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事件報道に奪われた妻[2007年11月22日(Thu)]

11月25日(日)の第2回犯罪被害者週間シンポジウムは「犯罪被害者の人権を考える〜報道被害・二次被害」がテーマです。

今年は岡山県がNPOへ公募し、人権啓発パートナーシップ事業として開催されます。

犯罪被害に遭うことそのものが理不尽な体験であるうえ、さらに事件直後からのメディアスクラムにより、報道被害・二次被害を受ける被害者は少なくありません。

私たちNPO法人の副理事長である高橋幸夫さんを取材した岡山放送の小林記者が自らをふりかえって取材のあり方をとうドキュメンタリーを第1部で放映します。

それを受けて、報道被害・二次被害について、メディアの方たちとともに考えたいと思います。


ドキュメンタリー「事件報道に奪われた妻」





あと三日〜事務局大忙し[2007年11月22日(Thu)]

11月25日からの「犯罪被害者週間」を三日後に控えて、事務局は大忙しの一日でした。

初日のシンポジウム第一部で用いる映像DVDの到着をくびを長くして待っていましたが、ぎりぎり午前中に事務局に届き、ひと安心。午後から会場設営とプロジェクター準備が整いました。

26日からの特別電話相談の事前広報を司法記者クラブに回覧し、あわせて25日の直前広報もお願いしたところ、夕方2社から電話取材があり、ほっとひと息。また、報道被害をテーマとしているので、記者の方たちが取材とは別に多数参加してくださるようで、よかったです。

また26日の朝、3県民局と駅頭広報活動を行うので、県民局との直前打合せもすませました。

たまたま犯罪被害者週間と重なってしまいましたが、28日の自死遺族支援フォーラムの展示パネルとNPOセンターの講座情報へ掲載依頼をしました。

12月1日は市原さんが大阪府のシンポジウムで講演、代表は国民のつどい中央大会へ出向きます。申し込んでいた中央大会のパネル展示のブース確認を内閣府にしたところ、申込団体が今年は多く、1団体1展示ブースということでした。少し送付展示資料の絞り込みを行う必要が出てきました。

その間、講演依頼が2件はいり、市原さんと調整。

まだまだこれから資料作りなのですが、少しでもたくさんの方たちに、「犯罪被害者週間」を知ってもらい、一人ひとりの問題として考えてもらいたいと思います。

本当に「あと三日」です。

あすはちょっと一息入れて来年1〜2月の活動予定の骨組みをメンバー有志で協議します。









「命が危ない」覚悟を決めた[2007年11月22日(Thu)]

朝日新聞朝刊の長期連載「ルポ虐待」は第5部「教師たち」に入り、昨日がEでした。

中学生の女生徒の不登校に対して、なかなか会わせてもらえない中、家庭訪問した担任教師が異変に気づき、一時保護前後の緊迫した状況がルポされています。

負傷している生徒に気づき、急いで学校に戻った学校で、校長、教頭とも出張不在のなか、緊急事態に集まった先生たちの校長室でのやりとりが続きます。

「あのまま放っておけない」
「管理職が帰るのを待って判断してもらった方がいいんじゃないか」
「でも早く助けないと。この機会を逃したら手遅れになる」
「勝手に連れ出せば誘拐といわれるかもしれない」

腕を組んでじっと聴いていた学年主任が「いや」と口を開いた。「命が危ない。ちゅうちょできない。」そのひと言で、他の教師も覚悟を決めた。

生徒指導担当の教師が児童相談所に電話した。話し中でつながらない。代わりに役所の虐待担当者に連絡した。
しばらくして児童相談所から電話があった。学年主任は「生徒にひどい外傷がある。すぐに病院に連れていきたい。でも無断で連れだしたと学校が責められないだろうか」と尋ねた。

児童相談所の職員は素早く指示した。「相談所の職権で一時保護を決めます。うちは病院へ連れていくよう学校に指示した。学校はそれに従った。いいですね。家族の対応はうちがやります。一時保護した事実の告知も相談所がします」

3年生の全クラスを自習にした。養護教諭が入院先の手配を始めた。

弘子先生たち7、8人が乗用車2台に乗り込み、利恵さん宅に向かった。(以上引用)

こうしたとっさの判断が「いのち」が守られるかどうかの分かれ目です。
校長室での先生方の迷いも実際はよくあります。「見守り」に流れてしまうこともよくあります。しかし、何が一番大切かです。児童相談所がすぐに動いてくれるだろうかという学校側の不安や、学校が保護者を通告することへの心理的抵抗、通告先がわかってしまうのではないかという不安など、本ケースでは相談所が瞬時にその不安を解いて的確な指示を出しています。

無事、利恵さんが救出されることを祈ります。







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