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外堀から攻める[2011年09月07日(Wed)]
父親の会社に入って14カ月あまり。地元の企業関係者と話す機会もちらほら出てきました。

そして、大企業と中小企業の違いを、都心と地方の商習慣の違いを日々実感しています。
大きな組織にいれば、会社名や肩書、上司・同僚・部下にある意味守られているわけですが、
中小・小規模企業になれば、社長が営業から経理、教育まで携わることがあるでしょうし、
日々のキャッシュフローにも目を光らせていかなければいけません。「スパン・オブ・コントロール」も当然ちがってきます。

そんなんで、自分の思う通りはなかなかにいかず、一歩前進、二歩後退、二歩前進、四歩後退と、もがいていますが、自分を信じて前進していくしかありません。


「中小企業白書2011年度版」にもあるように、

・意志決定が迅速
・小回りが利く
・きめ細やかな対応が可能

といったことを中小企業であることのメリットとして挙げている経営者がいる半面、

・大規模な事業に対応困難
・大規模な販売や営業が困難

といったことをデメリットにあげています。

大企業も同じ傾向であるのは、不思議であると同時に納得できます。
大企業も各部署・課と細分化して、それぞれの単位を中小企業と見れば、規模の差はあれ、同じような悩みを抱えているということでしょうか。



昨今は大企業も中小企業も自社だけでは、市場の変化に対応しにくいということで、サプライチェーンや新規需要の「広がり」を求めて、他社との「つながり」を模索しています。

ただし、規模を大きくするだけが、残された道ではないと思っています。

自社のポジショニング、独自資源に磨きをかけることで、顧客価値を高める方法はいくらでもあるはず。もちろん、その方法にたどり着くまでには、試行錯誤が必要ですが。


また、中小企業が生き残れるかどうかは、その企業が属する業種や地域性も関係してくることを最近感じています。

「古い商習慣なんて打ち破れ」と言いたいのですが、物事はそう簡単ではないです。

市場構造が硬直的で閉鎖的な業界ほど、「お山の大将」がいます。
そんな「お山の大将」に真正面からぶつかっていっても、返り討ちにあうかもしれません。
ということで、自社の強みを活かした方法で、外堀から攻めていって、気付いたらお山の大将も退散するしかない状態をつくる、というのが理想的です。時間と労力がかかりますが、やるしかありません。


あとは、いずれ自分がやりたいことと、今自分が出来ることのすり合わせをどうしていくか、ですね。

制約条件の中でどれだけのことができるか、です。
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