<ビジネス・スキル>実務入門 NLPの基本がわかる本[2010年01月25日(Mon)]
「はじめに」の冒頭で書かれている通り、NLP(神経言語プログラミング)に関する優れた基本書です。
内容は、理論に基づく実用書で図を多用し、非常に理解しやすい構成になっていますので、コミュニケーションの改善に効果的だと思いました。
3つの原則である「空白の原則」「焦点化の原則」「快・痛みの原則」を説明した上で、潜在能力を引き出す質問のパワー、意識のレベル(環境、行動、能力、価値観・信念、アイデンティティ)に応じたコミュニケーション、相手に望ましい変化をもたらす絶対条件、可能性を広げるメタモデルを説明していきます。
他にも「ペーシング」や「リーディング」の技術などを紹介していますが、印象に残ったのは、「あとがきにかえて」にある
「人間は、最終的には在り方や生き方そのものに影響を受けるのではないかと思います」
という文章でした。
結局、信頼関係を構築するには、テクニックだけではダメで、人格や相手との関係を大切にしようとする気持ちが重要なのですね。
NLPについてもっと知りたい方は、著者の山崎さんが運営しているNLPラーニングや、NLPインスティテュートのウェブサイトなどを見ると良いと思います。