<キャリア・生き方>自分の仕事をつくる [2010年08月29日(Sun)]
自分らしく「生きる」ことと「働く」こと。これは、私の人生のテーマですが、この本は、「いい仕事」をすることが「いい人生」につながることを、ものづくりの現場で働く人たちの生きざま、仕事へのスタンスのインタビューを通して伝えています。 多くの人は、自分の仕事の今の現状に不満を持っていたり、将来に不安を持っていると思います。 そして、自分なりにいろいろもがいたが、何か「外」のせいにし、結局、自分で道を閉ざし、妥協する、でも不満は持ち続けるといういことも多いのではないでしょうか? まえがきには、 こんなもんでしょ」という、人を軽くあしらっらメッセージを体現している仕事 ・安売り家具屋の店頭に並ぶカラーボックス ・広告ページの多い雑誌 丁寧に時間と心がかけられた仕事、「こんなもんで」という力の出し惜しみはない仕事 ・素材のうまみを引き出そうと、手間を惜しまずつくられる料理 ・表には見えない細部にまで手の入った工芸品 ・一流のスポーツ選手による素晴らしいプレー と2つのタイプの「仕事」を比較し、結果としての仕事に働き方の内実が含まれるのなら、「働き方」が変わることから、世界が変わる可能性もあるのではないかと、説いています。 素晴らしい仕事も作品も、ある意味で、人々の「働き方」の結果に過ぎず、いいモノをつくっている人はそれぞれの仕事を「自分の仕事」にするのは簡単なことではありません。 多くの人が「自分の仕事」にできていない理由も、本書から改めて気付かされるかもしれません。 |