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奥富 宏幸
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ほびっと村学校 [2011年01月29日(Sat)]
昨日は遅くまで飲んでいましたが、体調不良の中、今日は、中野民夫さんがほびっと村学校で主催する「やさしいかくめい〜リアル・ダイアローグ」へ参加してきました。

ゲストは、働き方研究家の西村佳哲さん。著書の「自分の仕事をつくる」については、以前のブログで書いています。

テーマは、「働くこと、生きること」。私のライフワークともつながります。

今日のワークショップは、中野さんと西村さんが、いくつかのトピックについて思い思いに話をし、意見がある人がいれば話に入り込むスタイルでした。参加者は50名ほどいて部屋がぎゅうぎゅう、大盛況でした。働くこと、自分らしさ、生きることに悩んでいる人(自分も含め)が多いからなのでしょうか。


私なりの解釈も含め、今日の出来事について、忘れる前に書いておきます。まとまりがないですが、あしからず。

『西村さんが企業を辞め、いい仕事をしている人を研究することをはじめるまでの経緯を聞きました。今までの思考や行動の延長線上にない”ジャンプする瞬間”がある。その時は、身体が、感覚が先に動く、とのこと。』


『社会で理不尽なことを強いられ、”自分らしさ”がなくなると思うときは往々にしてあるが、
それが、”頭で考える自分らしさ”なのか、”心から湧き出る自分らしさ”かを検証することが必要。

”頭で考える自分らしさ”の場合は、自分が「こうあるべきだ」と考えることを取り払ってみることが大切。そうすると、自分が今まで思っていた”自分らしさ”は本当の自分らしさでないことを知る。”心から湧き出る自分らしさ”が失われていくような場合は、その状況にどう向き合うべきか真剣に考える。』


『企業は短期的視点での定量的、経済的利益を追い求めています。
中野さんは、フィリップ・コトラーのマーケティング3.0を引きあいに出し、大量生産、大量消費の時代は終わり、人々は世界をよりよい場所にするための社会的な価値創造が、重要な要素になると言っていました。

確かに日本国内だけを見ればそうかもしれませんが、中国やいくつかの経済成長国に物を売り、その物を売るための資源もいまだに争奪、搾取している状況は変わっていません。
企業の「経済性」と「社会性」の両立の話は、今までにも何度か書きましたが、「経済性」が優位であることは変わりないのです。

日本は、成長社会から成熟社会になりましたが、まだまだ成長社会の国は残っています。そうすると、まだまだ物をたくさん作り、売り、企業の売上を伸ばすという構図は変わりません。世界のほとんどの国が”経済的に”潤う時が来れば、マーケティング3.0が提唱しているようなことが、企業の中で真に浸透するかもしれませんが、”ラットレース”から降り、社会的な価値創造を利益よりも優先させる勇気は、まだほんんどの企業(特に大企業)にはないと思います。

その文脈で言えば、組織は生き残るために売上を上げ、利益をださなければいけないし、その組織で働く一人ひとりの社員は収入を得つつも、それだけではない、生きがい、働きがいを求めながら、仕事をしています。

去年ドイツに駐在して再認識しましたが、欧米では、「生きることの一部に働くことがある」、あるいは「生きることと働くことは等しい」感覚ですが、日本人の場合は、極端な言い方だと、「働くことはお金を稼ぐこと」で、働くことと生きることの境目が極端に少ないと思います。
それは、「会社にいて、仕事をしていることが働くということ」だと考えているからでしょう。

それは、そう。でも、

・自分が社会に提供できる「価値」を知る、仕事そのものではなく、
・そして、その「価値」を差し出す「場」が会社以外にもあれば、

働くことに対する見方が変わってくるのかもしれません。』


その他、印象に残った話。

「原体験」
「原体験」が人の働き方、生き方にも大きく影響するかもしれないという話がありました。
小さい頃に夢中になったことが、案外、大人になってやりがいを感じている仕事に通じていることがあります。

西村さんは小学生のころ学校が終わると、好きな雑誌の編集者に頻繁に出入りすることをしていたそうです。それは、現在の「働き方研究家」に通じます。


「出る杭は打たれる」が「出すぎた杭は、打たれない」
今は、好きなことを100%できなくても、コツコツと貪欲に続けていれば、専門性が高まり、周りの見る目も変わってくる。
そして、ある時、自分の好きなことだけで仕事ができるようになる。


中野さんとは今日初めてお会いしたが、話すことの質が高く、話術や間の取り方などが絶妙で、「場」の作り方がとてもうまい人だなと感じました。尊敬します。

企業の中で、「経済性」と「社会性」の両立を図るのはまだまだ難しいと思いますので、中野さんのような活動、さらには地域や市民団体つくる「場」づくりが、「働くこと」と「生きること」をつなぐ「社会性」という要素を充足させる役割を担うのではないでしょうか。

私も今日のワークショップのようなことをいずれやっていきたいと強く思いました。
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