TAV交通死被害者の会[2009年03月23日(Mon)]
NPO当初から交流のある大阪のTAV交通死被害者の会から、毎月ニューズレターを送っていただいています。
TAVの方たちの活動の様子を読ませていただきながら、つねに「自助努力の会」として、当事者活動の原点に立ち返りつつ、毎回会の目的を確認しあい、しかも活動の幅を着実に広げていかれていることがわかります。
今回の3月号で米村さんが支援センターの「自助グループ」とTAVとの違いを明確に語っておられます。
つまり、
集まることの目的・理由として、@傷ついた心のケア(分科会)、A法律・システムの改善、啓発活動(街頭活動、講演)、B事故直後の支援(法律相談、傍聴支援)をあげ、これをバランスよく活動できることが大切。
支援センターの「自助グループ」は、センターの支援の一環として、専門家のサポート(庇護)下で運営されるが、当事者の会は、運営すべてを会員みずからが行う必要があること。
支援センターは@Bについて支援するが、自助グループは@のみ。Aの「法律・システムの改善」に向ける活動がTAVなど「自助努力の会」が持っている特徴。
と集約されています。
ある意味では、ファミリーズも「自助努力の会」であり、それをボランティアの方たちが周囲で支えていると言えます。
今回の被害者参加裁判への支援も、一番最初の情報提供はTAV作成のマニュアルをご遺族に見ていただいたところから始まっています。
被害者参加裁判が一区切りついたら、またTAVの皆さんに報告とお礼をと思っています。