知りたい方は、土曜日の相談電話にお電話ください。




| 次へ
プロフィール

NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズさんの画像
リンク集

ジオターゲティング
NPOおかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ | Facebookページも宣伝