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奥富 宏幸
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ルールは定着させるな [2020年09月10日(Thu)]
家に帰る途中に後方から救急車のサイレンが聞こえてきました。
ハザードランプをつけ、道路に左側によって一時停止しました。


他の車も誰が言うこともなく、皆が一斉に車を停め、
救急車に道の中央を通らせる光景を見て、
私は涙が出そうな何とも言えない気持ちになりました。




先週ある会社の部長さんから、

「社内にルールを入れてもなかなか定着しないんです。どうしたらいいですかね〜。」

といったご相談をうけました。



私が、「ルールを定着させようとしているから、ルールが定着しないんですよ。」



と禅問答のようなことを言うと、

その部長さんは「???」といった顔をされていました。





皆さんの会社でも似たような話はあると思います。

ここで一つ考えていただきたいことがあります。

「そもそも、そのルールはなぜ必要なのか?」



ということをです。





ルールと言えば、大きなレベルで言えば法律や条例がありますし、
社内で言えば、就業規則などの社内規定、さらには各業務のルールなどがありますね。



例えば、弊社ではISO14001やプライバシーマークの認証を受けていますが、
先日その社内研修を行いました。



法規制や緊急時の対応、リスクと機会の把握、年次目標の策定と
日々の活動への落とし込み、といった点をルール化するわけですが、
そう簡単にはいきません。



ミスもや事故のヒヤリハットも時々起こります。





ルールをつくる時点で、

「管理する側」と「管理され側」という構図ができますが、
管理する側がただルールを守らせるだけでは、定着するのは難しいでしょう。





では、どうしたらよいのでしょうか?

 ミスや事故を起こす度に、違反者に注意をし、
ペナルティーを課し、対策を練るという
サイクルを延々と繰り返すしかないのでしょうか?




ルールをつくることの目的は、「そろえる」ことです。



期限、品質、値段、スキルなどの可視化しやすいものだけでなく、
さらには、信念、思い、観念などの粒度をそろえることを忘れてはいけません。



ルール化の目的が、評価や監視に力点が動いていくと、
おかしなことになっていくのです。



あなたの会社ではルールを定着させて、「何」を実現したいのでしょうか?


ルールを定着させる際に、多くの経営者が短期的な「結果」を
求める余り疎かにしてしまうことがあります。



それは、「結果」を出すまでの過程を理解していないことが往々にしてあります。


組織で社員が同じ方向を見ながら行動して、
結果を出すことが、経営者・リーダーの求めることだと思いますが、
そのためにどんなことをしていますか?


さすがに、「とにかくいいから、やれ。」などとは令和時代になって
言わないと思いますが、


「会社の今期の目標は売上前年比120%だから、この施策をやってく出さい。」

「業界の動向を見ると、今後会社がやるべきことはこれだと考えている。
 協力して欲しい。」 

そんな言葉を部下や社員に伝えていませんか?





ビジネスで「結果」を出そうと思えば、本来は以下のような流れが必要なのです。

 1. 懐疑(なぜだろう?)
    ↓
 2. 思考(ああかもしれない、こうかもしれない。)
    ↓
 3. 信念(ならばこうしよう!)
    ↓
 4. 行動
    ↓
  結果



それが、ビジネスだけでなく、現代社会においては、
教育でも医療でも、政治までも、「行動」ありきの構造になってしまっています。




それって、「勉強しろ。」「この薬を飲みなさい。」「マスクをして下さい。」と
同じレベルのことがビジネスでもまかり通ってしまっているんですね。



自己啓発やセミナー業界を見渡すと、



「○○すれば夢は叶う」

「絶対成果が出る超□□法」

「ハーバード流△△思考術」



といったノウハウ重視のコンテンツが溢れています。

「行動」だけ改善しても、それから得られる「結果」はたかがしれています。





「結果」が出ないから、また新しい「行動」をする。
それでも、「結果」が出ないから、また新しい「行動」を探す。
その延々の繰り返しでしかないのです。





信念、思考、懐疑まで遡って、自ら思索したものだけが、
あなたの純粋な思想や知恵になります。
倫理観や道徳観も育っていきます。



そうして具体化された「行動」には、自発的な強い動機があり、
習慣化されていくはずです。 

冒頭の救急車の話に戻りますが、ルールはつくるものではなく、できあがるもの。


ルールを使うのはヒト。そのヒトの倫理観や道徳観を育てるのも
リーダーの大切な仕事だと思います。


また、ルールを定着させようと思えば、
残す「自由」とすてる「自由」も考えなければいけませんが、
その話は別の機会にお話しします。




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