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奥富 宏幸
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感動なくして経営なし [2022年05月20日(Fri)]


高校生が、クラウドファンディングで集めた資金で、ミャンマーを題材にした「Yangon(ヤンゴン)かるた」を作ったそうです。彼女は、「かるたを通じて、ミャンマーにあった穏やかな日常を知ってほしい」と語っています。


こういう若者はホント応援したいと思います。


ロシアのウクライナ侵攻もそうですが、昨日まで当たり前にあった日常が、突然に非日常になることは、想像するだけで胸が痛みます。





感動を消費する社会


モノと情報が溢れる現代社会では、苦労して何かを得るという経験が減ってきました。


お腹を空かせて仕事をする。
貯金を貯めて、欲しいものを買う。
本を読んだり人に聞いてから旅先でのプランを決める。


こんな経験を敢えてしなくても何とかなる世の中になりました。



しかし、コロナ禍で今まで構築してきた人間関係が分断されたことで、ビジネスや社会にも大きな変化が生まれてきました。


あなたは、ここ1,2年で気持ちの変化はありませんか?

仕事や人生において、何か失ったもの、見直したものはあるでしょうか?


私は、これからは経営者も社員も「自分事」というキーワードが非常に大切になると考えています。


それは、皆さんが、関わっている対象(仕事、会社、社会など)に没入し、その一部になるようなマインドと行動を積み重ねていくことです。それがあなたの生き様になっていくからです。

人生を自分事にしていくためのキーワードとして、3つの大切なことがあると考えていますが、今日はそのうちの一つ。

それは、「感動」についてです。


モノの豊かさと心の豊かさに乖離がある私たちは、感動することで、心身のバランスを取ろうとします。とは言っても、多くの人は心から感動する機会が減っているのではないでしょうか?


ニュース、YouTubeやSNS投稿などで瞬間的に心が動かされることがあっても、それが本当の感動なのかは考えるところです。それは、感動ではなく、ただ反応しているだけなのかもしれません。感動を自ら能動的に生み出すのか、それとも、誰かから感動を受動的に得るのか、そこでも、得られる結果が変わるのだと思います。


そして、ファストフードやコンビニ商品のような「感動」では飽き足らず、また次なる「感動」を求めることはないでしょうか?


感動すら消費される社会なのです。


苦しい思いをして山頂でまで登って見た景色
仲間と苦楽を共にして成し遂げたプロジェクトなど


から得られる感動とは種類が異なります。要は、カタルシスを得られるかどうかですね。カタルシスを得るには、ある種の痛みを感じ、鬱積した感情が逆方向に変化することです。

そして感動した結果、お客の購買行動やあなたの人生に変化を与えることができるような感動であれば、それは本当に素晴らしいことだと思いませんか?





リーダーの役割は感動を創出すること


企業としても単なる商品やサービスだけでは、他社との差別化が難しくなりました。


結果、「プロセスエコノミー」「パーパス経営」などのキーワードが出てくるように経営者の想いた商品づくりストーリーにも価値を生みだし、利益と成長の基盤になることを目指す必要がでてきました。


まさに、「感動価値創出経営」です。


立命館大学とヤマハ発動機が「感動(KANDO)を科学する」共同研究を開始するというニュースを発表しました。


これから「感動」を企業価値の中心に据える企業が増えるのではないでしょうか?



またお客だけでなく、社員も感動できなければ、その会社は感動ある商品を生み出し続けることはできません。社員の離職率にも影響があるでしょう。

何よりもリーダーである人間が感動できる人間でなければいけないでしょ
う。


そのためには、感動できるための心の安定と、感動をする機会を意識的に増やしていくことが必要なんだと思います。


「感度」と「回数」」の問題です。



私はどちらかと言えば、感情を露わにするタイプではありません。松岡修造さんのような情熱100%のキャラを演じきれるのも一つの才能ですが、大切なことは、感動を与え、感動を受け続ける仕組みを会社や社会にどのように組み込んでいくかだと思います。



感動とは、心が震える瞬間が持続すること。


その感覚を意識的につくっていくのが、リーダーの役割だと思います。



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試すのか?試されるか? [2022年05月16日(Mon)]

暖かくなったと思えば雨が降ったりと、この時期らしい天気ですが、体調を崩したりしていませんか?



七十二候では、今は「竹笋生ず」。竹の子は一番に一節ぐんぐんと成長します。 

七十二候は、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間です。季節の移り変わりや自然の営みの変化により敏感になることができます。忙しい現代社会では、意識的に時の流れの「変化」をつくりたいものです。あなたは、生活にリズムやテンポを与えるために何か工夫されていることはありますか?



*



ところで、あなたの仕事では新しい挑戦を試す機会を持てているでしょうか?私も仕事がルーチン化していくことに非常に危機感を覚えることがあります。慣れた仕事はあまり考えなくても良いのでラクなんですが、それは出てくるパフォーマンスの質が徐々に落ちることを意味します。仕事に創造性を見いだせなくなると、どんどん本来の目的を見失っていくものです。





人生は、「試す」と「試されている」の集合体と言ってもよいのではないでしょうか?



■「試す」

問題にぶち当たった時に、あれこれ考えても何も変わりません。

まずは、試してみること。
うまくいくための「あたり」をつけて試すと、なお良いです。



うまく行かないことがあれば、何をすればうまく行くのかを自分なりに考えて試してみる。



ゴールを定めていなかったか?
やり方とマイルストンは挑戦的なものだったか?
伝える相手やタイミングを間違えなかったか?
自分の心の状態は冷静だったか?


そして、



考えたことを試す。



試してみて、うまく行かないことの方が多いかもしれない。

それでも、



考えたことを試す。



そのプロセスを繰り返すことで、小さな失敗を恐れなくなりますし、試すことが日々のルーティンを少しずつずらし、
新しい「余白」を与えることになります。





イチローさんは、毎年のようにバッティングフォームを修正しました。振り子打法もその後のフォームも、彼なりの試行の積み重ねの結果でした。一方で、バットは20年以上、形をほとんど変えていないというのは、面白いです。

何を変え、何を変えないのかも、イチローさんのこだわりが見えます。





■「試されている」

「試す」とは逆に、「試されている」という感覚もあった方が良いです。



「このチャレンジは、自分自身が試されている。」



そんな風に思うことはありませんか?





そういう感覚を受け止め、客観視できることは、とても大切な瞬間ではないでしょうか?



「この状況をどんな風に突破するのかを、自分自身が試されている。」

「であるならば、何をすべきだろうか?」



そんな問いを立てれば、見える世界が変わり、やるべき行動も変わっていくはずです。





問題に直面した時にはいくつかのタイプが考えられます。



 がむしゃらに立ち向かう
 いったん受けて、考えてから行動する
 誰かからプッシュされて動く
何もしない
逃げる


あなたは、どのタイプをよく選ぶでしょうか?







どういう行動をとるかは、自分自身の「選択」の問題です。その「選択」にも何らかの理由があるはずです。

そして、どんな行動をとったにせよ、自分を「正しい位置」に戻すことができれば、その選択と行動が自分自身の成長のための栄養になります。





試すのも自分。
試されるのも自分。



結局、



「目の前にある問題を自分事にできているか?」



なんだと思います。





ウクライナで起きている戦争から、
今日やるべき仕事まで、



自分事に出来ているかどうかを判断するのは、どれだけその問題に入り込み、葛藤と不安を抱えながらも何らかの結果を出していくかということです。



思考と試行
決断と行動



です。





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社会に遺すべき会社とは? [2022年05月05日(Thu)]
今回のロシアによる戦争もそうですが、地震や自然災害でも、長年人々に大切にされてきた建造物や自然があっという間に破壊されるのを見ると、無力感を覚えてしまいます。プーチンは兄弟であるウクライナを攻撃しています。

国内世論の引き締めや、海外諸国からの反発に躍起になっていますが、結果的にはロシア、さらにはプーチン自身を破壊していることになるのだと思います。




広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ・・・

世界中に存在する戦争博物館と平和博物館を巡りながら、戦争に対する歴史観について考えています。博物館というメディアを通して、国と国民が戦争をどう扱うかを観ていくのは面白い視点です。アメリカや中国のように戦勝国として派手に戦争を演出する国もあれば、アウシュビッツのように当時の実物・真実だけをなるべく遺すことに専念し、その「状態」を維持するためには投資を惜しまない国もあります。

日本が国として公式の戦争博物館を持たなかったのは、未だ戦争を自分事として処理できていない現れなのかもしれません。「戦争を知らない」理由はそこにあるのではないでしょうか?



新型コロナウイルスの感染拡大〜今回のロシアの戦争の流れを俯瞰して見ると、「遺す」ということについてよくよく考えるようになりました。一瞬のうちに命や建造物や自然を失うことが現実的になる中で、何を遺していくかです。



会社であれば、何を遺していく必要があるのでしょう?

付加価値のある商品やサービスでしょうか?

ユニークな技術や儲ける仕組みでしょうか?

顧客の心に寄り添うことができる社員でしょうか?


会社というのは、社長も社員も時間が経てば入れ替わり、不況や新しい脅威に晒されれば倒産することもあります。そんな不確実な存在である会社が遺していくべきものって何なのでしょう?



そのヒントは世界遺産にあると思いました。


日本ユネスコ協会連盟は、世界遺産を次のように定義しています。

世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物です。現在を生きる世界中の人びとが過去から引継ぎ、未来へと伝えていかなければならない人類共通の遺産です。



世界遺産の登録要件を見ると、

(i)
人間の創造的才能を表す傑作である。

(ii)
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。

(iii)
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。

(iv)
歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。

(v)
あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)

(vi)
顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。

(vii)
最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。

とあります。



これらは、会社が後世に遺すものとしても考えられるのではないでしょうか?



  • 類い希な創造性
  • 価値観の交流
  • 文化・文明の存在の証
  • 人と自然との触れ合い
  • 顕著な普遍的価値
  • 最上級の美




これらを、会社という器を通して、社会にどんな風に差し出していくのかが問われているのだと思います。経営者の仕事はそれに尽きます。


「会社は何を遺すべきか?」


という問いは、


「遺すべき会社はどういうものか?」


とに置き換えて考えてみると新たな気づきがあります。

これからの時代は、一つの会社が優れたサービスを独占するようなものではなく、社会がその会社の存在を必要とするような構造をつくっていく必要があるのではないでしょうか?



「少し頼りないところもあるけど、その会社がないと困る」

「いざという時に、あの会社に任せれば安心」

「あの会社を見ていると元気や勇気をもらえる」


そんな風に思ってもらえる会社が増えることが、結果的に良い社会を維持できることにつながるのだと思います。



「そんなの理想論だ。」と思うでしょうか?


しかし、長年愛され続ける会社の多くは、理想論を語って、その理想を具現化することに力を注いできた会社ではないでしょうか?


Apple
スターバックス
街のパン屋


大きな会社であるとか小さな会社であるとかはあまり意味を持ちません。ウクライナのゼレンスキー大統領がアメリカ上下院議会に向けた演説を聞いて、そんなことを思いました。力に任せた強制、弾圧、支配では、国は存在しても、国民の心は消失するだけなのです。


会社も同じです。


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資本主義社会からの逃走 [2022年04月30日(Sat)]
今、世界は資本主義社会の限界と弊害を感じています。



資本主義社会の本質は「商品づくり」です。



水から労働まで、あらゆるものを「商品」にして、希少性を高めて価値を売るシステムです。ただ、多くの人が今の資本主義社会の限界や弊害を感じているのではないでしょうか?



ウクライナでは、着の身着の儘で家を飛び出す人たちがいる一方で、アマゾン元CEOのベソス氏は何千億円も使って宇宙開発に躍起になっています。「それが資本主義だ」と言ってしまえば元も子もないですが、資源を搾取・独占してしまうのは、あまりにも無責任なことなのではないでしょうか?





皆さんは、「しげん」という言葉を聞くと何を思い浮かべますか?



ほとんどの人は、「資源」のことを考えると思います。でも、しげんには、4つのステージがあると考えています。





一つ目は、文字通り、「資源」。地球上にある自然や生物、水、石油などの有限の天然資源です。これらは地球上にある公共物なので、人間だけのものではありません。



しかし、人間には、無限の独占欲、所有欲があり、私物化していきます。限度が過ぎれば、森林伐採や二酸化炭素の排出、地盤沈下などを引き起こしていきます。それが「私源」です。



さらに、人間の欲求が肥大化すれば、ごみが増えます。海洋プラスチックごみ、埋め立て地に収まらないごみ、原発事故で汚染された土。これらは自然に分解されずに負の遺産として、長期間地球を痛めます。生物を死に向かわせる「死源」です。「死源」をなくすのは簡単なことではありません。



ただ、人間には困難を乗り切る智慧や協力し合える心があります。それらをうまく使えれば「私源」や「死源」を減らし、「資源」を維持することも可能なのです。社会問題を解決していくための思考の源である「思源」を増やすことが、大人子供限らず、誰にでも求められるものになります。世の中で起こっている事を自分事にして考える必要があります。







今回のコロナウイルスだけでなく、多くの社会・経済・環境問題は、巨視的に見ると共通しています。



米中の貿易摩擦
イギリスのEU離脱
海洋プラスチック問題
・・・


それは、過剰消費と資本の独占に目がくらんでしまったグローバリゼーションの顛末。何千年も前から、人は領土や国を奪い合い、植民地化を繰り返してきました。自分(自国)にない資源や資本を他人(他国)から搾取することは、人間の性とも言えます。



人類の文明の発展が農漁業、商業、工業、情報通信業の恩恵を受ける中で、ビジネスの規模の拡大がよりスピーディーにできるようになりました。時間をかけて育ててきた資源(自然、建物、人材)の価値も、グローバリゼーション化の競争の元、近視眼的な利益の前では薄れてきてしまいました。



お金を稼ぐ手段も、物々交換、安い労働者の使用、大量生産、プラットフォーム化、マネーゲームとリアルなものからバーチャルなものへ移行してきました。目に見える実物から、目に見えない記号を使う世界への進行が進んできたとも言えます。





今回の新型コロナウイルスの感染拡大などの大惨事が起きると、人は一時、目覚めます。「今までのビジネス、ライフスタイルは、どこか行き過ぎていたのではないのか?」と。



災害は戦争と違って、全員が被害者です。そこにはお金は絡んでいません。そして、自国だけで問題を解決するのは難しくなります。同じ世界規模の問題でも、各国でCO2排出量の削減目標を掲げる、とかいうのとは次元が異なります。



問題解決の緊急度と経済不況の影響度が今までのどの災害よりも長期化する可能性があります。そういう意味では、今回のコロナウイルス禍は、もしかしたら地球からの最後通告なのかもしれません。



自国ファーストでこのまま動くのか、世界各国が協調して、資源を共有し、適正に再配分する枠組みをつくっていくのか。国民も自分の損得だけを考えて、資源の独占に走るのか、智慧を絞って資源の最適利用を考えていくのか。その選択が、問われているのだと思います。



仮に自国ファーストの方向で進んだとしても、国が国民を一様に監視するシステムでは限界があり、いずれ国民がストや暴動を起こし、結局国の崩壊につながるのではないでしょうか?ロシアや中国の動向に注目です。





皆さんは、どんな風に考えるでしょうか?

資本主義社会から逃走しつつ、新しい価値観を持つコミュニティーやシステムを作るには何が必要なのでしょうか?




当社もリサイクルを生業にして約100年ですが、改めて、社会における会社の役割というものを考えています。


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心情を吐露していますか? [2022年04月29日(Fri)]
GWに入りましたね。

遠出はできないので、飯能から秩父方面の山へ行こうと思っています。この辺りは、歩きやすい低山がたくさんあり、気分転換にはもってこいです。




山を歩くと、五感が研ぎ澄まされます。



普段、見落としてしまう景色に気付くこともあるし、どの道を歩くか、自分で判断しなければいけません。山にはいろんな動物、植物がいます。雨が降り、土を作り、植物を育て、生き物が生活しています。一つの小さな世界、生態系システムができあがっています。それらは、人工のものではなく、すべて自然に作られたもの。



何百年、何千年と続き、変化してきたそのシステムから見れば、人間の営みがいかに小さなものか。そんなことを感じる時間でした。


 ***


先日、コーチングをしている最中に、感情が高ぶって思わず涙を流した方(Aさん)がいました。



本人としては、少し恥ずかしかったようですが、私はとても嬉しかったです。Aさんの心に溜まっていた蟠りが溶けたからです。会社経営者であるAさんからは、



「やはり自分の弱さを見せることは、時には必要だと感じました。自分の気持ちを吐露することで、悲しみや喪失感がスッと和らぎました。



今まで、人に相談できなかったのは、相談するのが恥ずかしかったのと、相談したらそれが相手の悪口となってしまうと思い気が引けていたからです。



でも、よく考えてみると、自分の弱さをさらけ出すことができてなかっただけだった、と気づきました。新しい自分に出会うために、自分の弱さやダメなところをユーモアを交えて話せるようになりたいです。」





とおっしゃいました。Aさんは、このセッションで大きく変化しました。今まで弱みをみせられなかった理由を、
自分自身の言葉で再定義することができたのです。



*



従来のSNSに加え、zoomなどでのオンライン会議が増えたことで、対面でのコミュニケーションが極端に減りました。画面越しでの会話は相手の表情が読み取りにくかったり、画面に映る自分の顔を気にしたりします。



そうすると、無意識に注意が散漫になったり、自分の考えが届きにくくなることがあります。オンライン上での対話では、いつでも出入り自由だったり、「ながら」でできる気軽さや便利さがありますが、集中して話をする、話を聴くことは難しいでしょう。



どちらも使いようですが、大切なことは、


  • 自分の言葉を尽くす
  • 考えを届けきる
  • 相手の話を丁寧に聴く


ことを意識する環境を持っておくことだと思います。



*



溜まっている気持ちを出し切り、新たに入ってくる気持ちを素直に受け止める。



「出しきれば、入ってくる。」



というのは、自分の考えをアウトプットし、新たな学びのインプットにもつながりますが、人の呼吸でも同じ事が言えますね。





「息をふぅ〜っと吐く。」



と新鮮な空気が入ってきます。



人は、お母さんのお腹から生まれてきて、すぐに「オギャー」と泣きます。息を吐くんです。そして、死ぬときは、呼吸が止まり、息を引き取ります。



面白いですよね。

息を吐けば、自然と新しい空気が入ってきます。

話を聞いてもらう、言葉にして書くというのも自分の心を開放するには良い方法です。



出せば、入ってくるものがあります。

出し切らないから溜まっているんです。



山の中では自然と頭と心が新鮮になったのもそのためです。もし、あなたがビジネスやキャリアで出し切れていない悩みがあるのであれば、真情を吐露してみませんか?



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目標設定よりも大切なこと [2022年04月20日(Wed)]
ロシアによるウクライナ侵攻は、どんな理由があるにせよ、許されるものではありません。プーチンには彼なりの理由があるのでしょうが、力による支配は、誰も幸せにしません。



彼の暴挙で唯一良いことがあるとすれば、それは、世界を一つの方向にまとめるきっかけをつくっていることかもしれません。東日本大震災を始め、世界中で起きている自然災害による被害、さらには新型コロナウイルス感染が、世界中で「あるもの」を共有する機運が高めています。



その「あるもの」とは、日常を維持するための危機感です。

  

今まで当たり前にあると思われた日常、その先にある幸せは、一人ひとりの努力がないと維持できなくなるという危機感です。



今までは、自分の外で起きた事件や事故があっても、どこか他人事であったことが多いと思います。それが、ここ2,3年、さらに今回のウクライナ侵攻により、



「他人事とは思えない。」
「何かしてあげたい。」
「世界は一つなんだ。」



という感覚を持つ人が増え、国境を超えたつながりが、いろんな所で、いろんな形で増えているのだと思います。





未来とは共有感をつくることですが、今の世界は、その共有感を望む方向につくれるか、その瀬戸際に来ているのだと思います。力による支配か、つながりによる支え合いか、その綱引きが行われています。



*





共有感と言えば、これは組織の目標設定にも通じるものがあります。



私の会社では、最近、3カ年目標を設定し直しました。これは、2025年度中に実現する目標です。コロナや戦争など、先行きが不透明で、明日どうなるか分からない状況です。だからといって、目の前のことばかりにあたふたしているだけでは、結局、条件反射的な対応に終始し、未来をつくる前向きな流れに好転することはできません。



まずは目標を立てないと、具体的な行動も思いつきません。





ですが、目標を立てるだけでも上手くいきません。あなたは、そのことも理解しているのではないでしょうか?

そもそも「目標設定」とはどういうことなのでしょうか?





私がサラリーマン時代は、



会社→部門→チーム→個人



と目標がブレイクダウンされ、やれKPI(Key Performance Indicator)だ、やれPDCAだと、数字で管理することが目的化されていたことが多かったように思います。大きな組織では数字で管理することはある程度仕方がありませんが、管理する側が何のための数字なのかを見落としてしまうと、目先の利益に囚われることが多いのだと思います。





また、目標を設定する上で大切なことは、「目標=達成するもの」というマインドをどう醸成していくかということだと思います。





つい目標を設定しても、設定することで満足したり、「目標が達成できなくてもまぁ仕方ないか」と言い訳ができる環境にあるのであれば、目標を設定することにあまり意味がないのではないでしょうか?





そのためにも、目標の上位概念である「目的」を常日頃意識しておくことが大切になります。目的は、ミッション・ビジョン・価値観などに言い換えられるでしょう。最近であれば、パーパスでしょうか。





ただ、もう少しかみ砕いて言えば、目的とは「自分が実現したい世界」であり、「幸福感や充実感を得られる状態にすること」と言えます。





日本語には弓道から転用されたことばいろいろあります。「図星」「的確」「目的」「的中」「一矢を報いる」「白羽の矢を立てる」なども弓道用語です。「目的」という日本語が弓道から来ているのは、おもしろいですね。的を得ることが目的ではなく、的に囚われない真善美を追究することが本当の目的なのかもしれません。





目的は誰かから与えられるものではなく、本来与えるものです。自分自身の人生を謳歌するために、自分の目指す世界に向けて放たれるものです。経営者やリーダーであるあなたは、目的を与える側の人間になりましょう!





そのために必要なものは、想像力と行動力です。目的は標であり、目標は道です。目的と目標があって道標となり、自分がどこへ向かうのかが分かるのです。





ロバート・ケネディ は言いました。



「人生の目的は、ものごとを良くすることに対して
 なんらかの貢献をすることだ。」




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幸福の質量 [2022年04月11日(Mon)]
ロシアのウクライナへの侵攻は許されないですが、ロシアにはロシアの理由があり、NATO・米国とどのような妥協点を見出すのでしょうか?



資源を相互依存しているヨーロッパ諸国もロシアとの距離感が難しいですね。この戦争が中国と台湾、北朝鮮と韓国への関係に波及しないことを祈るばかりです。



以前のコラムで「未来」について考えてみましたが、その未来は幸福とつながっている必要があります。世界情勢が不安な今日だからこそ、未来と幸福についてもう少し話を広げてみます。




過去・現在・未来をつなげるデザイン






著名な建築家・デザイナーであるアルネ・ヤコブセンが設計しました。ご存知の方もいらっしゃると思います。この小学校の面白いところは、建物が編目状のデザインになっていて、縦列が廊下、横列が教室でそれぞれつながっています。そして、右上から左下にかけて低学年から高学年に移り変わっていきます。また、学年によって遊び方も変わるので、それぞれの教室には中庭があります。自立と自由を確保しつつ、違う学年の存在も感じられる。



つまり、過去、現在、未来を有機的につなげているデザインとも言えます。



社会や組織にも「中庭」のような空白地がこれからますます必要だと思います。自分が属するコミュニティーから少しはみ出した外界とつながる空間、地位や肩書きなど関係なく、多様なバックグランドの人が交わることが出来る場が、未来をつくるには重要な役割を担うでしょう。





幸福度ランキング1位のフィンランド



未来は幸福につながっていなければいけないですが、「幸福」を考えるためのヒントとして、フィンランドという国について少し紹介します。敗戦国で、資源も限りある小国という点で日本に似ていますが、フィンランドは国連の世界幸福度ランキングで4年連続1位をとっています。ちなみに、日本は56位でした。



幸福という概念をアンケートなどで評価するのはおかしいという考えもありますが、当りをつけるという意味では全然良いと思います。ランキングの評価項目で、フィンランドとで日本で大きく差が出たのが、「人生選択の自由度」「寛容さ」「国への信頼度」でした。日本人は人生の選択肢を自ら狭めている人が多いのかもしれませんね。



フィンランドの人は、自然の恵みを大切にしています。幼稚園や小学校では、どんなに寒くても森に行ったり、外で遊ぶ時間を持つようにしています。それは、「この土地で生きていく」という体感覚を身につけさせることでもあります。



また、フィンランド人にとってアートは非常に身近な存在です。美術館・博物館は徒歩圏内で行けるところにたくさんあります。小さな頃からアートに触れ、自分で何かをつくる機会も多い国です。好きなものを好きなようにつくっていいというマインドが自然と育つのだと思います。



さらに、サウナは、幸福感を高める社会インフラと言えるかも知れません。人口550万人に対し300万個ものサウナが存在すると言われ、まさにサウナ大国です。真っ裸という無防備な姿で他人と交流する文化が、人を信頼し、他人に配慮して行動する国民性を作るのかもしれません。



最後に、SISUについてですが、これは代々受け継がれる「フィンランド魂」のようなものです。厳しい状況で発揮される精神性、困難に立ち向かう勇敢さで、そんな「折れない心」は、日々の健やかな心身に宿るとされています。



おおざっぱですが、幸福度が高いと言われるフィンランドの特徴を見ると、人・自然とのつながりを通じたあらゆる存在を認めることの素晴らしさと、自分の人生を自分で決めていっていいという自己決定感が幸福感につながっているのだと思います。





幸福の質量


人は、現在を生きています。



時に過去の記憶に苦しみ、未来に不安を抱えて生きていることもあれば、過去の記憶を大切にし、未来に希望を抱えて生きていくこともあります。



人にはそれぞれユニークな能力があり、その能力は自分の好きや価値観につながっているものであればあるほど、未来を広げることができます。



未来を広げるには、以前紹介した



想像(Imagination)
創造(Creation)
送贈(Relation)



という3つのソウゾウを意識していく必要があります。



そして、幸福にも質量があるのではないかと考えました。幸福観に近いです。




幸福の質量が変われば、幸福の形も変わっていきます。「今だけ、自分だけの幸福」はそんなに幸福の密度がないのかもしれません。家族のため、会社のため、大切な人のために、自分の能力を使い切ることが、未来を広げることになります。



幸福の質量が大きいのと小さいのとでは、どちらが良いかということはありません。自分の家族が健康であればそれで幸せという人もいます。ただ、幸福の質量が大きくなればなるほど、自分と他人との境界線が薄まり、感じる幸福感も違ったものになると思います。1人だけの幸福よりも、誰かを巻き込んだり、誰かの幸福につながることを考えたほうが、幸福の質量は大きくなると思います。



この幸福の質量を増やす、自分の望む幸福の形に変えていくために、今から出来ることは何でしょうか?






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自己犠牲的な働き型をしていませんか? [2022年04月04日(Mon)]
新年度が始まりました。

社会人になった方はおめでとうございます!
働いてお金を稼ぐということがどういうことか、少しずつ分かってくるのではないでしょうか?


働き方改革が進んだというニュースをよく見ますが、実際のところはどうなんでしょう?あなたの会社では、働き方に大きな変化はありましたか?



ドイツ人の労働時間はOECD加盟国の中で最も短く、日本よりも年間350時間短いです。サラリーマンの年間休日は約150日あります。にも関わらず、国民1人あたりのGDPや労働生産性は、日本よりもはるかに高いことを知っていますか?





私は10年ほど前、ドイツのデュッセルドルフに約1年間駐在しました。



今はどうか分かりませんが、当時はドイツでは平日夜8時以降と日曜祝日は原則お店を開けていませんでした。駅や公共施設の照明も日本と比べるとかなり暗く、パン屋で商品一つ一つを袋に入れるようなこともしません。DIYが当たり前でモノを大事に使う人が多く、リサイクル大国でもあります。サイクリングや自然を楽しむことが娯楽になっています。



みんなが不便をちょっとだけ我慢する社会、他人のサービスに期待しすぎない生き方がドイツにはありました。





ドイツの暮らしが全て良いというわけではないですが、おもてなし天国の日本では精神的に充実した生活を送れているのか考えさせられます。





ドイツでは、職人でも、清掃員でも、デザイナーでも、自分の仕事について、自分の言葉で語る人が多かったように思います。自分の仕事観というものを持っているのだと思います。



「生きることの一部に働くことがある」、



あるいは



「生きることと働くことは等しい」



という感覚です。好きだから、何か目的を持っているから、という理由で仕事を選びます。会社を選びません。







一方、日本の場合はどうでしょうか?



まず、「働く」ことと「生きる」ことの関係性を考えると、多くの日本人はいまだに、働くために生きている、お金や家族を養うために生きている側面が大きいと思います。つまり、自己犠牲的な生き方です。



「働くこと」が「生きること」の一部になってしまっているとも言えます。





それを「働くこと」「生きること」ことは自分にとってどんな意味があるのか?

どんな人生を送りたいのか?

そのためにどんな働き方をしたいのか?



そんな問題意識を持ち、試行錯誤していくと、自分の内面にも変化が出てきます。

そうして、自分自身との対話を通したり、組織や地域も含めた社会に目を向けられるようになったりすることで、「私」というもの際だってくるのではないでしょうか?






作家の石田衣良さんが、以前こんなことを書いていました。


自分の幸せや気分を、
この国や時代の在り方から切断すること。

ある社会に属し、メンバーとしての責務を果たしながら、
自由に自分の人生を企画すること。

公と私のバランスを再整理して、
私を強くしていくしかない。

この新しい生き方を自由でおもしろいと思うか、
不安で怖いと思うかで、
これからの人生の色合いは決まってくる。

ぼくはこんなにおもしろい時代はないと思うよ。

みんな、自分の居場所をつくって、
勝手にたのしみながら自分の仕事と遊びを始めよう。



自己犠牲的な生き方から主体性を持って自分の人生を生きる、そんな人がたくさん増えていってほしいです。

そのお手伝いをすることが私のミッションだと思っています。



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プレゼンで陥る罠とは? [2022年03月29日(Tue)]
3ヵ月前からオンラインであることを学んでいまして、そのコースも今月で終わりました。ほぼ毎日課題が提出されて、結構大変でした。でも、運営する側が時に厳しく、時にやさしく、参加者を上手に導いてくれました。やはり、自分1人で新しい取組みを習慣化させるのはかなり難しいですので、こんな風に継続できる「仕組み」を取り入れるのはポイントだと思います。



経営者やリーダーの方であれば、こんなことをしてみるとよいでしょう。

  • 毎日必ず、うまく行ったことと上手くいかなかったことの言語化をする。
  • メンター(コーチ)をつけ、定期的にチェックしてもらう時間を持つ。
  • 価値観や目標が近い人たちのコミュニティーに参加し、仲間を巻き込む。



それぞれ、自分自身・専門家・仲間を活かす方法です。





大人になると、子供の時のように毎日が新鮮で、新しい発見ができなくなるでしょう。でも、日々の小さな工夫の積み重ねで、新しいチャレンジも出来るようになるでしょうし、一日を丁寧に過ごすことが出来ると思います。



*



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プレゼンで陥る罠
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コロナ禍が日常になりつつあり、テレワークやオンラインでの会議が増えた方も多いと思います。私もzoomを使ったオンラインでの会議が増えました。画面越しに話をするのは、いまだに慣れません。何か、言葉のエネルギーが弱まって相手に伝わる印象がありますし、目線の置き所の難しさや相互の反応が見えにくいと思います。



あなたははいかがですか?オンライン上でのコミュニケーションが増え、以前と比べ何が変わったと思いますか?





先週、仕事がらみで2つのオンラインセミナーに参加しました。



一つは、中小企業の生き残り戦略についての講演でしたが、とにかくつまらなかったです(笑)。全く、耳に入りませんでした。何がダメだったかと言えば、講演者がどこかの大学の教授だったのですが、話し方が偉そうで高圧的でした。



「教えてあげよう」
「私の言っていることは正しい」



という空気がプンプンと出ていました。



この教授は自分の話す内容をいろんなデータや資料を使って納得させようとしていましたが、話があちこちに飛び、
一方的にまくしてるので、聞く側がプレゼンの内容を咀嚼する余裕もなかったです。2時間のセミナーでしたが、30分で退出させて頂きました(笑)。





もう一つのセミナーは、講演者が冒頭にこんなことを言ったんです。



「すみません。先週から体調を崩していまして、今日のプレゼンの準備があまり出来ませんでした。内容がイマイチかもしれませんが、ご了承下さい。」



といったことを話しました。



一瞬、「えっ!?」と思いました。友人同志ならそんなことを言ってもいいでしょうが、ビジネスの場面で、参加者が時間を割いて聞きたいことは何なのでしょう?



プレゼンのテーマをアナウンスして、そのプレゼンの内容に期待している参加者に応えるために何をすべきかを考えるのが、講演者の最低限の礼儀だと思います。厳しい言い方かもしれませんが、本人の体調は参加者にとっては関係のないことです。



もし、あなたが仕事で会社の命運を左右するようなプレゼンがある時に、風邪を引いていることを先方に伝えるでしょうか?集中すべきことは、「自分が伝えたいことを伝えきる」ということではないでしょうか?



2つ目のプレゼンの内容も、スライドが異常に多く、スライドに書いたそのまま言葉を読んでいるので、全く意味のないものでした。



*



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「伝え過ぎずに伝える」
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昨年大学生向けにワークショップを行ったときに、プレゼン資料を作成しました。経営学部の大学生が、地域のお店や事業所の課題を解決しようというテーマの中で話が進んできたようです。



会社としては売上減少や地域とのつながりが希薄になってきている。
まちの子供たちは、商店街で買い物をしない、街の人を知らない、街への愛着がない。


などの現状を踏まえて、今回は、学生が地域の企業と連携しながら環境問題についてワークショップをしたいので、
当社へ資源リサイクルの現状などについて知りたいというお話がありました。



事前に学生からはSDGsや温室効果ガス、ペーパレスの是非などについて、質問事項をもらっていましたが、枝葉末節にとらわれているように感じました。ですので、まずは今の世の中を象徴するキーワードを考えてもらったり、「資源とごみ」の境目は何かといった構造的な話をしてみました。また工場を実際に見学させると、集まる古紙や古着の量に圧倒され、目を輝かせてはしゃいでいました。百聞は一見にしかずですね。





ただ、伝え過ぎてはいけないなと反省もしました。伝え過ぎずに、でも相手に伝えきるために、何ができるか考えていきたいです。言葉と言葉以外のもので、理解し、感じてもらうために、こちらは「何」をつたえるべきなのか?



プレゼンの内容そのものよりも、むしろプレゼンという場を通じて、参加者同士の関係性の変化だったり、思考の交換だったり、そういうものの方が大切なこともあると思います。





あなたは、プレゼンや相手に提案する時に、意識していることは何ですか?オンラインでのコミュニケーションが増えた今だからこそ、真剣に考えるべきことではないでしょうか?



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未来を引き寄せる具体的な方法 [2022年03月24日(Thu)]
前回は、未来を考えることについて書きました。



多様な価値観が溢れる世の中では、数年先を見通すことも難しく、未来を考えることがなかなかできない。経営者であれば、めまぐるしく変わるビジネス環境の中で、会社の方向性を決めていくのは非常に難しいと思います。私も日々実感しています。



それでも、「未来」をつくることができます。目的、選択肢、覚悟を明確にしていけば、未来は開けてきます。「未来」をつくるには3つのソウゾウが必要です。



1. 想像(Imagination)
他者への関心や、世の中の問題への好奇心です。想像力をどれだけ持つことができるかによって、「未来」の形も変わります。社会や顧客のどんなことが気になりますか?ずっと変わらない問題は何ですか?その理由は何ですか?



2. 創造(Creation)
想像力を働かせたら、自分なりに表現をして、世に問うていきましょう。正しいか間違っているかなんて関係ありません。「哲学とは概念(コンセプト)の創造」だという言葉があります。あなたのビジネスではどんなコンセプトを世界に創造していきたいですか?



3. 送贈(Relation)
自分で思考し、表現をしていくだけでは十分ではありません。あなたが創造したコンセプト、つまりギフトを弱者や必要としている人に届けましょう。自分のためだけではなく、誰かのために未来をつくりましょう。5年後、10年後、100年後に残したい価値はどんなものですか?どんな世の中だったら、後悔なく死ぬことができるでしょう?



*



何となくわかったけれど、イマイチしっくり来ない方も多いと思いますが、今回は未来をつくるには、具体的に何をしたらよいかを考えてみます。





未来とは、今この瞬間の1秒後、1日後、1年後、100年後なわけですが、どうすればよりよい未来になるのでしょう?いくつかのアイデアを挙げますね。



1. 問いを立てる
まずは、問いを立てることです。それも良い問いを立てること。良い問いは、感情や行動にプラスの変化を与えるものです。



「実現することで何を得たいのか?」
「何があれば実現できるか?」
「具体的にできることは何か?」
「どんな考えが自分の行動を止めてるのか?」



その辺りから、いろんな問いを立てること。それが未来をつくる起点になると思います。



2. 期待値を上げる
これは自分に対しても相手に対してもです。今している仕事に対して、



「自分ならもう少し出来るはずだ」
「あなたならもう少し出来るはずだ」



とストレッチさせてみましょう。



あなたが上司であれば、部下に対して辛い仕事ばかり押しつける前に、あなた自身が一番動き回って結果を出すことが大前提です。



3. 全体に貢献する



プロ選手であれば、自分の武器になる技術や考え方を誰かにシェアするなんておかしいと思うかも知れません。しかし、ダルビッシュさんは、野球界全体のレベルアップになるのであれば、全然構わないと言っています。



これは、未来につながる考え方ですね。



4. DIY精神を育む
とにかく今は、動かないです。ネット社会とコロナ禍が重なり、手足を動かす機会も頭を動かす機会が一気に減っています。考えなくても生活できる環境があります。そうすると未来はつくりづらいでしょう。



フィンランドでは、小学校の子供たちはどんなに寒くても外で遊ぶ時間をとるそうです。自分たちは「そういう環境で生きている」ということを体感覚で覚えるのでしょう。また、遊具をつくったり触ったりする時間も大切にしているそうで、自分の感覚というものを小さい頃から育んでいるそうです。日本では、禁止事項ばかりで冒険をさせない、なるべく安全な環境を用意してあげるという風潮が強いよう思います。



他にもいろいろアイデアは考えられますが、総じて言えば、



未来というのは「共有感」をつくること



なんだと思います。





あなたが誰かと共有したい世界はどんなものですか?その世界をつくるために、今からできることは何でしょう?一つ一つ言語化し、行動しながら形にしていきましょう!



リーダーシップを持って自分らしい生き方を実現するあなたいっしょにより良い未来をつくっていきましょう!





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