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企業の「可視化レベル」[2011年02月26日(Sat)]
あなたの会社の”可視化レベル”はどのくらいですか?
可視化レベルが高いほど、企業としてのケイパビリティが高いと言えます。

スピード経営が求められる今日、自社の「見える化」がどの段階にあって、どの段階を目指すのかを知っておくことはとても重要です。

可視化する対象(範囲)は、バリューチェーン(例えばSCM)、新製品開発など自社が重点的に強化したいものを選ぶとよいでしょう。

今回は、私自身が現在行っている、小規模・中小企業が「組織としてサービスを提供することの可視化」について簡単に概略を書いておきます。実際は、この通りきれいにはいくことは少なく、同時並行でいくつかの段階を見ることもあります。


準備段階1:「業務プロセスの可視化」
まずは、自社にどんな業務があり、どのように流れているか整理しましょう。商品、サービス、情報、お金、ステイクホルダとの関係を考えます。ターゲットとする顧客の分類もします。


準備段階2:「役割と責任の可視化」
業務プロセスが明確になったら、誰がどんな役割と責任範囲を持つべきか検討しましょう。


現状把握が終わったら、ここからが、「組織としてサービスを提供することの可視化」の本番です。

第1段階:「実績の可視化」
自社の実績を見える化します。
どの実績情報をどのように見せ、何を分析し、その結果をどのように活用するか事前に確認しておきましょう。グラフやアラート機能を上手く活用しましょう。


第2段階:「計画の可視化」
営業計画(マーケティング計画も含む)に関する情報を社員間で共有できていますか?
チェックする指標は、中期計画・年間計画での取り組みテーマと連動させるべきですし、「実績の可視化」と整合性が取れるようにします。


第3段階:「問題の可視化」
多くの中小企業は、第2段階か第3段階にいると思います。
いくつかの問題は表面化していますが、レバレッジの効く、現在取り組むべき課題は何なのか?が分からずに場当たり的に対処しているケースが多いようです。


第4段階:「成果の可視化」
営業活動管理のPDCAが確立し、実施した活動の成果が見えている状態です。継続的な改善が進んでいます。
新しく組織体制を構築する場合は、役割と責任も見直しし、評価体系を改め、何らかのインセンティブを与える必要があるかもしれません。


第5段階:「外部ネットワークの可視化」
第4段階で自社内での活動の可視化はひとまず達成しましたが、さらにステイクホルダとの戦略的提携を目指します。自社の業態にもよりますが、重要な顧客・サプライヤと共有・調整すべき情報を見える化し、外部ネットワークを強化していきます。


この話は、また別の機会に詳しく書いてみたいと思います。
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