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月とチーズに関係はあるのか?[2020年12月28日(Mon)]
デンマークの実存主義哲学者である、キルケゴールは言いました。



「月がチーズでできていても、それが私に何の関係があるのか!」

確かに、何の関係もございません。はい。





でも、よくよくこの言葉を眺めてみると、何とも言えない余韻を残します。すごいインパクト、そして詩的でとても繊細です。



キルケゴールは、「今ここにいる私」が何より大事で、自分にとっての真理を追究しました。そして、なんだかんだ言っても最後は人間は死ぬのであり、絶望しかないと言い放ちました。



そんなキルケゴールですが、彼が月とチーズを選んだのには、深い理由があるように思えてなりません。しかも、月→チーズという順番です。世間を騒がせているアメリカのトランプ大統領なら、



「チーズが月でできていても、それが私に何の関係があるのか!」



と言いそうなものです。この違い、分かりますか?





キルケゴールは、まず始めに、思考を384,400km先まで飛ばして、目の前にあるチーズに視線を落としています。思考半径を極大化することで、創造力や創造力をめいいっぱい広げたのではないでしょうか?彼だけでなく、読み手の思考半径も広げました。



自分中心ではあるんだけど、考えの及ぶ先をどこまで考えるのか?しかもその考える先は、まさに「月とスッポン」のように同じ次元で比べようのないもの。その思考のプロセスの違いが、仕事や人生で大きな差を生むように思います。



  • 本屋は本を売る。
  • クリーニング屋は衣服をきれいにする。
  • 学校は授業を教える。
  • 会社は働く場所である。


これらを「チーズ」とすると、「月」にあたるものは何なのでしょうか?
そして、あなたは「月」に行きたいですか?



年末年始は静かに過ごす方が多いと思いますので、
そんなことをじっくりと考えてみてはいかがでしょう?
VUCA時代を生き抜くために必要なものとは?[2020年12月23日(Wed)]
コロナ禍でも業績を伸ばしている会社はありますが、多くの会社はVUCA時代の波に乗り切れていないように感じます。

変化とスピードが速く、不確実性が高い現在をVUCA時代と呼ぶようです。


  • Volatility(不安定性)
  • Uncertainty(不確実性)
  • Complexity(複雑性)
  • Ambiguity(あいまい性)


複雑かつあいまいな時代。優れたビジネスモデルを実現できたとしても、持続的に優位性を保ち続けることは困難、ということでしょうか?



確かにそういう側面もあります。しかし、安定して、シンプルなビジネス環境というものがそもそもあったのでしょうか?



重工業や電器産業といった製造業が世界の主流であった時代は、需要予測の精度を高め、サプライチェーンを強化し、価格と販売量をコントロールすることで大企業もそれにぶらさがる中小企業もある意味では安定して、シンプルなビジネスを実現できたと言えるかもしれません。



その状況は一変しました。GAFAを筆頭とした情報産業はVUCAの代名詞だと言えますが、だからといってそれを自分のビジネスで結果が出ないことの口実にするのはカッコ悪くないでしょうか?





経営者であろうと、社員であろうと、今の時代に求められるのは間違いなく、「リーダーシップマインド」です。



自分で問いを立て、試行錯誤をしながら、解を導いていく。
目的や使命感を持って、自分のためだけでなく、周囲に働きかけていく。

そんな力が必要になります。



リーダーシップとは何も経営者や経営幹部だけが持つものではありません。ビジネス環境の変化がスピーディーかつ複雑になっている現代では、社長1人で会社を舵取りすることは不可能だからです。



会社と社員の関係も「主従」から「協働」へとシフトしています。会社が社員のために仕事を分け与える時代から、社員が持ち帰る仕事を会社がプロジェクト化する時代になっているのです。仕事とは信頼の結晶化したものとも言えます。レベルの違いはあるにせよ、経営者だけでなく、社員自身も個人の成長と組織の成長を意識しながら働く時代に入っているのです。



コロナ禍であっても、社会課題の解消に取り組むリーダーマインドを持った人が多い会社は成長しています。





ITとインターネットを駆使した海外の新興企業が、日本の産業を飲み込もうという勢いで成長しています。また、人口減少と少子高齢化が進み、量的な労働力の低下は避けられない状況です。多くの企業が、労働生産性や付加価値を高めようと働き方改革や新サービスを打ち出していますが、決して十分ではありません。



変化の激しい競争にさらされている中で、国や企業が長期的に社員を守るような構造がもはや成立しない時代になってしまいました。日本の強みとされてきた終身雇用制度や年功序列制度といったシステムも、企業・社員とも敢えて求めなくなりました。つまり企業と社員の関係性が、「主従」から「共創」に変わってきたのです。



ビジネスの視点から言えば、マスマーケティングの時代は終わり、「切り売り」の時代になりました。「持たない社会」とも言えますし、大きな物語の時代から小さな物語の時代へ移行したとも言えます。ですが、多くの企業は次のような問題を抱え、経営者やリーダーの成長を阻害しています。



これは、裏を返せば経営者や企業でリーダーを目指す人が解決していかなければいけないことになります。



  • 「与え合う」甘えの構造、依存体質になっている。
  •  「大企業・中小企業・個人商店」という固定点に落ち着いている。
  •  経営者自身の成長の機会が不足している。
  •  経営者が目指すべき世界観を持てていない。
  •  業界や自社の常識を信じ切っている。
  •  ネットワーク力、同志を増やせていない


これらの問題に対処するには、今までの固定観念を捨てる覚悟を持ち、自我を捨てて、世の中に貢献する使命感が必要になります。そして、その考え方をしっかりと言語化し、伝えていかなければなりません。商品・サービスというのはあくまでその目的のための手段に過ぎないのです。




どの時代にも革命家はいました。チェ・ゲバラ、ナポレオン、ヒトラー、毛沢東、織田信長、西郷隆盛、坂本龍馬・・・エジソンやミケランジェロを挙げる人もいるかもしれませんね。個人的には、さかなクン、イチロー、将棋の羽生さんは革命家だと思います。



人によって、「革命」の捉え方と「革命」の起こし方もいろいろでしょう。もし、あなたが革命を起こすとしたら、それはどんなものでしょう?リーダーシップマインドを持って、矛盾に満ちた世の中をどんな風に変えていきたいでしょうか?


自己肯定感にとらわれたら・・・[2020年12月18日(Fri)]
先週、クライアントの一人(Aさん)と半年間にわたるコーチング契約が終了しました。



Aさんは一部上場企業に勤めていて、周りから見れば羨ましがられるほどのキャリアを持っていました。しかし、当の本人は自信がなく、キャリアの方向性が決まらずに悶々としていました。このコロナ禍で在宅勤務が増え、オンライン上で仕事をこなせることに不安や不満を持っていました。一言で言えば、自己肯定感が低い状態だったと思います。



セッション後の振り返りでは、自己対話を繰り返し行い、今まで目をそらしてきたことと向き合うことで、大きく成長できたと感じていたようです。



  • 自分の個性や強みを棚卸
  • 人間関係、健康、お金、環境、キャリア、生きがいなどの優先順位付け
  • 目指すべきリーダーシップ

こんなテーマについて、自己洞察してきました。



また、苦手分野と考えていた構想力や表現力もアウトプットを出す取り組みを継続したことで見違えるほどの変化が見られました。しかし、実はここから本当の自己洞察が始まるとAさんに伝えました。





よく、「自己肯定感が低い」という相談も受けます。

自分の性格や状況を周りの誰かと比較し、自分自身を信じられない、尊重できないという悩みです。確かに人は、自分が足りないモノに目が行きがちです。出来る方法よりも出来ない理由を探します。



しかし、そんなことを繰り返していると、どこかのタイミングで「これではダメだ!」と心から思う時が来るはずです。それまでは悩むだけ悩んだらよいのかもしれません。いくら誰かから素晴らしいアドバイスを受けても、自分が本気で変わろうと思わなければ、結局何も変わらないのですから。





「自己肯定感」を「自己高低感」と置き換えてみて下さい。



「あ〜、今はちょっとうまくいっていないんだな〜。」
「ま、しばらくすればよくなるだろう。」

そんな風に思えてきませんか?



自分も他人も悪い点と良い点をまとめて包含して、新たな見方をしてみると、「自己肯定感」という言葉も置き去りにすることができるようになると思います。自己洞察は、自分だけを見ていてはうまくいかないのです。今ある状況を変えようと思えば、自分自身が変わるだけでは何も変わらないと言っていいでしょう。





数年前、私が人生の転換期にいて悩んでいる時に、友人からもらった言葉を思い出しました。



運命が好転する前は、一時的に不安定期に入ります。

誰かと別れたり、何かをなくしたり、体調をくずしたり、何日も同じことを悩んだり、感情の起伏が激しくなったり、何もかもガタガタしますが、その後、ある時点で、すっかりすべてが落ち着いていて、びっくりするような高みに自分がいることに気づきます。



人生には「上昇のはざま現象」というのがあって、運命の変わり目にあたるそこでは、飛行機のエアポケットに入ったのと同じような状態が、人の生活の中にも起こることがあります。乱気流に巻き込まれ、ガタガタして飛行機が不安定飛行になるあの感じです。



そこでは、一生懸命飛ぼうにもバランスがうまくとれなかったり、テンションが上がったり下がったりして、まったく落ち着かない時間と場面を過ごします。



ところが、ある地点が来たとたん(上昇の膜の部分に来たとたん)瞬時にそこを突き抜けていて、一段上層界(それまで自分がいた世界よりも良い世界)に突入できてしまうのです。すると、それまでのすべてのことが穏やかに落ち着き、悠々とした安定飛行で高みをいくことができるようになっているのです。



すべての物事は落ち着くところに落ち着くまで、しっかり昇りきることができるまでは、不安や不安定の中を漂いながら移行するようになっています。運命がレベルアップする時はいつも、まず最初に不安定になることを知っていれば、何も怖がらずに、何も不安に思わずに、それを超えられると思います。



もし何かに悩んでいるとすれば、今、飛行機のエアポケットにいるのかなと思ってみてはいかがですか?今いる所を進めば、雲の間から晴れの光が差し込むと思います。



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肥った豚よりも痩せたソクラテス[2020年12月14日(Mon)]
「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」


以前、東大の卒業式典でスピーチをした方が、過去の総長が使ったこの言葉を引用しました。



当時は、この言葉が新聞やテレビでかなり大きく報道されたので、覚えている方もいるかもしれません。



元々は、ジョン・スチュアート・ミルの

「満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。
同じく、満足な愚者であるより、不満足なソクラテスである方が良い。」



から来ています。



ミルは質的功利主義である、「ただ生きるのではなく、善く生きる」ということ。このことの真理を探究することを彼は説きました。



それを過去の総長が違った解釈をして使い、その誤用をスピーカー、さらにはメディアがそのまま世間へ垂れ流ししてしまいました。



しかし、このスピーチの一連の問題を見ると、不確かなあやふやな情報の中で生きる私たちがいかに危険な状態にいるのかが分かります。情報の真偽、オリジナルかコピーかも分からないまま、その情報を消費している、という認識に立ちながら、自ら情報を獲りに行く必要があります。




アメリカの大統領選も、まさにネットによる世論操作を駆使し、情報を制したものが勝者になりました。真の勝者であるかは別として。日本も構造的には同じ状況にあります。



そういう世界で生きている中で、撒かれた餌に食いついて現実の苦悩から逃げるのも一つですが、スキゾなスタンスで「嫌いなものを好きになる」「違うものを受け入れる」方が、得られる結果の純度が高いように思います。



今流行りのアニメ的に言えば、「満足した鬼より不満足な人間になれ」です。


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コーチング体験会を開催します(12/29 @所沢)[2020年12月08日(Tue)]
所沢に新しくできたおしゃれなカフェができました。「MITARU COFFEE(ミタルコーヒー)」と言います。開放的でインスタ映えしそうなメニューや店内ですよ。

新しいお店で、一年を振り返り、来年に向けてビジネスやキャリアを構想しましょう! カードを使いながらコーチングを体感して頂きます。



■こんなお悩みがある方にオススメです:
・より成長できる仕事で転職や起業をしたい。
・自分のやりたいことをハッキリさせたい。
・仕事とプライベートのバランスがうまくとれない。
・自分に自信がない。自分の強みや価値観を再発見したい。
・家族や職場の人間関係を良くしたい。
・考えすぎたり周りを気にしすぎてなかなか行動に移せない。
・会社経営から後継者問題について幅広い視点で相談したい。
・コーチングに興味があるが、よく分からない。





コロナ禍でいろいろな不安があるかもしれませんね。
仕事、人間関係、恋愛・結婚、お金、健康、生活スタイル・・・



悩みがあること自体は悪いことではありません。
悩んでいるテーマというのは、あなたが真剣に変わりたいと思っていることなのですから。でも、自問自答をしているだけではなかなか答えを出すのは難しいはず。質問と答えが堂々巡りして、頭がウニョウニョ、思考回路停止になっていませんか?



そんな悶々&モヤモヤが続いている、という人に効果的なのが、ライフミッションコーチ協会が開発したLMC強みカードとLMCメンタリングカードのセッションです。私はコーチングの導入としてよく使っています。



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「答えはあなたの心の中にある?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



参加者の90%の方が、悩みに対して心の底から納得できる答えをセッションで自分で見つけています。今まで悩んでいたことが、なぜそんなに短時間で答えが見つかるのでしょうか?



それは・・・

心の中にある答えは、「自分で見つけることができる」から。

コーチは、「答えはあなたの心の中にある」ことを信じて寄り添います。





「あなたが本当にやりたいことは何ですか?」
「自分のことをやさしく受入れていますか?」
「あなたが今からできることは何ですか?」





人は、質問されると答えを探そうとします。
あなたもあなたに必要な答えが見つかるはずです。



実は本当のことを言えば、答えはあなた自身の心の中ではなく、あなたの外にあります。

「えっ!?言っていることが違うじゃん。」と思いましたか?



詳細はコーチングを受けていくと分かると思いますが、まずは自分としっかり向き合う事から始めないと、自分の外にある問題にも対処することはできません。ですので、この体験会で自分を深掘りするところから始めてみましょう!



■体験会の進め方:


約2時間の体験会です。リラックスした気持ちで楽しく行いましょう。

アイスブレイク (5分)
・お互いの自己紹介をして気持ちを解しましょう

体験会の概要説明(5分)
・体験会の目的や効果などをお話しします。

強みカード体験会(45分)
・あなたの成功体験をシェアしながら、あなたの強みを見つけます。

メンタリングカード体験会(45分)
・選んだカードの問いに答えていくだけで、深い気づきと行動が得られます。

振り返り(20分)
・今日体験したことを振り返り、今後やるべきことを約束します



■お客さまの声:
「強みカードのワークで、意外な強みがあると分かったのが収穫でした。」
「自分のことを客観的に見ることができてよかったです。」
「内面をホリホリする意味や大切さを具体的に聞けてよかったです。」
「何かスッキリした!自分を出すきっかけにしていきたいと思います。」
「自分では気づかなかった強みを第三者の方に選んで頂けるので、新しい気づきを得ることができました。」



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「コーチング体験会」開催概要
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■実施日時:

12月29日(火)8:30 〜 10:30

料金: 2,000円(税込)

    埼玉県埼玉県所沢市東町12-40(所沢駅西口より徒歩5分)



■お申込み方法:

HP右上の申込フォームの「お問い合わせ内容」に「12/29体験会希望」と入力、またはdusseldorf777@yahoo.co.jpまでご連絡くださいませ。 質問があれば、お気軽にどうぞ。
デジタル化・オンライン化の波に乗りますか?[2020年12月05日(Sat)]
コロナウイルスが日常の中にとりこまれつつありますが、皆さんはどんな風にこの状況をとらえているでしょうか?



「いつになったら騒動が収束するのか?」
「オリンピックは開催されるのか?」
「感染者数や重症患者数の推移はどうか?」



といった身近な視点から、



「なぜこうも世界的に感染が拡大しているのか?」
「グローバルでビジネスを展開する場合のリスクと対策のありかたとは?」
「感染症をワクチンで撲滅する動きは、問題の根本的解決につながらないのでは?」



のように、もう少し問題を構造的に俯瞰することもできると思います。



私が気になっているのは、今回のコロナ騒ぎによって、ビジネスのオンライン化とオフライン化の流れがさらに変わっていくということです。



コロナウイルスの影響で在宅勤務をする人が増え、不要不急の外出が減っています。それをビジネス機会と捉えている会社がたくさんいますね。音楽や映像などのネット配信、通販、宅配、サブスクなどもそうですし、コンサルティングやコーチング系のコンテンツビジネスであれば、対面ではなく、ZOOMやスカイプを使ってオンラインでビジネスをする会社も増えています。



コロナウイルスの影響で、人に会うことが難しいという状況であれば、お客への配慮やリスク対策としてオンラインで行うのは自然な流れとも思えますが、本当にそれで良いのか?と考える視点も必要になります。



ビジネスのオンライン化が進めば、早さ、安さ、規模以外の優位性を持たないと、他社に真似られるのが関の山です。

単に労働生産性、業務効率化という社会的な流れに呑み込まれれば、結局、自社のビジネスも他社のサービスと同質化し、埋もれていきます。





では、どうすれば良いか?



詳しくは語りませんが、例えば、



「IT化、デジタル化が進まないビジネスというものはどんなものか?」



を考えてみて、そのビジネスの本質を自社のサービスに忍ばせることで、持続的にビジネスを成長させることも可能になります。



【話す、聞く、見る、探す、買う】



これらはオンライン上で可能です。では、オフライン(対面・現場)でしかできないことって何でしょう?ぜひ、考えてみて下さい。






創業は1924年(大正13年)。関東大震災の翌年に誕生したので、人間で言えば、今年で96歳になります。江戸時代、紙は貴重なものだったため、一度使われた紙はすべて回収され、汚れ具合によって選り分け、再生(すき返し)されました。



古紙の回収から再生までは、回収業者、古紙問屋、すき返し業者と、分業化されていったのです。その流れは、今もほとんど変わっていません。



「ヒトがモノを捨て、それを回収する」



これはオンラインでは決して出来ないことです。ごみは社会課題の鏡、リサイクルはヒトの生き方を問う物差しというですね。




人が介在するビジネスというのは、結局、生活の基盤を支えるものと創造性を高めるものに収斂されていくのだと思います。オフラインでビジネスをする意義は、自分のみならず、社会の栄枯盛衰にも関わります。



オンラインとオフラインの決定的な違いは、エネルギーの移動にあります。誰かに会いに行くために、人の移動が増えると、本来の目的地へ行く途中にも、予期せぬ出会いや、予期せぬハプニングに遭遇することがあります。



それらは、社会に余白を生む、熱量とも言えます。社会的熱量の総量が増えると、創造的なアイデアが生まれやすいでしょうし、曖昧さが残る豊かな社会になるのではないでしょうか?デジタル化、オンライン化の波は、人の流動性を弱め、主体的思考が沈殿し、社会の固定化につながる側面もあるのです。



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純真という刃を磨く[2020年12月02日(Wed)]
「世の中まだまだ捨てたもんじゃない」
「なぜこんなことができるのだろう」



そんな風に強く思わせてくれた人は、今までに数えるくらいしか会ったことがありません。



人はなんだかんだ言っても、自分が大好きです。それ自体は悪いことではないですが、自己満足の域を出ない内は、ビジネスで結果を出すためのインパクトもイマイチなのではないでしょうか?



知性を振りかざしたり、高邁な精神に酔うことなく、それでも社会の矛盾に潔く分け入る。そして、人の良識に問いかけながら、新しいライフスタイルをつくることに邁進する。どこか頼りないけど、屈託のない生き様に惚れてしまい、自然と人が集まり応援してしまう。そんな令和時代のルフィー(ワンピース)のようなリーダーがこれからは増えていってほしいと思います。






昨年は埼玉県会議員選挙に立候補をし、105票差で落選しました。地元狭山市のために恩返しをしたいということで、過去の華々しいキャリアを潔く捨てて戻ってきました。今までの活動を簡単に書いておきます。

  • 地域のいくつかの団体に所属し、市民とともに草の根活動を実施
  • NPO法人 まちのつながり推進室を立ち上げ
  • 子ども食堂や「アフリカンフェア」などのイベントを主催
  • ラジオ番組を持ち、地域で活躍している人を紹介
  • 自費での海外視察や外交活動を行い、市のセールスマンを行う
  • シンクタンク研究員として、市の活性化につながる知見を吸収



いつ寝ているのだろうかと思うほど、いつも動き回っています。有言実行の人であり、孤高の人でもあります。



子ども食堂も地道に続け、今までに55回開催しました。このコロナ禍でもテイクアウト弁当にして、多くの大人と子どもが集う場となっています。子どもの食事難や孤食に対する問題は、親の仕事や家庭の事情も関係していて非常に複雑です。しかし、「難しいことはひとまず置いておいて、温かい美味しい食事を提供することで子供たちが気持ちもお腹も温かくなる時間を過ごして欲しい」というやばせさんの言葉に、彼の純真さが垣間見えます。



やばせさんが行っているのは、まさに現代版寺子屋。そんなやばせさんが最近もう一つ、新しい事業を始めました。それは、中学生の学習支援です。今までにも小学生向けに勉強や遊びを教えていましたが、今回は事情があり学習が進まないひとり親世帯等の生徒を支援しています。大学生や塾講師が先生役です。



政府は仕事や教育のデジタル化を躍起になって進めていますが、人が人に直接教える昔ながらのスタイルはすごくいいなと思います。
微力ながら応援していければと思います。



このコロナ禍で多くの企業が守りに入る中で、目先の損得や自己満足の範疇を超えて、常識を変えていく人が増えていってほしいと思います。今大ブームになりつつある「鬼滅の刃」。その中あった言葉を思い出しました。


「誰よりも強靭な刃になれ!!」



刃で切るのではなく、自ら刃になる。己を磨き抜いて、未開の世界を切り拓いていきましょう。