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奥富 宏幸
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ラウンド1、終了[2011年05月31日(Tue)]
今日は自分にとってある意味、「記念日」。
家業に入り、ちょうど1年が経った。

入社する前は、とにかく不安やプレッシャーなどで気持ちで押しつぶされそうだった。


入社してから意識したことは、

コミュニケーションをしっかり取ることと、成果を早く出すこと。

一人ひとりの考え方や価値観は当然違うので、それは認めながら、でも会社として変化・成長していくためには、“前向きな衝突”は必要となる。

新しいことに対する不安を取り除き、前進するためのエネルギーを生み出すためには、結局コミュニケーションをどう取っていくかということになる。この点は今でも悩んでいるところではあるが、試行錯誤で進むしかない。

また、「どこの誰だか分からないヤツが来た!」と最初は思われるので、まずは小さなものでもいいので、成果を出すことに集中した。いわゆるクイックヒット。最初は反応がなくても少しずつ振り向いてくれることを信じて。

長妻元厚生大臣じゃないが、従来のルールや慣習、人間関係がカッチコッチに固まっている状況に飛び込み、組織や仕事のやり方、さらには意識、行動まで変えようと思えば、いろんな抵抗にあうし、そう簡単には結果が出ない。


人は、困難や問題に直面すると、
立ち向かうのか、
いったん受けて考えてから自ら行動するのか、
誰かからプッシュされて動くのか、
何もしないのか、
逃げるのか、
いろんなタイプの人がいる。


私は、基本「猪突猛進」だと思うが、状況に応じて「進路探索」や「静観・日和見」もする。


振り返りとして、この365日間での達成事項を書いておこう。
まだまだ中途半端なものも多いが、とにかくやったことを。

<戦略づくり>
・市場環境と収益構造の分析
・業務と役割の整理
・組織を含めた問題点の洗い出し
・自社の強みの再確認
・今後の方向性出し
・年間活動計画の作成
・新規事業の計画
・ブランド力向上のシナリオづくり

<戦術づくり>
・社内外コミュニケーションツールの作成
・社内情報の共有化の施策づくり
・社内文書の効率化・電子化
・良質な人脈づくりの模索(セミナー、勉強会への参加)
・会社案内パンフレットとリーフレットの作成
・個別施策に対応するチラシの作成
・ウェブサイトのリニューアルとSNSの活用
・ポイントプログラムの実施
・新しい施策のアイデア出し

<組織管理ほか>
・社員と対話、いっしょに動いて現場を知る
・経理業務の合理化
・人事労務管理の習得
・ISOとプライバシーマーク業務の習得
・モチベーションアップの仕掛けづくり
・低コストで高品質の購買先・委託先の選定
・社内環境の整備・社内美化の推進



明日からは、ラウンド2が始まる。
来年の今日にはどんな達成事項を書いているだろうか。
バリューチェーンを太くする[2011年05月30日(Mon)]
吉祥寺に日本茶カフェの「おちゃらか」があります。

フランス人の店主ステファンさんは、もともとソムリエで日本茶にワインのような物語りを見い出し、「目」と「鼻」と「口」で楽しめる日本茶を開発し出したのがきっかけだそうです。

日本茶と様々な植物の葉をブレンドさせ、夏みかんやラフランス、さらにはほうじ茶チョコミントといったフレーバーまであります。私も数種類試したことがありますが、今までにはないお茶でとても新鮮でした。

ステファンさんは、単に斬新なフレーバーティーを販売するだけでなく、

・生産地まで赴き、農家から直接買い付けをする。(製造者と販売者のつながり)
・顧客を生産地へ連れていくツアーを企画する。(製造者と消費者のつながり)
・大学と組んでお茶の効能や文化を広める活動をしている。(販売者間のつながり)


本来自分が関与するバリューチェーン上の機能の枠を超え、「顔の見える会話」をしているところが素晴らしいところです。

日本茶をワインのように楽しむことができるように、新しい価値を付加して、需要を掘り起こしています。


私が住んでいる街は狭山茶の産地です。
町にはたくさんのお茶屋があります。

昔ながらの伝統を受け継いでいるのは大変良いことですが、顧客の多様化、国際化の流れに目と耳を傾けていないように思えるのが残念です。

日本茶は茶道などを連想させ、若い人たちには、古いイメージを持っている人も少なくありません。ただ、ステファンさんのように新しい価値を付加した商品・サービスを見い打ち出せば、まだまだ可能性はあります。


伝統とは、今までのやり方に固執することではありません。譲れないもの、強みになるものを磨きあげ、さらに顧客の視点で新しい魅力をプラスしていくことです。

誰かが言っていました。 「伝統とは、革新の連続である。」と。


また、アートディレクターの佐藤可士和さんは、長く愛されるブランドには、「革新と最適化が重要」とおっしゃっています。

日本マクドナルドやカップヌードルなどを例にあげ、「西洋へのあこがれ」にプラス日本らしさを付加したもの、店舗や商品を頻繁に見直し、革新的に攻めていると強調しています。また、最適化に関しては、機能、デザイン、価格、関連サービスすべてが完璧でないとヒットしないとも。


製品ライフサイクルの短縮化に伴い、バリューチェーンを効率化・短縮化する動きが加速していますが、製品やサービスに「物語」を込めていくには、関係者の間での「顔の見える会話」が必要であり、ある程度の「時間」も必要になると思います。バリューチェーンを「短く」することも大事ですが、「太く」することはもっと大切です。

震災によって、利他、エシカル、共生、再生といった新しい価値感がより際立ってきました。

その価値感を大事にしながら、自社の売る商品・サービスの価値は何なのか、その価値を高めるために自社、地域、業界でできることは何なのかを真剣に考えてみましょう。

社長はバカになれ[2011年05月29日(Sun)]
ディー・エヌ・エーの社長である南場さんが代表取締役を辞任する。
パートナーの看病のためにというのが理由らしい。
こんな形で社長を辞めるというのは、あまり聞いたことがない。


マッキンゼーでコンサルタントをした経験もある南場さんが、コンサルタントと社長業の違いを書いている。



コンサルタントをしていると、他の会社のアラが見えるが、自分が社長になると他の会社の良いところが見えるとのこと。

確かに、コンサルタントは、経営者の課題(と思われるもの)を探し、浮き彫りにし、スマートに解決していく(ように見える)のだが、自分が経営する側にまわると、当たり前のように商売を続けていくことの難しさを感じている。


そしてもう1つの違いは、

コンサルタントは馬鹿に見えてはいけないが、社長はアホにならなければいけない、

とのこと。うーん、深い。


よく、自分の弱みや劣等感を隠すために、威張り、変なプライドにすがり、虚勢を張る経営者がいるが、それでは社員はついてこない。
自分の無知をさらけ出せる社長がどれだけいるだろうか?


私は社長ではないが、経営する立場になり、しかも異なる世界から飛び込んできた。
日々、孤独を感じるし、それを隠して環境に適応していくことをしなければいけない。

でもそれが社長というものなのだろう。


そんな社長たちを、今度は以前とは違うスタンスでのコンサルティングを目指していきたい。
<LOOB>震災復興応援ムービー[2011年05月27日(Fri)]
フィリピンにあるNGO、LOOBが震災復興応援ムービーをつくりました。






縁あってLOOBの活動に参加したのが、昨年の3月
短い時間でしたが、私にとってはとても大切なものでした。


今回の震災で日本人は、多くのことを学んでいると思います。

「効率化」っていったい何なんでしょう?

「豊かな生活」っていったい何なんでしょう?


人々の生活を便利に快適にするための「効率化」は、時に資源(人も含め)を浪費し、疲弊させます。


「スピード」と「スロー」、「無」と「有」の間で、何とか自分のバランスを保とうと”平衡点”をみんなが探しています。
一人ひとりが、自分の利害にだけ意識を集中していると、社会としての「広がり」は薄れ、結果として組織さらには国としての方向性も見失うことになります。今の日本はまさにそんな状態です。


世の中の物事は全てトレードオフの関係で成り立っていて、何かを獲得しようと思えば、何かを犠牲にします。

獲得するものを経済的な価値だけで考えていると、”代替可能”という概念が出てきます。
”代替可能”と考えている時点で、今使っているものを捨てることを前提にし、長く大切に使うという意識も弱まっていってしまうのかもしれません。


「お金で買えない価値がある」ではないですが、フィリピンの人たちの言葉を聞いてみて下さい。
何か感じたら、その気持ちを大切にしていきましょう。
『努力の壺』[2011年05月23日(Mon)]
学校の先生が教えてくれました。
今一つモチベーションが上がらない自分の背中を押ししてくれた言葉です。


「人は誰でも『努力の壺』を持っていると言われます。


その壺は、いろいろな大きさがあって、人によって、また、時によって、
大きいものや小さいものなどいろいろあります。


目標が高ければ高いほど、壺は大きくなります。自分の目標や願いごとを
かなえるために『努力』という水を一滴一滴注いでいかなければなりません。

ただ、努力の水を入れられるのは「1回に一滴だけ」。

壺の中に一生懸命『努力』を入れていくと、少しずつ努力がたまっていって、
いつか『努力』があふれてきます。

そのときに、できるようになるのです。


壺が水でいっぱいになるのはいつになるかもわかりません。
最後の一滴が明日になるのか、一カ月後になるのか、一年後になるのか…。


ただ、これだけは言えます。『努力の水』を注ぐことをサボってしまえば、
結果はいつまでたってもでないということです。
なかなか結果がでないからといってあきらめていませんか?


「一滴」の努力を忘れていませんか?
『努力の水』は後からまとめてバケツで汲み入れることはできないのです。


自分の『努力の壺』が水であふれることを楽しみながら、まずは自分にとっての
「一滴」を見つけ、その努力を続けましょう。」
フットサルともんじゃ[2011年05月22日(Sun)]
今日は昼からフットサル。

スカイツリーが目の前に見える場所で最高の景色でした。

ただ、だんだん雲行きが怪しくなり、豪雨。。。

冷たい雨の中、心が折れそうでしたが、雨だった分、普段より走ることができ、3人抜きゴールも決めました。決勝まで進み、最後はPK戦で負けましたが、なかなかいいプレーができました。

その後、浅草のもんじゃ屋「おそめ」へ。カレーチーズやベビースターもんじゃyなど、5,6種類のもんじゃを食べましたが、明太もちが一番おいしかったです。

充実した週末でした。
<食>bar cacoi[2011年05月22日(Sun)]
今日は、8:30から17:30まで学校。疲れたけど、心地良い達成感。

その後、知人に企画書の内容をチェックしてほしいとのことで渋谷へ。
学生時代はよく行っていたが、最近はほとんど行っていなかった。


連れて行ってもらったのは、bar cacoi

「湘南ゴールド」をはじめ、フルーツビール、その他、いろんなお酒が飲めていい感じ。食事もなかなかのクオリティ。きゅうりのモヒートを初体験。

隠れ家的な感じで、また使わせてもらいます。
ミス防止十訓[2011年05月20日(Fri)]
会社の「ミス防止十訓」です。
一つ一つの言葉の意味を咀嚼して、実践していかなければいけませんメガホン


一 仕事のやり方を正しく覚えること


二 覚えたことを正確にやること


三 注意力を集中すること


四 自信のない仕事はよく指示を受けること


五 仕事のルールを忠実に守ること


六 慣れによる油断を戒めること


七 心の安定をはかること


八 責任と役割を自覚すること


九 仕事の急所を覚えること


十 途中で適当なチェックをすること

断・捨・離[2011年05月16日(Mon)]
ちょっと前に話題になった「断捨離(だんしゃり」

「断」: 入ってくるいらない物を断つ
「捨」: ガラクタを捨てる
「離」: 物への執着心から離れて「自在」の空間へうつる


不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れようという考えです。


古紙のリサイクルは「捨」の部分で、社会に役に立っていると言えます。

モノを捨てる行為というのは、

「とにかく自分の視界から汚いもの、不要なものを消したい!あとは知らない。」とか、

「掃除や引っ越しなど、何かきっかけがあって、住空間も気持ちもきれいサッパリしたい。」


といった感情から生まれます。わたしたち消費者は、

【つくる → 買う → 使う → 捨てる】

というプロセスの中で、「買う」こと(=手に入れること)と、「使うこと」にエネルギーを注ぎます。

関心度の強さでいえば、 「買う」>「使う」 という人も結構いるんじゃないかと思います。で、買ったら数回しか使わずに捨ててしまう。


「つくる」ということについては、手作りのこだわり商品や、自分がつくることに関わった商品などについては多少の思い入れや愛着がありますが、「捨てる」ってことについては、ほとんど無関心なんです。

というか、「買う」ための起爆剤、動機づけにしようと、「捨てる」ことに対しては、負の感情、冷めた感情を持つことが多いのかもしれません。


でも、捨てられたものは、その先がまだあるんですね。

「追跡!私の「ごみ」―捨てられたモノはどこへ行くのか?」の一節にこうありました。

『イヴァン・クリーマは、小説『愛とごみ』で、回収作業員たちは自らを「窒息しかけている世界の治療師」と称していると記している。』


捨てる以外にもリサイクルするという選択肢もあります。

 【つくる → 買う → 使う → (捨てる) → リサイクル → 再生】 

つくること、捨てること、そしてリサイクルすること ― 自分が関わる直接的な行為から少しだけ意識を広げてみると、見える世界も変わってくるのかなと。

大量に集められる古紙、そしてそれらをリサイクルする現場を日々見ていて、そう感じています。

親子連れ、小さな会社の社員、一人暮らしのお年寄り、いろいろな方が当社に来ますが、古紙をリサイクルする「場」で同じ時間を共有しているだけでも、何か少し安堵の気持ちが湧いてきます。
<スキル>ひらめきをカタチに変える58の方法[2011年05月15日(Sun)]



何気なく本屋で手に取った本。スラスラ読めて、今の自分には響くものがありました。

脳は、感覚系で情報を「入力」し、運動系を使って「出力」します。
感覚系や五感を通して情報を受け取ったときに働く領域、運動系は実際に手足や口を司る領域です。
「入力」とは「理解すること」、「出力」とは「実践すること」です。

その「入力」と「出力」をバランス良く、ダイナミックミックにやることが人生の幅を広げると、茂木さんは言っています。

確かに、振り子の幅が小さいと大きなエネルギーは生み出せません。

業界や市場の特性だと決めつけて事業をとらえること、
決まりったやり方で仕事をすること、
自分が話しやすい相手とだけコミュニケーションをとること、

それだけでは、人生の幅も小さく、内向きになっていくのかもしれません。


そして、その「インプット」と「アウトプット」の質を高める、茂木さんの言葉を借りるなら「生命の輝きを放つ」には、

1, Creativity(創造性)を持っていること 〜「経験x意欲」
2. Serendipity (偶然の幸福に出会う力)があること
3. Optimist(楽天家)であること
4. Dynamic Range(情報の受信範囲)が広いこと
5. Innovation(革新・革命)を忘れないこと

を忘れずに行動するとのこと。


その他、印象に残った言葉。

★総合的な人間力を高めるには、多様な価値観や文化、未知の世界に飛び込むこと。自分の中に少しの「ノイズ」を入れることも必要。

★最初から完璧なものを求めずに、小さなものでもいいからアウトプットを繰り返す。とにかく動いてみる。

★やりたいことや周囲が求めることや決して相反するものではなく、やり方や工夫によって必ず両立する。周囲の期待にこたえつつ自分のやりたいことも実現していく。

★現状のままでだめならルールを変えてしまおうという発想を持つ。
自分でルールを作りながら、個人・組織のパフォーマンスを高めていく。確かに、幼少時代に「透明ランナー1塁」って言ってました!
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