大阪府池田市で民生委員・児童委員の方々に講演[2011年07月18日(Mon)]
7月14日(木)、NPOから市原千代子理事が大阪府池田市に出向き、民生委員・児童委員の方々を対象に講演をしました。
今回の講演は大阪府からの依頼でした。
府の新しい担当者の方と合流するまで、あわてましたが、石橋駅でなんとか大阪府と池田市の担当者の方と合流でき、炎天下を汗だくになりながら10分ほど歩き、会場の池田市民文化会館に無事到着しました。
民生委員の役員の方々がお弁当を用意してくださり、お昼をご一緒しつつ池田市の様子をお聞きしました。
池田市は大阪府内では落ち着いた街で、いわゆる池田小事件が起きるまではそういう大きな事件とは全く無縁の地域だったのだと教えていただきました。
また他の地域と共通する部分で、高齢化が進んでいて、民生委員・児童委員の方々の年齢も上がってきている事、またこの研修を企画したところ皆さん興味を持たれたのか、例年なら30名から40名程の方が欠席されるのに、今回は150名入れる会場に146名の申込みで満席状態なのだとお聞きしていました。
話を聴いてくださったのは146名の児童委員・民生委員の方々と大阪府と大阪市の方、そして報道の仕事に就きたい思いを持たれ、そういうことから被害者の話を聴きたいと様々な経緯で大阪府に繋がられ、わざわざ会場まで足を運んでくださった大学生の方でした。
今回は大阪府の方から”地域の方々の理解や協力の重要性についてお話いただくことによって、あらためて民生委員の皆さんの役割について考えるきっかけになればと思ったからです”とお聞きしていました。
したがって、子どもたちに話している「命の授業」を紹介しながら地域の繋がりの必要性などに触れてお話をさせてもらいました。
立って話すには丁度いい温度だったのですが、ずっと座って聴かれていた方々は少し冷房が効きすぎて寒かったみたいで、上着を着られたりスカーフなどを羽織られたりしながら、でも真剣に聴いてくださっていました。
終了後、大学生の方が少し話をしたいと控え室まで覗いてくださったので、大阪府の方とも一緒に会場の池田市民会館レストランで話をする時間を持ちました。
わざわざ思いを抱えて会場に足を運んでくれた大学生の方から伝わってくるものが沢山あり、150名弱の民生・児童委員の方々に聴いていただいた以上に、その小さな出会いに感謝しました。
別れた後、大阪府の方と各駅停車で梅田駅まで戻り、その間も大阪府の担当者の方と色々な事をお話しし、その中で大阪府の方からはこの後、秋に既に依頼の入っている「命の授業」の日程調整をさせてほしいとお聞きしました。
大阪駅では、心配をされたのか府の担当者の方がJRの改札口まで送ってくださり、無事帰路につきました。