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節電だけでいいのだろうか?[2011年10月27日(Thu)]
冬の節電対策について、現在、政府や各電力会社が検討しています。
私が住んでいる地域では3月の計画停電を経験しましたが、相当の不便を強いられました。
冬に計画停電なんてことになれば、日本経済に与える影響はもっと深刻になるでしょう。

「エネルギー白書2010年」によると、電力消費全体は、オイルショックの1973年度以降、着実に増加し、1973年度から2008年度の間に2.5倍に拡大しています。

1973年は、私が生まれた年。
当時と現在とで、なぜこんなにも電力消費量が違うのでしょうか?

家庭ではエアコンや照明、給湯設備などの普及が急速に伸びたこと、パソコンの普及も大きいです。業務部門では、オフィスビルにおけるOA機器の急速な普及等が一因でしょう。


おおざっぱな言い方をすれば、生産者、消費者の生活活動時間が当時と比べて倍になったとも言えます。24時間営業のサービス、インターネット通信で世界中にいつでもどこでもアクセス可能になりました。

朝と夜、週末・月末・年末の区切りもなくなってしまいました。たとえば、おせち料理の予約販売。早割なんていうのもありますね。


電力の話に戻して、電力消費量の不足をどう補うのか?
最新設備の原発をつくる、発電効率性を高める、地域間インバランスを解消するなどの方法で電力供給量を増やすこともできますが、電力消費量自体を減らす取り組みをしていかないと根本的な解決にはつながらないです。

ただ、現在の生活のスピード、快適さ、便利さに慣れてしまったら、それををあきらめることは
難しいのかもしれません。国や業界団体が「せーの!」でルールを決めるか、全てを一から作り直すような”きっかけ”を待つしかないのでしょうか。


私が小学生の頃、親の実家の田舎に時々帰った時のことを思い出します。
関東で暮らしていた自分にとって、結構なカルチャーショックなことが多かったです。


水車を作る、

その水車で臼を挽く、

自家製そばが出来る、

暖は囲炉裏で、

風呂は薪炊きで、

トイレは汲み取り式、

陽が昇ったら起きて、

暗くなったら寝る、

テレビはほとんど見ずに、

変わりに、みんなで飲んだり、話をしたり、

山菜を取りに山へ行き、

マスや岩魚を釣って食べる、

お米、野菜、豆腐、和紙も共同作業で手作り、

コンビニや家電量販店もない、

朝になれば鶏がコケコッコーと鳴き、

夜になれば、蛙や秋虫の大合唱


そんな生活にそのまま戻るのは無理としても、
部分的にでも取り返さないといけないと感じています。