2月の「命の授業」A〜米沢第四中学校で[2010年02月24日(Wed)]
きのう2月23日(火)、前日から山形入りしていたNPOメンバーですが、当日ホテルの部屋のカーテンを開けたら、雪で真っ白の山々が目に飛び込んできました。
前日米沢に到着したのが夜だったため、辺りの景色は全く見えていなかったのですが、夜が明けて外の景色を改めて見てみたら、米沢は本当に雪深い地だったと分かりました。
午後、米沢市立米沢第四中学校に出向くと、校長先生、教頭先生はじめ、米沢警察署の生活安全課長、少年補導専門官や山形被害者支援センターほかの方々が待ってくださっていました。
校長先生と話をはじめると直ぐに「(ファミリーズの)ブログで昨夜米沢入りされたことが分かっていたので、今日学校に来てくださるのをお待ちしていました」と言っていただき、びっくりしました。
また「Google検索で市原さんの活動状況やお話の内容などを知り、我が校の子どもたちに是非聞かせたいお話だと思いましたので、今日お話しいただくことをを楽しみにしていました」と言っていただき、恐縮しました。
今回話を聴いてくださったのは、当初は1、2年生の生徒・保護者・教職員の方々、そして米沢署や山形支援センターの支援活動員の方々など350名程の方だったようですが、昨日は受験の終わっている3年生40名程も聴いてくれて、総勢で400名弱の方々でした。
講演前には米沢署の生活安全課長と校長先生が挨拶をされ、校長先生は子どもたちに「皆さんの命は、皆さんのどこにあると思いますか。命のある場所に右手を当ててみてください」と語りかけられました。
おずおずだったり思わずだったりしながら、ほとんどの子どもたちは左胸に右手を当てたのですが校長先生は「ほとんどの皆さんが左胸に手を当てていますがそこは心臓で、命というのは皆さんそれぞれの体の中にあると思います」と言われ「その命と言うのは自分だけのものではないということを、ブログなどで市原さんが講演の中で話されていることを知り、市原さんから教えて貰いました。今日もそう言うお話しをしてくださると思うので、皆さんはちゃんと聴いてください」と簡潔に子どもたちに伝えてから、市原さんに繋いでくださいました。
子どもたちは真剣に聴いてくれていたと感じました。
講演終了後の質疑応答の時には二人の女生徒から「米沢にきて良かったと思ったり、嬉しかったことはありますか」とか「私たちもこれから進路を考えないといけないと思うのですが、進路に悩んだときにはどうしたらいいですか」という質問があり、そのそれぞれの質問に、その時市原さんが感じたことをそのままお返事しました。
終了後に、校長先生からもう少し詳しく子どもたちの様子や、福祉の町と言わていれる米沢の事などをお聴きし、市原さんからは、様々な学校に出向き講演をする中で、子どもたちから伝わってくることや、感じていることなど話しました。
そういう状況で、今回の米沢でも前回の山形と同様に、山形県警や支援センターの方、そして米沢第四中学校の先生方や東京からかけつけてくれた大学院生の方など、とても良い出会いを沢山いただいたことで、またいつか、新たな出会いがあるかもしれないことを予感しながら、山形県警の方に見送られ、米沢を後にしました。
NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ