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自助グループは柔軟に[2009年04月28日(Tue)]
犯罪・交通死遺族のための自助グループは5年目に入っていますが、「はじめに自助グループありき」ではないのです。 どうしても、警察や支援センターは、自助グループを作りたがります。 しかし、無理して集められる被害当事者にとっては、たまったものではありません。 そもそも何故に自助グループなのか、ということを考える必要があります。 同じ体験を持つ当事者だからこそ、安心して話せる場であることが大切ですし、そこで得られる安心感や他者への信頼の回復のきっかけが意味があるのだと思います。 それでも犯罪被害に遭い、大きく深い傷を受けた被害者は人のいる場へ出向くこと自体がしんどいことも事実です。 あくまで自助グループは一つの安心の場でしかありません。 つながるきっかけを断絶された被害者・被害者遺族にとっては、社会との中継基地のような場所が自助グループであったり、当事者団体であったりします。同じ体験をした仲間から得られる情報に救われることがあるのです。 多数の人が苦手な場合は、たった一人のためのグループがあってもいいと思います。この理不尽な世界のなかで、一人でも安心して話のできる人がいれば、少しでも気持ちは救われます。本来ならカウンセリングなどで、そうした安心感や信頼関係ができるのが理想でしょうが、犯罪被害については必ずしもカウンセリングだけでは難しいことも多いようです。 NPOでは、自助グループというか、中継基地的な場は2つ持っています。 しかし、もっと柔軟な一人のための自助グループがあってもよいと思います。そうした一人のための自助グループをこれまでにも何回か持ったことがあり、それも大切な場となっています。 本当はお一人お一人のために、周囲の壊された人間関係回復のための関わりがあってよいのだと思いますが、まだまだ日本では被害者遺族は放置されたままです。 今後の課題だと思います。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/families/archive/1644
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