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委託することのリスクも考えてみよう[2014年11月06日(Thu)]
昨日は、サービス業が増えてきて、その中でも「代行」という機能を活かしたビジネスが世の中の流れに乗っているという話をしました。

お客にとって「代行」するということは、お客の側から見れば、アウトソース、業務委託するということになります。

大企業の間接部門、市役所や図書館などの公共サービスなども民間会社に業務委託しているケースがかなり増えましたね。

付加価値を生みにくい組織機能のスリム化や、人件費削減、ノウハウの固定化等の理由で、アウトソース、業務委託をする背景は理解できますが、このまま行くと、長い目で見れば競争力を失う企業もたくさん出るだろうなと思います。


今日、あるマンション管理会社の方と話をしました。

排水管や設備の保守・メンテナンスをA社からB社に切り替えたそうですが、切り替えたB社というのは、大手デベロッパーの天下り先だったというのはよくある話ですが、そのB社がまた下請け会社の下請け会社、つまり孫請け会社にその保守メンテナンス業務を委託していたそうです。

清掃に来た孫請け会社の社員は、大手デベロッパーの名前がついたユニホームを着ているだけで、サービスは本当にひどく、たくさんの住民から苦情があったとのこと。

サービス業にも規模の経済は働くかもしれませんが、製造業と違うのは、
サービス業は人が商品なので、委託された会社のサービス品質が一定でないだろうし、
本社や親会社が予想もしない行動をする可能性があるということです。

非正規社員や人件費の安い下請け、孫請け会社を使えば、
いろいろなリスクが広がる可能性もあるんだということを改めて考えた一日でした。

もちろん大企業はそのリスクも織り込み済みでビジネスをしているでしょうが。
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