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難題のある人生は『有り難い人生』[2010年02月17日(Wed)]
バンクーバー五輪、女子モーグル代表の上村愛子選手のブログ(2/15分)から。


どうして、こんなにも沢山の人が私を支えてくれるのに
なんで、結果は残せないんだろう。
メダルはいつもちょっとのところで届かない。

答えのない答えは考えないほうがいいのか。
もしくは、開き直ったら楽になれるのか。

昨日の夜はいろんな事を考え、眠れませんでした。

でも、考えたあげく自分の為だけに出した答えは
『私の人生の沢山あるストーリーの中で、それは
メダルという観点での一つのお話』だという事。

だから、これはこれで、しっかり受けとめて
また、歩いて行けばいい。そう思いました。


私の友人が言ってくれました

難題のない人生は『無難な人生』
難題のある人生は『有り難い人生』

私はその後者を歩いてると。


オリンピックを夢見て
オリンピックでのメダルを夢見て
ずっと戦い続けてきました。

毎年、毎日、新しい考え方や新しい行動
いろんな自分を発見してきました。

自分のこうありたいと思うとおりの自分
自分の嫌いな自分

成功したときの喜び
失敗したときの悔しさ悲しさ
心が折れるとき
また立ち向かうとき


いろんな自分自身と向き合い
スキーの技術の成長と同じように
自分自身を成長させることができました。

ありがたい事だなぁと思います。


私にとって、オリンピックのメダルをとることは
この数年、自分自身に課せていた責任だったかもしれません。


周りの方からの大きなご支援とご協力。
それにお返しが出来るのは、やはり
結果を残す事がものすごく大切だと
思ってやってきました。


けれど、それだけじゃないのかもと
少しは柔らかく考えられるようにもなっています。

実際、メダルを取れなかった事は残念でしたが
今、とても清々しい気持ちなんです。

私を支えてくださったみなさんは
最高にプロフェッショナルな人たち。

最高の環境で、最高の人、最高の道具に支えられ、
スタートからゴールまで悔やまれる失敗をせずに
滑り切れたことは本当に幸せだったから。


私には、おおきな金メダルプロジェクトを
大成功に収める力は少し足りなかったけれど
その為の準備は万全だったし
「私たちの技術が世界一!」
と胸を張って滑ったことはたしかです。


皆で力を合わせて、皆でおんなじ目線で
一つのゴールに向かって頑張る過程、
自信を持って全力で戦えることが
なんて素晴らしい事なんだろうと思いました。

だからきっと、こんなに清々しいんでしょうね。


★怪我やルール改正など様々な困難があっても、寡黙に愚直にチャレンジし、10年以上も日本の女子モーグル界を引っ張ってきた、上村選手。その姿勢に深く感動しましたドキドキ大今は、ゆっくり心身を休めてほしいです。やはり、人から長く愛され続ける選手は、人格、品格が備わっているのですねキラキラ
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