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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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人を支える[2026年09月28日(Mon)]
先日、「社会福祉士」資格取得に向けた、スクーリングを受講する機会がありました。
その際に参加した「グループワーク」で向き合ったのは、高齢の母と引きこもりの息子,重い病を抱えながら暮らす男性など、それぞれに異なる人生の背景を背負ったケースでした。
資料に記された短い言葉の向こうには、長い年月の葛藤や、誰にも言えない苦しさ、それでも懸命に今日を生きようとする一人ひとりの姿がありました。
話し合いを重ねる中で、私の心に強く残ったことがあります。
それは、困難を抱える本人だけに答えを求めるのではなく、その人を取り巻く家族や地域,支援者,関係機関とのつながりに目を向けることの大切さです。
人は、決して一人だけで生きているのではありません。
たとえ今は細く見えるつながりであっても、丁寧にたどり直すことで、孤立していた心に光が差し込み、新たな一歩を支える力へと変わることがあります。

振り返れば、私自身、日々の業務の中で問題が起きると、目の前の当事者にばかり意識を向けてしまうことがありました。
「本人にどう変わってもらうか」「どうすれば問題を解決できるか」と考えるあまり、その人が歩んできた道のりや、そばで支えてきた人、まだ気づかれていない力にまで、十分に目を向けられていなかったのかもしれません。
支援する側の視野が狭くなれば、知らず知らずのうちに、本人が持つ可能性まで狭めてしまいます。そのことに気づかされた時間でもありました。

大切なのは、支援者が答えを与えることではなく、本人とともに、支えとなる人や場所を探し、その人自身がもう一度、自分の力を信じられるように歩むことです。
家族や関係者と力を合わせ、一つの見方にとらわれず、その人の声にならない思いにも耳を澄ませる。
そうした関わりの積み重ねが、「自分は一人ではない」「自分にもできることがある」という小さな自信を育て、やがて自らの人生や仕事に誇りを持つ力につながっていくのだと思います。

「人を支える」とは、その人の弱さを補うことだけではありません。
その人の中にある強さを信じ、周囲とのつながりを結び直しながら、再び前を向く力をともに見つけていくことです。
私もまた、目の前の一人を「問題を抱えた人」としてではなく、かけがえのない人生を歩む一人の人として見つめ続けたい。
そして、誰もが「自信」と「誇り」をもって働き、生きていけるよう、支援者としての自分の在り方を問い続けていきたいと思います。
初めての施設外就労支援[2026年09月21日(Mon)]
9月、施設外就労支援員として シーパック商事�鰍ヨ異動となり、私は大きな不安と緊張を抱えながら初日を迎えました。
これまで、担当する従業員(利用者)の皆さんとは、法人のイベント等 限られた場面でしか接点がなく、日々の仕事の現場で どのような関係を築いていけるのか、正直なところ戸惑いもありました。
けれども、その不安はすぐに和らいでいきました。
皆さんが自然に声をかけてくださり、作業の進め方についても 丁寧に教えてくださったからです。
その一つひとつの言葉や姿に、私は迎え入れてもらえたような温かさを感じました。

作業に向き合う皆さんの姿から、私がまず感じたのは 「任されている」 という確かな意識でした。
言われたことをこなすだけではなく、自分の役割を理解し、周囲を見ながら主体的に動いておられる。
その姿はとても頼もしく、同時に、支援員である私自身のあり方を問い直させるものでした。
「一緒に頑張っていけるだろうか」「足を引っ張ってしまうのではないか」という不安は、次第に「一日も早く皆さんとの信頼関係を築きたい」という前向きな思いへと変わっていきました。

先日、何気なく目にしたチラシをきっかけに、毎週届く『食べ比べ定期便』を購入しました。
届いた商品は、私が担当する施設外就労先の企業で、京都フォーライフの従業員(利用者)の皆さんが 加工に携わったものだと 知ったことがきっかけです。
普段、支援の現場で見ている仕事が、消費者である自分の暮らしの中に届く。
その体験は、私にとってとても新鮮で、不思議な感動を伴うものでした。
作業の先には、商品を楽しみに待っている人がいる。
誰かの手に渡り、誰かの生活を少し豊かにしている。
そのつながりを実感したとき、皆さんの働きが持つ意味と価値を、改めて深く感じました。

働くことは、収入を得るためだけのものではありません。
自分の役割を果たし、仲間と支え合い、社会の中で必要とされていることを実感する営みでもあります。
だからこそ、従業員の皆さんが日々を元気に過ごし、「自信」と「誇り」をもって働き続けられる環境を整えていきたいと思います。
そして私自身も、皆さんから信用され、安心して頼っていただける支援員となれるよう、一つひとつの関わりを大切にしながら、これからも学び続けていきます。

人との繋がりが育てる、自信と誇り[2026年09月15日(Tue)]
京都フォーライフに入職し、早いもので今年 4年目を迎えました。
この間、多くの従業員(利用者)の方々と日々を共にし、作業の場面だけでは見えてこない、それぞれの表情や思い、歩んでこられた時間に触れる機会をいただいてきました。

支援する立場として関わりながらも、私自身が教えられ、励まされ、支えられてきたことの方が、むしろ多かったように感じています。
日々の作業の中で交わす何気ない会話、休日の過ごし方や趣味の話、ふと見せてくださる笑顔。
その一つひとつが、職場を単なる「働く場所」ではなく、人と人とがつながり、自分らしく過ごせる大切な居場所にしているのだと思います。

中には、外出先で撮影した写真を週に一度、私と見せ合うことを楽しみにしてくださっている方もおられます。その時間は、作業の成果だけでは測ることのできない、その方の暮らしや喜びに触れられる、私にとってもかけがえのないひとときです。
職業指導員として、作業面での助言や支援はもちろん大切です。
しかし、それ以上に大切にしたいのは、「この人は自分のことを見てくれている」「ここにいてよいのだ」と感じてもらえる関係を築くことです。
その安心感が、やがて仕事への意欲となり、自分にもできるという自信につながり、さらに「自分の仕事が誰かの役に立っている」という誇りへと育っていくのだと信じています。

これからも、従業員(利用者)の方々一人ひとりとの繋がりを大切にしながら、それぞれが日々の仕事の中で小さな達成感を積み重ね、自信と誇りをもって働くことができるよう、心を込めて支援に取り組んでまいります。
信頼を育てる[2026年09月07日(Mon)]
私たちが日々の支援の中で大切にしているのは、働く一人ひとりが、安心して自分の力を発揮し、その仕事に「自信」と「誇り」を持てる環境を守り続けることです。
支援の現場で交わされる何気ない言葉や態度は、時に人の心を支え、前に進む力になります。
一方で、その受け止められ方によっては、相手の心に不安や痛みを残してしまうこともあります。
だからこそ、今回寄せられた声を、単なる確認事項としてではなく、私たち自身の支援のあり方、そして人と人との関わり方を見つめ直す大切な機会として受け止めました。

先般、当法人の役員宛てに、支援の現場において虐待が疑われる事案に関する報告が寄せられました。
当法人では、その報告を重く受け止め、直ちに関係者による事実確認を行いました。
その結果、現時点において、虐待に該当する事実は確認されませんでした。
しかし、事実として確認されなかったことをもって、そこに 「全く問題がなかった」 と受け止めるものではありません。
大切なのは、訴えの背景にある「苦痛」や「不安」、そして「不信」に丁寧に向き合い、その声を、支援の質を高めるための大切な気づきとして受け止めることです。
その積み重ねこそが、安心して働ける場所をつくり、人が自分らしく力を発揮できる土台になるのだと思います。

このことを踏まえ、支援者相互ならびに従業員(利用者)に対する呼び捨て,命令口調,威圧的・高圧的な言動等を禁止し、相手の尊厳を守る言葉遣いと関わり方を、組織全体で改めて徹底していくことを確認いたしました。
日々の支援の中では、相手に敬意をもって言葉を選ぶこと,忙しさや緊張感の中でも不安や萎縮を与えないよう心を配ること,そして表情や声の大きさ・言い方が相手にどのように届くのかを常に意識することを、職員間で確認し合ってまいります。

また、不適切と思われる言動や、訴え,不満等を確認した場合には、速やかに責任者へ報告し、記録と共有を徹底します。
小さな違和感を見過ごさず、声にされた思いを組織全体で受け止めることが、再発防止と信頼回復への第一歩になると考えています。
併せて、申出受付体制、調査体制、再発防止措置等を含めた規程の見直しを早急に進め、安心して声を上げられる仕組みと、互いを大切にしながら働ける職場づくりを一層強化してまいります。今回の出来事を、組織としての責任を改めて見つめ直す機会とし、従業員一人ひとりが、自分の仕事に「自信」と「誇り」をもって歩んでいける環境づくりに、これからも真摯に取り組んでまいります。
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