悔いのない人生[2010年07月24日(Sat)]
幸せ指数っていう言い方、ありますよね。どう表わすのか、よくわかりませんけど、もしパーセントでいうのなら、僕は120くらいいっています。(100%を超えて)もうプラスアルファになっていると思うんですよ。
そのくせ、まだ足りないと言っているんですけど。まあ幸せな人生を送っていると思います。45年間で、いやってほど登っている、誰よりも登っているんです、僕は。
つまり、誰よりもいきているという充実感を味わっているんですよね。
(中略)
過去はどうでもいい。それはもう自分の中で消化しちゃった。興味があるのはこれから登るものだけです。
ただ登りたい。単純に、もっと登りたい。功名心とか登山史に名を残すとかは関係なくて、ただ登りたいんです。家でじっとしているのは自分らしくない。登ってなければ生きていけないんですよね。
酸素と水と山。僕の心臓を動かすためには、それが必要なんですよ。
山野井 康史(登山家)
東京新聞 2010年7月3日(土)「この道」最終回から抜粋
★「世界最強」とうたわれた登山家の山野井さん。東京新聞で、5月6日から51回にわたって、いままでの人生の軌跡をつづってきました。
手足の指を失っても、なお前へ、上へのぼり続けるその姿勢に迷いはありません。
奥さんも世界的な登山家ですが、二人に共通しているのは、クライミング人生を誰よりも謳歌しているということ。
ここまで一つのことに熱中し、やり遂げることができるかは分かりませんが、私も自分のやることを思い切り楽しんで、悔いのないものにしていきたいです。
そのくせ、まだ足りないと言っているんですけど。まあ幸せな人生を送っていると思います。45年間で、いやってほど登っている、誰よりも登っているんです、僕は。
つまり、誰よりもいきているという充実感を味わっているんですよね。
(中略)
過去はどうでもいい。それはもう自分の中で消化しちゃった。興味があるのはこれから登るものだけです。
ただ登りたい。単純に、もっと登りたい。功名心とか登山史に名を残すとかは関係なくて、ただ登りたいんです。家でじっとしているのは自分らしくない。登ってなければ生きていけないんですよね。
酸素と水と山。僕の心臓を動かすためには、それが必要なんですよ。
山野井 康史(登山家)
東京新聞 2010年7月3日(土)「この道」最終回から抜粋
★「世界最強」とうたわれた登山家の山野井さん。東京新聞で、5月6日から51回にわたって、いままでの人生の軌跡をつづってきました。
手足の指を失っても、なお前へ、上へのぼり続けるその姿勢に迷いはありません。
奥さんも世界的な登山家ですが、二人に共通しているのは、クライミング人生を誰よりも謳歌しているということ。
ここまで一つのことに熱中し、やり遂げることができるかは分かりませんが、私も自分のやることを思い切り楽しんで、悔いのないものにしていきたいです。