人生を「編集」しよう![2022年11月28日(Mon)]
サッカーワールドカップ盛り上がっていますね!
昨日のコスタリカ戦は負けてしまいましたが、
次のスペイン戦、奇跡を信じましょう!!
メルマガは少し久しぶりになります。
家業の仕事と並行して、思索倶楽部アイリスの活動や、
ラジオ出演などでバタバタしていました。
また、ここ1年間は、イシス編集学校で「編集」について学んでいます。
角川武蔵野ミュージアム館長の松岡正剛さんが校長をやられています。
■イシス編集学校:
「編集」と聞くと、新聞や雑誌、映像の編集のように、
原稿のレイアウトを変えたり、撮影した映像をカットしたり
つながたりすることをイメージするかもしれませんね。
しかし、イシス編集学校では、「編集」の概念を
もっと広く考えています。
以下、イシス編集学校のホームページからの引用:
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ふだんの会話にも、料理や子育てや恋愛にも、
ITのようなシステムにも、
そして教育やビジネスにも「編集」があります。
例えば、昨日みた映画の印象、一日のスケジュール、
会社のプレゼン、海外旅行のプラン、国の法律、
これらはすべて「編集」されているものです。
ただ、私たちは、日常では「編集」を
意識することなく暮らしています。
ふだんは意識していない、情報のインプットと
アウトプットのあいだ。いわば、ブラックボックスで
動いているのが、「編集」です。
このブラックボックスで起こっている「編集」を取り出し、
「思考の型」としてさまざまな場面や
局面に活かすようにしてみようというのが、「編集術」です。
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まだまだ「編集術」を学んでいる最中ですが、
これロジカルシンキングやコーチング、哲学など私が
学んできたものをすべて包含するような考え型だと感じています。
興味がある方がいればぜひ、ホームーページを覗いたり、
松岡さんの本を読んでみてください。
今日は、その「編集」を通して、
私が何をしていきたいかを述べた文章をシェアしますね。
「何か」を感じてもらえれば幸いです。
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「働く人の孤独の解体」
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日本は今、何を「編集」すべきだろうか?私は編集的世
界観を魅せることで、働く人の孤独を解体してみせたい。
異なる個人が、異なるままにいられる群棲地を創造して
みせたい。(思索倶楽部アイリスもその一つ)それが、
編集的社会の一端と言える。
日本の会社は長らく賃金が上がらない。1990年代から
ほぼ横ばいで、OECDの中で最下位グループに入る始末だ。
大企業による下請け構造や終身雇用制といった硬直的な
システムが依然蔓延るために、ブルシットジョブを増やし、
競争力のある商品を生む土壌が育ってこなかった。
起業家、経営者予備軍、女性らを増やす施策が、社員を
会社から自立させる。結果、賃金水準の底上げにもつながる。
企業がヒトを養成するのではなく、ヒトが企業を開発する
視点が求められる。
さらに、非正規労働者やテレワーカー、未婚者の増加により、
社会的に孤独や孤立を感じる人がますます増えるだろう。
孤独の解消、自己の回復は、社会課題として非常に重たい。
そんな日本を俯瞰した上で、社会・会社・個人が有機的
につながるためには、何が必要だろうか?私は、「感動」
「参加」「信頼」の3つの「!」がキーワードと見てい
る。3つの要素はおおまかにこんな感じだ。
感動「マジか!」:
・関心・共感
・非常識・非日常
・集中・没入
参加「ヨシっ!」:
・身体・居場所
・役割・仲間
・追体験・トライ&エラー
信頼「だよね!」:
・時間・再活用
・投企・期待感
・目的・価値観
従来の資本主義社会の限界が見える中、コロナ騒動と
ウクライナ危機が今まで何とか保っていた社会・会社・
個人のパワーバランスを変容させた。国や会社が社員を
守るだけの余裕がなくなったのだ。大きな構造変化の中で、
個人も社会や会社と適度な距離感をとりながら、自らの
在り方、生き方を編集していく時代に入ったのだ。
編集は感動から生まれる
編集は参加から生まれる
編集は信頼から生まれる
これは、働く人であれば誰にでも言えることである。
企業も意識的に情報を編集して、社会課題に対しての
カマエをとり始めた。
ソニーは感動をミッションに据えV字回復し、
立命館大学とヤマハは「感動を科学する」共同研究を開始、
オリィ研究所は「分身ロボット OriHime」で外出困難者の
社会参加を実現、ヤッホーブルーイングはビールファンと
「超宴」を数千人規模で開催した。
従来の「商品・ルール・お金づくり」の資本主義構造に
疑問を呈する人達は、「関係性・時間・価値観づくり」
へ働き方や生き方をシフトしている。
「好き・偶発性・自立心」そんな言葉を大切にする人達に
共通するものは何か?
それが「編集力」である。彼らは、他人の評価や
世間の常識に振り回されるのではなく、世の情報を常に
俯瞰し、関係づけ、構造化し、表現している。自分の中
に「異質なもの」をたくさん取り入れ、一見共通点のな
いもの同士に、新たな関係性を見出している。
そこに編集の醍醐味と可能性がある。
枯山水、ポケモン、神仏習合、どんぶり勘定、
ファミリービジネス、リサイクル精神、そういった
「日本らしさ」と会社・個人の強みを掛け合わせ、
社会で実践・検証・遊んでみようではないか?
わたしたちは生きながらにして、新しい民族に
なることができる。「編集」を通して、いつでもどこでも、
自分軸をアップデートする群棲族になることができるのだ。
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