<ビジネス>新しい市場のつくりかた―明日のための「余談の多い」経営学 [2014年08月13日(Wed)]
ピーター・ドラッカーは言っています。 「企業の目的は顧客の創造である。」 そして、マーケティングとイノベーションの2つだけが、 ビジネスの成果に結び付くとも言っています。 「顧客の創造」― 言葉にしてしまえば、聞こえはいいですが、 いざ、それはどういうことなのかと深く考えてみると、 いろいろな見方があるでしょう。 本書は、ウォシュレット、障害者向けのコップや車いす、 水着、ハーレーのバイクなどの事例を通して、 市場創造のヒントが書かれています。 一言で言えば、 問題の“発見”でなく、問題の“発明”をすること、 機能・デザイン・価格という目先のニーズだけを見るのではなく、 その先にある、文化やライフスタイルを創造(想像)すること、 そのためには、商品に社会的・文化的価値が 認められるための働きかけを企業側から絶えず行い、 その商品の市場をつくっていくことが肝要であるということ。 顧客のニーズは、直接的な顧客ではなく、 障害者の方や子供、地域社会など、 企業活動の土俵の「外」にたくさん転がっている事、 問題解決の解を「探す」のではなく、「つくる」という アプローチは、企業のマーケティング活動だけでなく、 広い意味で見れば、人生にも応用できると思いました ![]() 結局、環境や制約条件に依存した行動をしている限りは、 その範囲の中でしか、成果を出すことはできない ![]() 言うは易しですが・・・ ![]() |